ハープスター敗れる オークスはヌーヴォレコルトが勝利(東スポWeb)
25日、東京競馬場で行われたGI第75回オークスは、道中中団を進んだ2番人気のヌーヴォレコルトが直線抜け出して優勝。牝馬クラシック2冠目を制した。勝ち時計は2分25秒8。後方2番手から直線追い込んだ断然の1番人気ハープスターはクビ差届かず2着。3着は3番人気のバウンスシャッセ。
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今年のオークスはヌーヴォレコルトが、最後の直線で好位置から抜け出し、下馬評では圧倒的な支持を集めた1番人気ハープスターを抑えて優勝しました。これまでハープスターの蔭に隠れて、なかなか重賞で勝てなかったのですが、本番では見事に逆転しての勝利でした。距離適性とレースの自在性でハープスターを上回った印象です。岩田騎手が、この馬の能力を充分に引き出した好騎乗だったと思います。
ハープスターは、桜花賞の時のような圧倒的な追い込みが再現できず2着に終わりました。追い込み馬が届かない、或いは脚を余すというのはよくある事です。今回は距離や馬場コンディションの違い等で、桜花賞のように上手く行きませんでしたが、それでも2着に来れる実力は、「追い込み馬」としての実力は抜けている感じがします。レースの印象としてみると、結果的に他の馬との差はそれほど大きくなかったように思います。これまでの3回のG1で2回も負けているというのがその証で、この先も展開次第で他の馬が勝つ可能性も充分有りそうです。3冠牝馬の夢が早くも敗れてしまい、「歴史的名牝」という巷の評価も、多少割引が必要かなと思わせるようなレースでした。今年予定されている凱旋門賞挑戦は、やや微妙な感じがします。おそらく白紙に戻して、秋華賞を目指すことになるのではないかと思います。
3着のバウンスシャッセも良いレースでした。上位2頭と差が無い競馬で予想以上に強い印象でした。この馬も今後が楽しみです。
因みに、応援していたのは7枠の馬でした。好きなオペラハウス産駒のニシノアカツキ、粘り強いブランネージュを応援のつもりで、7枠から5枠、2枠を買ってみました。結果は、5枠の2頭で決着し、7枠の2頭は4,5着の惜しいレースでハズレでした。直線に向いた時はチャンス有りかと思いましたが伸びきれず、とても残念でした。素直に買えない今年のG1馬券は難しい。