♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

ひるの歌謡曲・水森かおり

2006年01月12日 | 演歌・歌謡曲
★「ひるの歌謡曲」は、水森かおりの特集だった。水森かおりの人気のわけを私なりに考えてみた。歌唱は特に個性的でもないし、ルックスも庶民的な感じだ。それでいて若手女性演歌歌手でトップに躍り出たわけだが、どうやら彼女はどこにでもいそうな感じで、歌もそこそこうまくてくせがないのがよかったような気がする。特にカラオケ愛好者にしてみれば、頑張れば私も彼女みたいに唄えるのではとの気持ちになるのではないか。カラオケブームから生まれたビッグスター、カラオケファンの身近な目標、それが水森かおりだと思う。
また彼女の場合は、最近ずっと全国各地の名所などをタイトルにした旅情演歌に取り組んでいることで、一つのブランドのようになっているのもインパクトがある。
今日の曲目は、前半は『おしろい花』『竜飛岬』『東尋坊』『鳥取砂丘』とシングルの中から順番にたどっていた。後半では最近のヒット曲『釧路湿原』『五能線』のほか、意外な選曲があった。『雁渡し』『櫻守』の2曲で、最新オリジナルアルバムの中の曲だ。『櫻守』はなかなか面白い曲だと思った。

★この番組では後半の曲が終わったあとのナレーションは、普通タイトルの紹介だけだが、今日の竹川美子は、水森かおりと同じく自分も『江釣子のおんな』『室津のあなた』と、地名をタイトルにした曲を唄っていることをアピールしていたのが目立っていた。明日は楽しみのマイセレクションだ。
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ひるの歌謡曲・門倉有希

2006年01月11日 | 演歌・歌謡曲
★「ひるの歌謡曲」は、門倉有希の特集だった。門倉有希という歌手を知ったのは割合最近で、紅白に出ていたのは記憶にない。私は好きでも嫌いでもなく、曲によってはいいと思うし、客観的に歌はかなりうまいと感じている。きょう放送された『鴎・・・カモメ』『どうせ東京の片隅に』『どん底』あたりは、かつての藤圭子を思わせるようなうらぶれた情念を感じる。『女の漁歌』は海もの張り歌の典型のようだ。
そして『ノラ』あたりからポップス調や歌謡バラードに転じて、最近は演歌調からは遠ざかっているようだ。竹川美子もナレーションで言っていたが、門倉有希本人は、ジャンルにとらわれない曲を歌っていきたいとのこと。どちらかといえばドスのきいた暗い曲が合うと思うのだが、今の時代には受けないのかもしれない。
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ひるの歌謡曲・田川寿美

2006年01月10日 | 演歌・歌謡曲
★「ひるの歌謡曲」は、竹川美子の案内役の二日目で田川寿美の特集だった。前半の5曲『女・・・ひとり旅』『みれん海峡』『しゃくなげの雨』『哀愁港』『北海岸』は、いずれも哀愁感のある抒情演歌である。それに比べて後半の4曲『女人高野』『雑草の泪』『花になれ』『ここは港町』を聴くと、演歌の定型から一歩踏み出そうといった試みから、また定型に回帰しつつあるようだ。それだけスタッフも田川寿美の可能性に賭けつつも、試行錯誤しているのかもしれない。ファルセットを多用するのも好き嫌いが別れるだろうし、この歌手もこれからどう展開していくか難しいと思う。

★竹川美子のナレーションは、今日は少しとちったところもあったものの、うまくこなしていたと思う。持ち味の誠実さがにじみ出ている。
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ひるの歌謡曲・氷川きよし

2006年01月09日 | 演歌・歌謡曲
★竹川美子が案内役を務めるNHK-FM「ひるの歌謡曲」が始まった。
この番組は、意外な選曲だと思うことがよくあるが、これはおそらく45分という放送時間にうまく合わせるためだろう。それでも時間が余れば曲と曲のインターバルを長めにし、余裕のないときはほとんど切れ目なく次の曲がかかる。今日の氷川きよしの曲目では、『送恋譜』と『古城』が意外といえるだろう。その反面、シングル曲では比較的新しい『きよしのドドンパ』と『初恋列車』が採用されなかった。『古城』は『白雲の城』との対比で面白いと思った。

★注目の竹川美子のナレーションは、ひいき目ではなく大変落ち着いていて間合いがよく、言葉もはっきりと聴きやすかった。竹川美子が氷川きよしにまだ会ったことがないと言っていたのが意外だった。同じ若手といっても氷川きよしは超売れっ子で、同じステージに立つ機会がないのだろう。
冒頭の自己紹介で「『江釣子のおんな』でデビューして3年目・・・」とアピールし、ラストでは新曲『室津のあなた』がちょうど1コーラスかかった。
祝日で氷川きよしの特集だから聴いた人はさぞ多かったことだろう。竹川美子の知名度アップと、新曲のヒットにはずみがつけば願ったり叶ったりだが。
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新曲の試聴

2006年01月08日 | 演歌・歌謡曲
★今月から来月にかけて発売される新曲を試聴したうちで、女性歌手4人について取り上げたい。なかなかいい曲がそろったように思う。

一葉 『涙のリバー』
前作『旅立ちの駅』もいい曲だったが、新曲はさらにいい感じだ。前作のような演歌っぽい曲もうまいし、こういう歌謡曲調も絶品。スケール感のある曲という感じで、彼女の歌唱力、そしてハスキーな声が生きている。関西弁の歌詞というのが面白い。大阪もののようだ。

天童よしみ 『いのちの限り』
内容的には人生讃歌、また夫婦のしあわせ演歌といった感じのようだが、紅白で『川の流れのように』を熱唱した彼女にふさわしい曲だと思う。じっくり取り組んで、今年の紅白ではカバー曲でなく、堂々とこの曲を唄ってもらいたい。

音羽しのぶ 『風の吹きよで』
彼女はデビュー5年目というが、この新曲を聴いていると、もうベテランのように思えてくる。わびしい内容の曲のようだが、持ち味の低音が効果的に生きている。作詞が星野哲郎氏、作曲が叶弦大氏と大物コンビで力の入れようが伺える。

上杉香緒里 『おんな酒』
海峡ものが続いていた彼女の今度の新曲は、しっとりした酒ものの演歌である。作詞の城岡れい氏といえば、山本譲二の『名もない花に乾杯を』で注目された大阪在住の新進女性作詞家であり、チャン・スーの『昼顔』も作詞している。試聴で一部分聴いただけだが、女性らしい細やかな感情を表した歌詞で、それを上杉香緒里がうまく歌い上げているようだ。

★明日からいよいよ竹川美子がパーソナリティの「ひるの歌謡曲」が始まる。取り上げる歌手は、氷川きよし・田川寿美・門倉有希・水森かおりの4人で、若手トップ人気の男女二人に加え、実力派の女性二人という豪華なラインアップだ。長く待ったかいがあったといえる。13日のマイセレクションもいい選曲で楽しみだ。

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