一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1155  節分の鬼に抱かれて喜ぶ子  祈久男

2014年02月03日 | 

 今日は節分で、冬の最後の日であるが、東京の気温が18度だとか。これは桜が散るころ、4月の気温だそうである。確かに、我が家の万作も満開、梅もちらほら咲き出した。

ところが、明日は立春でもう春なのだが、寒波がやって来てどんと気温が下がり雪が降るらしい。明日からは、どんなに寒くても「余寒」と呼ぶ。

さてこの句、鬼に抱かれて幼子が喜んでいる。怖がらずに喜んでいるのは、お父さんかおじいちゃんが鬼だからだ。

ところでこの句で「節分の鬼に抱かれて喜べり」と、「子」を省略してしまったらどうであろうか。

更に「節分の鬼に抱かれてをりにけり」と、「喜べり」さえも省略してしまったらどうであろうか。あなたならどう思いますか。

旬菜料理(熱海・伊豆山・壺中庵)

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする