昭和30年から50年代の子供達には、夢のような未来があった。大人達が考えた未来の姿を、絵やイラストにして雑誌や本で紹介した。でもその夢は徐々に小さくなり、現在では子供達から「こんな世界は有り得ない」と一蹴される状況になってしまう。 昭和の子供や大人達がどんな世界を想像していたのか、当時の挿絵や空想画を集めたのがこの本。過去の記憶が蘇ってきて、大変面白かった。
自分も昭和ちびっこ(今も子供をちびっこと言うのかな)だったので、この本の未来画を一度は目にしたことがある。21世紀には、月面基地があり火星に進出、仕事は楽になって平和な世界が訪れ、コンピューターやロボットが活躍し、人間は遊ぶ時間がたっぷりある。移動はエアカー、リニアモーターカーや超音速機が飛び交うような世界になると本気で思っていた。でもそれから50年経って、現状は一部実現しているものもあるがほとんど夢のまま。 今となっては空想していた子供の頃が懐かしく思われてしまう。夢を実現するのは、大変難しかった。
この本に収められている絵はとても楽しい。 色々な機器が描かれているが、スマホ的な電話は登場しない。ある意味、スマホは当時の誰も想像できなかったツールなのだ。この本の著者も、なぜかスマホには全く言及していない。 変だなと思って発行年を見たら2012年だった。スマホが普及し始めた頃の本。未来に住んでいる著者も、スマホがこれほど凄い勢いで全世界に普及するとは思っていなかったのかもしれない。
自分も昭和ちびっこ(今も子供をちびっこと言うのかな)だったので、この本の未来画を一度は目にしたことがある。21世紀には、月面基地があり火星に進出、仕事は楽になって平和な世界が訪れ、コンピューターやロボットが活躍し、人間は遊ぶ時間がたっぷりある。移動はエアカー、リニアモーターカーや超音速機が飛び交うような世界になると本気で思っていた。でもそれから50年経って、現状は一部実現しているものもあるがほとんど夢のまま。 今となっては空想していた子供の頃が懐かしく思われてしまう。夢を実現するのは、大変難しかった。
この本に収められている絵はとても楽しい。 色々な機器が描かれているが、スマホ的な電話は登場しない。ある意味、スマホは当時の誰も想像できなかったツールなのだ。この本の著者も、なぜかスマホには全く言及していない。 変だなと思って発行年を見たら2012年だった。スマホが普及し始めた頃の本。未来に住んでいる著者も、スマホがこれほど凄い勢いで全世界に普及するとは思っていなかったのかもしれない。