「エーテル・ディ/ ジュリー・M・フェンスター」 という本を読んでみました。
麻酔法の発見から、その発見にまつわるエピソードを描いたノンフィクション。麻酔は19世紀後半から一般化し、多くの手術で用いられているが、実は現在でも麻酔が何故効くのか、科学的な説明ができないらしい。従って、現在の医師の資格も麻酔科だけは専門の教育を受けないと麻酔科の医師にはなれないそうです。私達は、歯の治療などで当然のように麻酔を注射されています。医師には何故効くのか判らなくても、科学的な説明はできなくても注射された患者には麻酔の効用は良く判っています。
知らないほうが良かったかもしれない話です。