inspiration-macrobiotique・随想古事記

マクロビオティックインスピレーション・随想古事記・日本語と歴史・バベルの塔・日々雑感

猫のおこぼれ

2008-01-23 10:54:06 | Weblog
我が家のシマ猫ちゃんは年寄りです.何度か死にかけたようになっては生き延びています.このところ嚥下障害がひどくなって、直ぐに喉かどこかに引っ掛けます.その度に後ろ足で立って前足で口元をこすりこすりの大騒動です.それに好き嫌いが激しくなりました.元々猫は子猫の時に食べたものしか食べない傾向にあります.野生の掟でしょうか.ドライフードはダメ!缶詰もダメ!とばかりにお腹が空いている筈なのに『フン!』と行ってしまいます.

その上、嚥下障害!!食べるのはお魚かお肉.一番の好物は今のところアジです.ですが我が家はマクロビオティック!?そんなにお余りがあるわけではありません.そこでシマ様にアジを買ってくる羽目になります.平戸は海の幸なら困りません.皿盛の豆アジを買ってきます.一盛に、10センチ、15匹くらいのアジで二、三百円というとこでしょうか.それを何しろ嚥下困難ですから、ひっかかったら大変、吐き散らかされて、散々です.生は背びれ、腹びれなどについている尖ったとげを取りにくい・・・なれば水煮して・・・腸も栄養のバランス上食べさせるために丸煮です.水煮をすると骨がよく取れます.平戸など海岸では値段に鮮度は余り関係ありません.好きな人はこの豆アジを『セギリ』といって骨ごと刺身にして食べるくらい鮮度がいいものです.肉食動物にとって腸は最高の栄養です.シマも身は残すことがあっても、腸は決して残したりしません.

そんな豆アジを昨日も買って来ました.みれば15センチくらいのアジが混ざっているではありませんか.そういう訳で昨日の夕ご飯は久しぶりにアジの塩焼きを食べました.夫は2匹、私は1匹、おろし大根たっぷりに酢橘を付けて.まさかメインディッシュがシマネコちゃんのおこぼれだとは夫も気がつかなかったことでしょう.
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする