inspiration-macrobiotique・随想古事記

マクロビオティックインスピレーション・随想古事記・日本語と歴史・バベルの塔・日々雑感

昨日のこと

2011-03-04 08:39:30 | Weblog
買い物帰りの交差点の信号が変わった瞬間、目前で横断歩道の左側最前線の女の人が車に飛ばされました。何が起こったのかその事態を理解するのに数秒かかりました。車は大してスピードを出しては無かったと思います。それでもどーんというかボーンというか音がして、女の人が2名はねられました。若者があわてて3名降りてきました。そしてその車はのろのろと動きだし、対向車線にあるバス停に停まっているバスに突き当たりました。倒れている女の人がその下にいて、向こう側にいた人々のひきつった叫び声が聞こえました。運転していたらしい若者が放心のていでその女の人のわきに膝まづいていました。

その横断歩道は自宅側も自宅に向かう側もかなり危険で、車が飛び込んでくる可能性のあるラインより後ろで何時も待つようにしています。それでも日常の慣れは恐ろしいものです。私のようにたった2年ほどしか経っていない者と違って、信号が変わった瞬間に出て行く人、変わるのを予想して動き始める人、向かい側のバスに乗ろうと急ぐ人、様々な人々であふれています。東京では運転をしない私ですが、それでも運転の危険は知っています。人身事故を起こしたことはありませんが、どういうわけかバックしていて車の後部バンパーをヘンスにぶっつけたことがあります。自分で訳が分かりませんでした。『えええ・・・・・??』見えていなかった、気がつかなかったと言えばそれまでですが、事故というのはそういうものだと思います。

思いもかけず被害に遭われた女の方、加害者となった善良そうな若者、両方がお気の毒でショックだったのか重苦しい夜を過ごしました。それにしても救急車がなかなか来ませんでした。というより主人によると東京の消防署はなかなか連絡がつかないのだそうです。余りに業務が頻繁過ぎて電話が混みすぎ通じないのだそうです。『ただ今・・・・・あとでおかけ直しください』とのアナウンスが流れる始末らしいのです。こんな救急の時に役に立たないような状況ですから、緊急との診断が無い場合は有料制にしてよいと思います。『それでも』という覚悟のある場合だけ救急車を呼ぶようにすれば、こんな一刻一刻が命にかかわるような場合に役に立つのではと思います。

意識が薄れていく被害者の方を必死に励ましている方がいました。どんなだったのだろうと案じられます。どうか回復なさいますように・・・・・・加害者の若者のためにも生きていてほしいと願わずにはいられません。どちらの立場にもなりうる私達の日常を考えると両方に同情を禁じえません。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ヒレフリ山教室訂正 | トップ | 新年度の教室 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
他人事とは (T・Koga)
2011-03-09 13:29:46
私は車で通勤してます。月に2000キロ、年間約2万5000キロ走ります。44年間で物損事故は何度かありますが人身事故は幸いありません。ドキッとしたことは何度もあります。運転する時は心穏やかにするようにしてます。無謀運転者は別として、事故は、おこすほうも遭うほうもお互い不幸です。1秒の差で遭う遭わなの違いがでてきます。どうしても運転者が不利になります。お互い気を付けたいものです。ところで免許とれたんですか?
返信する
そうですよね (k.fukae)
2011-03-10 09:23:24
そんなに乗るのですか。これからもどうぞ気をつけて無事でいてください。私は運転免許を貰って20年余りです。田舎に住んでいると、夜中にタクシーもいません。年老いた両親のもとに駆けつけることすらひとりでは出来ない事に危機感を感じてとりました。

初めて自動車学校に行ったときには、教官から「乗って!」と言われて助手席に乗り呆れられました。まさか最初から自分で車を動かすとは思いませんでした。ゴーカートを運転したこともなかったんです。

それでも何とか上達して初めて路上に出た時には、背中と手のひらは汗びっしょりでした。あんな汗のかき方をしたのは生まれて初めてでした。そうこうしながらも卒検は教官の公安委員による調査と重なって厳しかったのか、倍率5倍(?)のなか、ひとりだけ卒業しました。そして『鉄の心臓』とか言われてしまいましたよ。

卒業したらもっと厳しい自動車学校が待ち受けていました。夫が自発的に教官になって訓練が始まってしまいました。「分かっているから言わないで」と内心叫びながら、有難迷惑の第二次自動車学校を卒業しました。夫の免許を貰った後最初の仕事は、私の伯父の家へ(志佐)往診に行く舅を乗せていくことでした。舅も大胆です。運転初心者の私を、道を知っているからという理由だけで運転手にしたのですから・・・。

そういうわけで私はゴールドカードです。最初期待したカードと違って、たった一本の金のラインが入っているだけのカードですが・・・。でも夜の運転は怖くなりました。目のついていけるスピードが格段に落ちました。夜は運転しないようにしています。最遠佐世保までしか運転しません。安全に気をつけます。

返信する