本「新しい、美しい日本の図書館」

全国の図書館の中から、2000年以降に建てられた魅力的な図書館を紹介した写真集。
時々、テレビ等で新しい図書館が紹介されることがあっても「図書館は見掛けより中身が大事」と思っている私は、建物の雰囲気などあまり気にしたことが無かった。でもこの本で紹介されている全国の素晴らしい図書館を見ると行ってみたくなった。特に北陸地方の３つの図書館が特に気に入っている。こんな美しい図書館での読書体験はどんな気分なのだろう。居心地も良さそうだし、その地域で利用している人達が羨ましくなった。

因みに、私はこれまでの人生で14の図書館を利用したけれど(ほぼ月2回のペースで通った)、どの図書館も1970～80年代に建てられたもので、学校の講堂のような図書館ばかりだった。現在、住んでいる地域の図書館も、まるで中学校の体育館。蔵書も古い本、子供向けの本、実用書が多くて(この地域の利用者の好みなのかも)不満がある。せめて建物だけでもこの写真集の図書館のようだったら、或いは建物は古くても蔵書が自分好みだったら、不満に思う事も無かったかもしれない。写真集を眺めながら、そんな事を考えてしまった。

この本、見ない方が良かったかな。(^^;)