今年の天皇賞(春)は、4番人気のフェノーメノが優勝しました。
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<競馬>春の天皇賞、フェノーメノが連覇(毎日新聞)
第149回天皇賞(春)は4日、京都競馬場の芝3200メートルに18頭が出走して行われ、4番人気のフェノーメノが3分15秒1で、天皇賞・春連覇を達成し、賞金1億3200万円を獲得した。春の連覇はメジロマックイーン、テイエムオペラオーに続いて史上3頭目。蛯名正義騎手は天皇賞4勝目で、春は昨年に続いて3勝目。戸田博文調教師は昨年に続き、2勝目になった。フェノーメノは最後の直線で先行馬をかわすと、外から追い込んできた3番人気のウインバリアシオンを首差に抑えた。3着はホッコーブレーヴ。1番人気のキズナは伸び切れず、4位だった。
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今年の天皇賞は、古馬G1の長距離No.1決定戦に相応しいメンバーで大変面白いレースでした。
下馬評では、圧倒的な人気でキズナが支持され、G1実績があるゴールドシップ、復調したウィンバリアシオンが人気を集めましたが、レースではゴールドシップがゲート内で暴れて大きく出遅れ、キズナも出遅れ気味で追走する形で、人気馬3頭が後方に位置する展開となりました。そんな中、前年同様に中段から好位置をキープしたフェノーメノが早めに抜け出して、他の追随を許さずにクビ差での優勝を決めました。
オッズ上では上位3頭とそれ以外では大きな差がありましたが、結果は上位4頭がわずか1馬身差という僅差のレースで、ゴール前の勢いは3着に入った12番人気のホッコーブレーヴが一番良かったように思います。勝ったフェノーメノは、昨年のこのレース以降あまり目立ちませんでしたが、長距離の実力はトップであることを改めて示してみせたと思います。
1番人気のキズナは距離が未経験で、3200mの長丁場は厳しかったかもしれません。ウィンバリアシオンはまたも2着でした。落馬のアクシデントでシュタルケ騎手からの急遽乗替りになった武幸四郎騎手は素晴らしい騎乗でしたが、もう一歩でした。仮に彼が主戦であれば、この差は逆転できたかもしれません。3着のホッコーブレーヴの末脚は最高でした。田辺騎手の騎乗と、この馬の持ち味は相性が良さそうなので、次のレースが楽しみです。
結局、今年の天皇賞は、下馬評で挙げられた有力馬のマイナスポイントがそのまま出てしまい、「消去法」で決まったような印象でした。
ちなみに馬券は、枠連を買いました。長距離実績のあるフェノーメノ・ゴールドシップが入った4枠を軸に3,4,5枠の3点を購入しましたが、結果はハズレ。ホッコーブレーヴの3枠は買っていたのに、ウィンバリアシオンは乗り替りで来ないと思って買わなかったのが痛かった。2,3着が逆だったら、、、と思いましたが、競馬に"たられば"はいけません。(^^;)