テレビを見ていると、私の(厳密に言うと、先人から私が受け継いだ)『五色人説』の裏付けに出会うことがよくあります。そのたびに『やはり!』と嬉しくなるのですが、今回は『宇賀神』・・・・・なんだとお思いでしょうか。
実はこれは京都のお菓子なんだそうです。その番組はどうやら再放送だったらしいのですが、京都の妙心寺の東林院の開山供養のためのお供えなのでそうです。それが『宇賀神』と呼ばれていて、なんと二本の角の形をしているんです。『宇賀神』だから角の形に作ったのか、角の形だから『宇賀神』と呼ばれるようになったのか・・・・・これはまだわかりませんが、『うか(うしか)』の神(祖)スサノオノミコトと何がしかの関わりがあるか、あるいはスサノオノミコトに連なるアイデンティティがあって、巨大な『角』をお供えしているに違いないと思います。
私達日本人は五色人をおしなべて『大和民族』を作り上げるという英知を持って多民族を融合しました。それでも埋もれたように残っているこうした名残に触れて、自分の血の中にある区別と融合とを祖先の苦労と功績として感じて生きたいと思います。