昨日、いままでに観たことがない絵画展にいった。
場所が「大阪ザ・シンフォニーホール」。クラシック音楽の殿堂といわれているところでの、一日のみの絵画展。しかも千数百人が入る大ホールが会場である。その舞台に「BLACKUT/WHITEOUT」といわれる絵画18点が並んでいるだけ。舞台に上がって観るのもよし、観客席の最後尾から臨むのもよし。様々な観方を楽しめる比類なき奇妙な演出に度肝を抜かれた。ライトは舞台上のみで、観客席は闇に包まれていた。
美術家・山口和也氏の「絵画というリサイタル」である。 このリサイタルは“生きる鼓動を奏でた絵画” という表現がなされていた。「歩く音」、「激しく響く鼓動の音」がホールに響きわたる。18点の小さな絵が、その鼓動音を奏でているようだった。
リポート&写真/ 渡邉雄二
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