一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1083  見廻せば独り身ばかり冬に入る  多可

2013年11月12日 | 

 一般的に、結婚未経験者を独身(どくしん)と言う。結婚経験のある人を含めて独り身(ひとりみ)という。夫を亡くした女を、寡婦、未亡人、後家、やもめ(屋守女)という。妻を亡くした男は、本来はやもお(屋守男)であるが、今では、やもめと言い「鰥、鰥夫」と書く。又、「男やもめにウジが湧き、女やもめに花が咲く」という面白いことわざがある。

そこで、この句の「独り身」とは、「貰わぬ鰥夫、鰥夫、行かず後家、後家」であり、かつ単身世帯主でもある。

日本の単身世帯は、全世帯の1/4、1200万人はいるらしい。まだまだ増え続けるに違いない。

コメント
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