京都東山七条にある「智積院(ちしゃくいん)」。いままで聞いたことない寺院だが、千利休が好んた庭園という文句に惹かれ猛暑のさ中訪ねた。山は「廬山」を、池は「長江」をモデルにして造られた庭というお墨付きが、重い足どりを踏ん張らせてくれた。
講堂の参拝経路の最初に宝仏殿収蔵庫がある。この中には長谷川等伯並びに一門が描いた国宝の「桜図」「楓図」をはじめとする桃山時代の数々の障壁画が収められている。
この収蔵庫のドアを開け入ると、驚くこと小生ひとりだった。これらの国宝障壁画を独り占めすることに脚はすくんだが、恐悦至極な体験をさせていただいた。
そのあと大書院へ。ここから眺める庭園を利休も好んだのか、と。さすが、これが名勝と言われ庭園とうなずくも薄識では理解も乏しい。ただ、廬山と長江の縮図を想像した。
山の中腹から垂れ下がる百日紅にピンクの花が咲き誇っていた。この美しさは、日本人の感性を揺らすもののような気がする。
もうひとつ目が釘付けになったのが、大書院の障壁画である。桜楓図のうちの桜図の複製障壁画に圧倒された。
ここでもひとり佇み、障壁画を背に庭園を眺める至福の時をもった。なにも考えることなくただ坐って。
講堂の参拝経路の最初に宝仏殿収蔵庫がある。この中には長谷川等伯並びに一門が描いた国宝の「桜図」「楓図」をはじめとする桃山時代の数々の障壁画が収められている。
この収蔵庫のドアを開け入ると、驚くこと小生ひとりだった。これらの国宝障壁画を独り占めすることに脚はすくんだが、恐悦至極な体験をさせていただいた。
そのあと大書院へ。ここから眺める庭園を利休も好んだのか、と。さすが、これが名勝と言われ庭園とうなずくも薄識では理解も乏しい。ただ、廬山と長江の縮図を想像した。
山の中腹から垂れ下がる百日紅にピンクの花が咲き誇っていた。この美しさは、日本人の感性を揺らすもののような気がする。
もうひとつ目が釘付けになったのが、大書院の障壁画である。桜楓図のうちの桜図の複製障壁画に圧倒された。
ここでもひとり佇み、障壁画を背に庭園を眺める至福の時をもった。なにも考えることなくただ坐って。