一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

179    木の芽時達磨はかっと目を開き

2011年03月08日 | 

 ようやく、ここら当たりの山でもヤシャブシ(夜叉五倍子)の花が開き始めた。木の芽時の始まり始まり・・・・・・・・しかし、どういうわけか、鶯がまだ鳴かない。

 

 先日、NHKで、臨済宗中興の祖と言われている「白隠禅師」を紹介していた。現在、3000点余の書画が残っていて、特に達磨の絵が多いとか。

 「駿河の国に、誇れるものが二つある。富士のお山と原の白隠」 富士山に比されるとはすごーい。

 

 この句の達磨は、その白隠の書いた掛け軸の達磨である。どんなに杉花粉が飛ぼうが、春の闇が来ようが、閉じることなく永遠に達磨は眼を見開いている。

 

 さて、カダフィ大佐の数千億ドル?と、ピカソの絵と、正倉院御物と、白隠の達磨と詰まるところ同じなんじゃないだろうか? 

 

この答は、実は犬たちが教えてくれたのである。彼らにとって、それらは全く無用なのである。

 

 

 

コメント
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