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平戸便り7

2012-08-24 07:34:38 | 平戸
以前にご紹介したことのある平戸のザボン園で蜂蜜ができたとかで、出来たてのセットを高校の先輩からいただきました。ザボンの花だけの蜜とザボン開花三分までの混合蜜と・・・・・すらっとした瓶に入っていてとてもきれいです。ちょっと味見をしました。ザボンだけの蜜は、独特の香り成分を含んでいて、ジャスミンに似た苦味があります。あの白い楚々としたかわいらしい花からは想像もつかない孤高な苦みです。でも近くで見るザボンの花は、なるほど高貴です。ジャスミンがお好きな方は、多分とりこになるのでは・・・・・と思います。混合蜜は『百花(ひゃっか)』と名付けられて、穏やかな一般向けの味です。

日本からミツバチがいなくなるのでは・・・・・と危惧されています。このザボン園は農薬を使っていません。ミツバチの持ち主から一年を通して置いてくれと頼まれたそうです。農薬の心配のないところが少なくなってきているのだそうです。このザボン園はとても貴重です。子供のころミツバチを捕まえて遊んだことがあります。別にどうすることもなくただ両手を膨らませてミツバチをブンブンいわせて、しばらくして放すだけです。刺されたことはありません。

これも子供のころ裏庭にあった大きな古木のうろにミツバチが巣をかけていました。食糧難時代のこと、近所の大きな子供が蜂蜜なめたさに幼い私と弟を仲間にして、竹竿でその巣をつつき蜂蜜をなめました。柿本の両親宅の勝手口には、スズメバチが大きな巣をつくっていました。カチカチ音をだしながら飛び交ってぶつかりそうになったこともありましたが、さされたことはありません。スイカくらいの大きさになった頃、イタチかテンの餌食になってしまいました。蜂には何かまだ未解明のルールがあるに違いないと思います。


このザボン園はNPO法人『ひらど(平戸)遊学ねっと』が経営しています。商社マンだった先輩が、定年退職後故郷に戻り立ち上げられました。過疎化により打ち捨てられる以外ない荒廃した故郷の土地を再生しておられます。そのようなザボン園を手入れし復活させるのは、並大抵の苦労ではありません。炎天下毎日草刈で果樹園としての体裁を整え、下払い、剪定、やっと収穫できそうになった途端、虫にやられたり・・・・・収穫も大変です。ヒノキ林に囲まれていたため、上へ上へと幹を伸ばしたザボンの実は頭上はるかにあるのです!!!NPO法人設立も大変でした。毎日の只働きの上に、書類を提出しなくてはなりません。過疎の地はただでさへ人材不足・・・・・この先輩とそのお仲間の熱意なしには到底無理なことだったろうと思います。

そして画期的なアイデアだったと思いますが、以前ご紹介したことのある『ザボンオーナー制度』、これは一年間二万円のオーナー出資制度です。どなたでも申し込めます。これで無農薬のザボン園が存続できますし、ミツバチも生き残れます。どうぞご希望の方はお申し込みください。特典はその木になったザボンがもらえます(送料は負担)。今年は豊作で1本に100個以上ついているそうで、摘果と上等そうなのには袋かけだとか・・・・・オーナーはザボン園見学も可能です。お花の季節にお出かけになっても素晴らしいと思います。遊覧船で平戸めぐりもできます。遊学ネットで手配してもらえると思います。

それに一番新しい高倉健さん主演の映画『あなたへ』は、高倉健さん演ずる主人公が亡き妻の故郷平戸を訪ねるお話だとか・・・・・時宜にかなっていませんか???平戸はこれからあごの季節・・・・・今年はあごが獲れるでしょうか?

蜂蜜も注文できます。200g入り2本のセット(箱入り)で、ザボン蜜だけが5000円、ザボン蜜と百花蜜で4000円、百花蜜だけで3000円です。送料は送付地域によって多少の違いがあります。今年が採取初年なので、200本作ったそうです。まだ注文頂けると思います。

          NPOひらど遊学ねっと
          0950‐22‐4372

ブログのブックマークにもありますので、インターネットで見ていただけます。




それでは今日も:

     私達は横田めぐみさん達を取り戻さなければならない!!!



コメント (2)
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