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ライブ インテリジェンス アカデミー(LIA)

日本の伝統文化の情報を国内外に配信していくための団体です。 その活動を通じ世界の人々と繋がっていく為の広報サービスです。

こんな表情をする達磨さんもステキ 【仏画曼荼羅アート 佛日寺教室】

2023-09-20 10:46:03 | 仏画曼荼羅アート教室

達磨さんにもいろんな表情がある。眉毛をつりあげ睨みつける顔もあれば、優しそうに包み込んでくれるような表情をしている達磨さんもいる。

写真の達磨さんは、なにかを思案している顔のようで、なにも考えてなく無の表情のようにも見える。

 

昨日、佛日寺教室で生徒さんの一人が、仮巻装ができたので持参された達磨さんの一枚。通常の達磨さんの表情とは違う。この表情に惹かれて顔を強調したようにも見える。それにしてもなんとも言えないステキな顔になっている。

 

 

 

 

生徒さんが描いた達磨さん

 

 

佛日寺の塀沿いに並ぶ小さな石像と玉すだれ

 

 

リポート&写真/ 渡邉雄二

作品/ 佛日寺教室の生徒さん

 

#達磨大師 #達磨さん #思案の表情 #無の表情 #顔を強調

 

#尾道 #尾道観光 #尾道千光寺 #尾道観光大使 #仏画曼荼羅アート #佛日寺 #福泉寺 #法楽寺 #渡邉雄二 #ライブインテリジェンスアカデミー

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白隠禅師の渡橋図を読むが・・・心の目に映らない

2023-09-15 15:00:39 | 絵画

白隠慧鶴(はくいんえかく)禅師の絵に魅せられて長い。白隠禅師は江戸中期に衰退していた臨済宗を復興させた、中興の祖といわれている禅僧である。私の心にのこる白隠禅師の自らの公案(禅問答)ひとつ「隻手音声(せきしゅおんじょう)」が印象深い。「両手を打ち合わせると音がするが、片手ではどんな音がするのか」というもの。心の耳で聞くと聞こえてくるらしいが、いまだ私の心の耳には達してないようだ。

 

さて、本題の絵であるが、白隠禅師は「達磨図」を多く描いている。達磨さんも好きだが、この絵(写真)がもっと好き。そんな心境なので紹介してみる。

観た感じ少々分かりづらいが、三人の盲人が杖を頼りに、右がその杖をさしのばし、次に体を折り曲げ、最後に杖に履物をくくりつけ腹ばいになって丸太橋を渡っている。なんと滑稽な姿で表現している。こんな姿で描く白隠禅師が大好きである。この図に暗示したものは、盲人のごとく人生という厳しい橋を渡る様子を描いている。一人の人物の三段階変化を表わしているといわれている。

 

横長の構図が好きである。ユニークでユーモラスなタッチで描かれている。よく見ると、丸太橋の先が対崖まで届いていない。橋としては役立たずであるが懸命に盲人は渡ろうとしている。対崖と丸太橋の先との間に賛(文字)が添えられている。

「養生も浮世も座頭乃丸木はし ワたる心か好き手ひき也」と書かれてある。

なんぼ頭をひねっても白隠禅師の思いが解けぬ。あぁ~、残念至極!

 

 

渡橋図 (杖を頼りに盲人の三段階変化)

 

 

リポート/ 渡邉雄二

 

#白隠慧鶴 #禅僧 #江戸時代の中期 #渡橋図 #横長構図 #ユニークでユーモラス #三段階変化 #盲人が丸太橋を杖を頼りに

 

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法隆寺「五重塔」の初層に涅槃の姿 【奈良の古刹をめぐる-法隆寺Ⅷ「五重塔」-】

2023-09-14 14:05:39 | 奈良の古刹めぐり

 

 

図鑑の写真をみて、そして実物をみる。さらにまた図鑑をながめる。

残念ながら実物は思うようにみることはできない。国宝クラスの文化財は一般公開しているとしても厳重な対策が講じられている。実物をじっくりみるなら国立博物館等で行われている寺院の冠展か国宝展で、ということなろう。

 

法隆寺の金堂内陣もそうであるが、五重塔も四方向から初層をのぞき込むことはできるが、目の前が金網で覆われ内陣がはっきりみえない。詳細は図鑑に頼るしかない。

 

五重塔は600年代の飛鳥時代に創建され、総高が34m弱で西院伽藍の金堂に並び法隆寺のシンボルである。初層の四面には塑土で須弥山や須弥壇を造り、塑土で造られた仏像を配している。いわゆる仏浄土や仏伝の一場面をあらわす塑壁(土で造られている空間)である。中国の六朝時代の名残なのであろう。

 

五重塔の四方のなかで、我々でもわかる場面としては北面の塑壁である。釈迦の死にのぞんで弟子たちが嘆き悲しむ涅槃像土(写真)が多数並んでいる。四つの場面は釈迦が説く大乗仏教を具体的に表した代表的な四場面といわれている。

