JRA牝馬最高齢出走記録を持つコウエイトライが、先週のレースを最後に引退しました。年齢を感じさせない走りで頑張った"名ジャンパー"ですが、さすがに歳には勝てなかったようです。
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牝馬最高齢出走“名ジャンパー”ついに引退
19日の阪神ジャンプS(5着)で自身の持つJRA牝馬最高齢出走記録を更新したコウエイトライ(10=山内)が、22日付で競走馬登録を抹消した。 昨年9月の阪神ジャンプSでグランドマーチス、バローネターフ(共に7勝)を上回るJRA障害重賞最多の8勝を樹立した名ジャンパーだった。通算成績58戦12勝(うち障害は34戦11勝)。獲得賞金4億7780万円。鹿児島県鹿屋市の伊東牧場で乗馬となる予定。
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この馬は鹿児島県産のオペラハウス産駒ということもあり、何となく身近に感じて応援してきました。レースでは、いつもスタートから先頭に立ち、障害を低く速く飛ぶ飛越の上手さとスタミナを兼ね備えたとても魅力的な馬でした。ここ一年も良いレースを続けていましたが、上位には来てもなかなか勝てなくなっていましたので、引退は時間の問題かなと思っていました。ちなみに彼女の戦歴を見ると、平地レースは23レース走って勝率4.3%であったのに対し、障害レースは34レースで勝率が32.4%、2着までが58.8%、3着内だと61.8% という結果で、重賞を8回も制覇しています。障害の適性を如何なく発揮して、約8年もの間走り続けたコウエイトライ。本当にお疲れ様でした。
今後は故郷鹿児島で乗馬になる予定とのことで、帰省したら会いに行きたいです。