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農業について

2005-08-22 10:36:35 | Weblog
マクロビオティックを実践する上に、自然な農作物は欠かせません.自然は自然のエネルギーの秩序のままに生命の秩序を生み出します.私達はそれを取り入れることで、私たちのからだの仕組みを機能させることが出来るのです.人間の体の仕組みは自然の秩序に沿って出来ています.人間は自然の一部です.不自然な物を取り入れると、それを自然の秩序に戻そうと体は機能し始めます.それが私たちの病気であり、異常です.
自然な物を取り入れる事は体に負担をかけませんし、自分が自然の一部であることの記憶も呼び覚ましてくれますよ.

農業を製造業と思ってはなりません.農作物を工業製品と思ってはなりません.私たちの一部なのですから.農作物、つまり食物を買うということは、経済活動でも消費活動でもありません.自分の命を買い足しているのです.農業にもっともっと誠実でなければならないと思います.

私達人間は一人一人が体内に畑を持っている農夫だと思います.動物はポータブルの畑を持っている植物といえるかもしれません。私たちの根っこは腸の絨毛組織です.動物は体内の畑に大地を取り入れなければなりません.どういう状態の畑の土か、どういう土が一番適当なのか、季節に合わせて畑の状態を考えなければ、収穫は期待できないのです.

農業は生命の働きです.私たちは生きている以上農夫です.消費者は農業生産者に続いている第二次農業生産者です.そのつもりで農業という物を見なければいけないのではないかと思います.そうは思われませんか?

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