河原町で下車、地上に上がると祇園囃子が四条通りに鳴り響いていた。たまたま四条通りを東に進む「社参行列」にでくわした。
よく見ると長刀鉾稚児(なぎなたほこちご)が立烏帽子水干姿(たちえぼしすいかんすがた)で従者を従え、騎馬にて八坂神社への詣で行列だった。
稚児は、17日の巡行まで身を慎み、巡行時は長刀鉾正面に乗り、太平の舞を舞う。
河原町で下車、地上に上がると祇園囃子が四条通りに鳴り響いていた。たまたま四条通りを東に進む「社参行列」にでくわした。
よく見ると長刀鉾稚児(なぎなたほこちご)が立烏帽子水干姿(たちえぼしすいかんすがた)で従者を従え、騎馬にて八坂神社への詣で行列だった。
稚児は、17日の巡行まで身を慎み、巡行時は長刀鉾正面に乗り、太平の舞を舞う。
公募によって作り上げられたワークショップフェスティバルも今年で13年目になるという。今年も大阪市と西宮市の二都市で、アートや音楽、伝統芸能など、約130種類のワークショップが7月27日から8日間に渡って開催される。
どのワークショップを選んでも、受講料はワンコインの500円。13年前から変わらない参加料金で体験ができる、全国でもユニークなフェスティバルである。
小生もこの間、4、5回講座を開講させていただいている。最初の1回目から「仏画曼陀羅アート」講座で多くの受講者とともに楽しませていただいてきた。今年も8月3日午後5時半から7時までの90分、大阪府立江之子島文化芸術創造館で行う。
お時間があれば、ぜひお運びください。
内容は、まず呼吸をととのえ瞑想からはじまります。
一枚の和紙に思い思いの仏画を写し彩色、
そして仏画の周りに般若心経を書いていきます。
唯一無二の小さな曼陀羅。
それが自身の加護札になり、平安への一歩につながるものに。
さらに、想像力をひろげる、無心の一枚になるはずです。
いままでにない、おもしろいチャレンジになるはずです。
DOORSのHP https://www.iwf.jp/13osaka/item_890.html
教室の紹介 https://nagomian.blog.so-net.ne.jp/2019-06-24
昨日、白沙村荘橋本関雪記念美術館と文人煎茶・一茶庵共催の煎茶会が行われ、手伝人として参加した。梅雨晴れの日曜日、午後1時30分から4時まで美術館と存古楼(ぞんころう)に分かれ2席行われた。
美術館では、大正7年に描かれた、関雪の名作といわれる「木蘭(ムーラン)」をガラスケースから取り出し、関雪のお孫さんにあたる橋本家御当主橋本眞次氏が “関雪の世界” を朗々と披ろう。そして関雪がこよなく愛した煎茶を来場者とともに堪能。
この「木蘭(ムーラン)」の話になると、ご当主も力が入る。中国に伝わる民話で老病の父に代わり、娘の木蘭が男装して従軍、各地で勲功を上げ続け、自軍を勝利に導いて帰郷するというストーリーのもの。帰郷の途につく木蘭と従者が、馬を休ませている場面。従者から少し離れた木陰で兜を脱ぎ、束の間少女の優しい顔に戻る木蘭が鮮やかな群青の衣服で描かれている。
一方、存古楼では、一茶庵宗家嫡承 佃梓央氏が、関雪とも交わりのあった、近代中国の大文人・呉昌碩(ごしょうせき)の名筆を、やはりガラスケースから取りだし、見て、読み解き、呉昌碩を通し関雪の文人画家として生き様を紹介した。この席では極上の玉露がしみる一席となった。
久々の着物に動きが鈍ぶったが、大文字を借景に眺める庭は、京独特の蒸し暑さを忘れさせてくれた。
大地震による津波が東日本を襲って早8年。その驚愕の事態は生涯忘れることはない。復興は進んでいるもののまだ未復興の地はあると聞く。
その東日本大震災から2年後にフランスで立ち上がった「起き上がりこぼしプロジェクト」が、震災復興に対する応援と、原発事故による福島問題への理解、そして福島のみなさんに世界からの応援の声を届けようとファッションデザイナーの高田賢三さんが呼びかけ始まった。
この起きあがりこぼしの絵付けの1番目が高田賢三さん、そして国内外のアーティストが絵付けに加わった。
このプロジェクトは、ヨーロッパ各地の日本イベントで来場者の目を引いた。それは福島の「起き上がりこぼし」だ。起き上がりこぼしとは福島県会津地方の郷土玩具で縁起物として有名である。
そのプロジェクトの一環イベントが京都でも開催されている。京都伝統工芸館で春に約1ヶ月間行われ、現在は京都美術工芸大学の1階ギャラリーで開催中である。
それにコラボして「かたつむり作戦」が展開中。これは、京都美術工芸大学の客員教授であるコシノジュンコさんの発案で、起きあがりこぼしプロジェクト同様に、東日本大地震で被害を受けた子どもたちへのアートメッセージとしてスタート。京都の小中学校の生徒や京都美術工芸大学の学生がカタツムリアートを制作し、起きあがりこぼしとコラボした。
このコラボの展示は斬新で洗練されたアート空間を創りだしている。
高田賢三さん、コシノジュンコさん、そして京都府知事、市長の起きあがりこぼしも展示されている。
"とどけ!福島へ、東北へ" の光が輝いていた。