都幾川に架かる鉄橋辺の堤は、曼珠沙華の群生地であり、秋のお彼岸が近づく頃が盛りになる。鉄橋を渡ってくる電車の音と朝陽にあたって輝く曼珠沙華とをわが愛用のデジカメで撮る。けさ方は、秋風が肌にひんやりと感じられてさわやかでした。あさのラッシュアワーの時間帯か頻繁に電車が、ゴオオーと音たてて、この曼珠沙華堤に近づいてくる、しっかりと三脚で抑えた。この花は彼岸花といって墓地にもよくあり、土地では幽霊花としても伝えられている。曼珠沙華は梵語で赤い花、天上の華のこと、この曼珠沙華は稲刈り間近のあぜ道に咲き並ぶ光景は郷愁を感じさせられる。「つきぬけて天上の紺曼珠沙華」 山口誓子 (そびえ立つ曼珠沙華の偉容) 日本の歳時記より <岩殿山荘主人>
<曼珠沙華と電車 7:13>
<その2 7:21>
<稲刈り間近の畦に咲く曼珠沙華 8:08>
<その4 8:12>