五重塔の完成を機に、法隆寺ゆかりの聖徳太子を日本の釈迦として崇める太子信仰の具現化の前兆だった。

 

実際に観て理解するのは容易ではないが、図鑑による写真や解説でほんの少し仏教への興味が膨らむ。仏教を通し日本の歴史を学んでいるようだ。

 

 

北面の塑壁 (涅槃塑像)

 

 

リポート&写真/ 渡邉雄二

写真(北面)/ 名宝日本の美術「法隆寺」(小学館)より

参考書籍/ 名宝日本の美術「法隆寺」(小学館)

 

#法隆寺 #五重塔 #飛鳥時代 #四方入口 #北面は涅槃塑像 #仏教を通し日本の歴史を学ぶ #聖徳太子 #奈良の古刹をめぐる

 

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「銀杏ロード」から「黄葉ロード」へと移りゆく

2023-09-13 11:39:40 | 雑感

 

 

一昨日、自宅から駅まで歩いているとギンナンの独特のあの臭いが鼻を刺した。歩道に数個ギンナンの殻が割れているのを見つけた。これだけでも鼻を刺すほどの臭いを感じる。歩道に落ちているということは、歩道に植樹されているのは「銀杏の木」ということである。見上げると、ギンナンの実がイチョウの葉に隠れるように密集していた。

落ちているのはよく見るが、木に数珠つなぎで群生しているのを見るのは初めてである。ブドウのようでもあり、サクランボのようにも見える。街路樹としては一種独特の雰囲気を感じさせる。

 

隣の木を見上げると実は一切ついてない。なぜなんだろう? という疑問がわいた。帰って調べてみると、銀杏の木には雄と雌の木があり、雌の木だけ実をつけるとあった。実をつけるのが雌の木で、近くに雄の木がなければ実がならない。至極当然である。

雄の木は1本の枝軸におしべが房状ににつき春に花粉を出す。風によって花粉が飛び雌の木に受粉し実を結ぶという。ちなみに、雄の木の枝は上に伸びていくが、雌の木は下向きに枝が垂れ下がっていくとのことだった。

 

この道は、これから「銀杏ロード」から「黄葉ロード」へと移ろいでゆく。改めて風景を楽しんでみたいと思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

リポート&写真/ 渡邉雄二

 

#街路樹 #イチョウ並木 #イチョウ #銀杏 #雄の木と雌の木 #実をつけるのは雌の木 #銀杏ロード #黄葉ロード

 

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まちがいなく「アレ」 甲子園球場100周年のはなむけ

2023-09-12 11:28:25 | 雑感

 

 

昨日、用事があってららぽーと甲子園に行った。ご存じの方はご存じだろうが、知らない方のために与太話ではあるが、道を挟んで目の前が「阪神甲子園球場」。この阪神甲子園球場が来年で100周年を迎える。

 

その前年の今年、岡田監督が昨年から口にしている「アレ」が迫ってきた。来年の100周年のはなむけに最高のプレゼントになる。現段階で優勝マジック5、最短で14日といわれ2005年以来18年ぶりに優勝が決まる。岡田監督が言うアレは、「優勝」という意味である。

 

昨年、来シーズンの阪神タイガースのスローガンとして掲げた「A. R. E.」(アレ)は、目標を意味する「Aim」、敬意を意味する「Respect」、そして力をつけることを意味する「Empower」の頭文字をとってつけたもの。そのスローガンを掲げ今シーズンに臨んだ。スローガン効果が選手一人一人に浸透し一丸となって戦った成果が「アレ」に結びついた(気が早いが・・)。

 

ネットを見ると、関西では早くも優勝モード、関西地区の経済効果が約872億円と叫ばれながら盛り上げの一役を担っている。確かに、神戸、大阪などの阪神間の商店街や百貨店、スーパー、そして阪神球団はその準備におおわらわ。関西人は、こんなチャンスに相乗りするのは得意中の得意である。まあ、盛り上がって各地に経済効果がもたらされるのは良きことに違いない。

 

そして来年の阪神甲子園球場の100周年につながり、甲子園球場が刻んだ歴史を振り返ることができる。そして地元民としては、西宮のシンボルでもある甲子園を通じ、西宮の今昔を知ってもらえる大きなチャンスである。2025年、つまり甲子園球場100周年の翌年が西宮市制100周年と続く。この大きな節目の阪神タイガースの「アレ」である。アレ、アレという間に2年連続ということにも大いにあり得る。

タイガースファンではないが、地元が盛り上がるのは嬉しい限りである。

 

 

嵐の前の静けさ

 

 

 

 

甲子園球場100周年ロゴマーク

 

 

 

リポート&写真/ 渡邉雄二

 

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