一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1094  小春日や肩書とれし人とゐる   たみ

2013年11月26日 | 

「肩書」とは、会社など様々な組織の役職を言う。その他、名刺に書くわけではないが、生まれや育ち、学歴、職歴なども一種の肩書きだろう。主婦にだって、家柄や「夫がどんな肩書きの人か」などという肩書きがあるはずだ。

 だから、退職して社会的な肩書きが取れたからって、もう一つの個人的な肩書きは消えることなく存在する。消えないどころか死ぬ前に、例えば「戒名」などという新しい究極の肩書きを増やすことになる。ご苦労さんでござんすねえ。

 さて、この句の「肩書きのとれた人」って、ホントにすっぴんに取れたんですか?

コメント
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