一般的に、結婚未経験者を独身(どくしん)と言う。結婚経験のある人を含めて独り身(ひとりみ)という。夫を亡くした女を、寡婦、未亡人、後家、やもめ(屋守女)という。妻を亡くした男は、本来はやもお(屋守男)であるが、今では、やもめと言い「鰥、鰥夫」と書く。又、「男やもめにウジが湧き、女やもめに花が咲く」という面白いことわざがある。
そこで、この句の「独り身」とは、「貰わぬ鰥夫、鰥夫、行かず後家、後家」であり、かつ単身世帯主でもある。
日本の単身世帯は、全世帯の1/4、1200万人はいるらしい。まだまだ増え続けるに違いない。