つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

石巻の和久魚問屋

2011年08月27日 | 日記
                  1月11日に撮影した石巻漁港の「和久魚問屋」

石巻の躰道協会の後援者である阿部和久会長の会社「和久魚問屋」は、石巻漁港の前に位置していた。
今年の1月に仙台へ行った折に、足を伸ばして仙石線に乗って石巻まで行き、駅から歩いて石巻漁港まで行った。
石巻漁港に勤務をしている志摩喜代一さんを尋ねていったので、そのついでに近くの和久魚問屋の事務所へ立ち寄った。

和久会長は不在であったが、奥さんの保子さんが事務所にいた。
ストーブに暖まりながら、石巻さかな躰道大会の思い出話に盛り上がっていた。
後援者の奥さん方がホテルに宿泊していた私たちの部屋のテーブルの上には籠に盛ったクッキーの詰め合わせが置いてあり、そして「本日は遠く石巻までお越しいただき有難うございます」とのメッセージが添えられていた。
子供たちが多く躰道の練習をしている石巻のお母さんたちは、大会運営を一生懸命にサポートしていてくれた。その中心に立っていたのが阿部会長夫人の保子さんであった。

志摩さんが見えて、その和久魚問屋の事務所を後にして石巻の駅に向かった。
その後、和久魚問屋は3月11日に発生した東日本大震災の大津波に呑み込まれて跡形も無くなってしまった。
そんななか、阿部和久会長と奥さんは何とか難を逃れて生き延びた。
志摩さんから連絡を受けてほっと胸をなでおろした。
大津波を受ける前の和久魚問屋の貴重な写真である。

(8月27日記)
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