「肩書」とは、会社など様々な組織の役職を言う。その他、名刺に書くわけではないが、生まれや育ち、学歴、職歴なども一種の肩書きだろう。主婦にだって、家柄や「夫がどんな肩書きの人か」などという肩書きがあるはずだ。
だから、退職して社会的な肩書きが取れたからって、もう一つの個人的な肩書きは消えることなく存在する。消えないどころか死ぬ前に、例えば「戒名」などという新しい究極の肩書きを増やすことになる。ご苦労さんでござんすねえ。
さて、この句の「肩書きのとれた人」って、ホントにすっぴんに取れたんですか?