一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

180    木の芽風吹かれ歩きもひとりかな  眸

2011年03月09日 | 

木の芽と言っても2種類ある。①木の芽(きのめ)は、山椒の新芽で料理に使う。②木の芽(このめ)は、木々一般の新芽。

 

この句の木の芽は、たぶん②。さて、「吹かれ歩き」という造語が面白く、独りがちっとも淋しくなく、楽しんでいるように感じさせるところがうまい。

 

 又、ことさら「ひとり」を強調しているけれども、作者の親しい人を想っているのかもしれないし、その人に会いに行く途中なのかもしれない。そんな想像を誘うのも、「吹かれ歩き」があるからだ。

 

コメント
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