一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1157  未だでしょう春来るなんて未だでしょう  野里女

2014年02月06日 | 

  さて、この俳句の季語は「春」だから、春に分類すべきかそれとも冬にすべきか、悩んでしまった。何故なら、冬に作ったことが明らかだからだ。これが

〇未だでしょう春来たなんて未だでしょう

と「来た」と過去形にすると、立春以後のような気もする。「春来たなんて未だでしょう」というのが、なんか違和感を感じるので、「春来たなんて嘘でしょう」くらいの方が読者にとって分かり易いんじゃないでしょうか。つまり、

〇未だでしょう/春来たなんて嘘でしょう」

作者には申し訳ありませんが、これで私的には完成ですね。

コメント (2)
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