一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1147   駅頭の津軽三味線冴返る   泰三

2014年02月17日 | 

 NHKの朝の連続ドラマで主題歌「雨のち晴レルヤ」を歌っている「ゆず」というフォークデュオの二人も、元は路上ライブをやっていたそうである。そんな青年たちの中で、メジャーになっていくのは、ほんの一握りに過ぎないのだが、一旦メジャーになってしまうとすごいらしい。コンサートには5万人以上も集まるし、CDも100万枚以上なんてざらに売れるから、所得も半端ではないという。

 ところで、この句の三味線弾きの青年はどうであろうか。日本人が日本の伝統音楽を忘れている時代である。長唄・清元・常磐津・新内・小唄・端唄そして、民謡。その中でも津軽三味線は比較的人気がある方だが、それでもなかなか厳しいのではないか。

 指先の痺れるような春の寒さが世間の厳しさを物語っているが、私は青年のド根性に拍手を送りたい。青年よ、頑張れ、君の努力はいつか日の目を見るに違いない。

津軽じょんがら節

コメント
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