眠れない夜の言葉遊び

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、夢小説

火星プロジェクトC

2018-08-08 21:18:06 | アクロスティック・ライフ
不躾な火星人の仲間たちが

廊下をジャンケン広場に変えてしまう

繰り返される交信記録

火中の栗を拾って歩くのは

キリンのような繊細なものじゃない

まずいぞこれは

詩の端くれの詩に接近中だ

タイプCならもう100円ちょうだい





 アクロスティック
 「ブログ書きました!」
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キーパー怒りの外出

2018-08-08 03:33:24 | 短歌/折句/あいうえお作文
適当なミドルシュートが飛んでくる。君はそれを止められなかった。
あれ、入った。
ああ入った。
入ったの? へー、あれ入ったんだ。
なぜの空気がピッチ上を流れた。
その後も隙を見つけては適当なミドルシュートが飛んできた。どうにかしようと構えてはいるものの、気づいた時にはネットが揺れていた。君にとっては、絶対に届かない場所があったのだ。

「あいつ向いてないの?」

君の適正を疑うような声がもれた、それは敵のチームからだった。味方の中に君を責めるようなものは、誰もいなかった。弱点を見つけた敵は面白いようにゴールを陥れた。君が止められるシュートは余程の速度とコースに限られていた。

「なるようになれ」

突然、君はゴールライン際からドリブルを開始した。エリア内から持ち出したところで、君は一瞬立ち止まった。寄せてきた敵の動きを見計らって更に前へ進んだ。ドリブル、ドリブル、ドリブル。突然、自分がしたかったことを思い出したように、君はドリブルを続ける。異変に気づいた敵が猛然と奪いにくる。その前向きにすぎる意欲を利用して、君はドリブル突破を図る。なめて、引いて、アウトで持ち出して、ついに危険なエリアまで進入した。

(少し家を空けただけ)

君は少しの罪悪感も持っていなかった。キャプテンマークを巻いたリベロが迫ってくるのを、ダブルタッチでかわした。キーパーが慌てて飛び出してくる。ドリブルで真っ直ぐゴールに迫りながら、アウトサイドでシュートを放った。右のポストをかすめてボールはゴールに吸い込まれた。

「やった」

味方に駆け寄って君は喜びを語った。それから、何度も同じパターンを繰り返し、敵チームを大混乱させた。ゴールを留守にするほど、敵に脅威を与えることができた。勿論、誰も責めなかった。君は走り甲斐のあるドリブルを手に入れていた。失敗したっていい。「取られたら取り返せばいい」君の前向きな姿勢がそのままチームの心になっていた。

「あいつ、やばいな」

敵は次第にシュートを打つことを恐れ始めていた。





神さまの
ガラクタなんて
身に余る
異名に浮かれ
シュートする僕

折句「鏡石」短歌
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秘密の場所で

2018-08-08 00:32:29 | 短歌/折句/あいうえお作文
降り積もる
罪のパズルを
ときましょう
メビウスの輪に
さよならを入れ

折句「フットメザ」短歌


ありありと
需要のなさに
触れながら
ライフワークに
生きるものかき

折句「アジフライ」短歌


空回る
カウンセラーが
みんみんと
一本木から
詩を聴かす夜

折句「鏡石」短歌


訪れる
者に捧げる
天体の
内緒話は
「シマウマと竜」

折句「おもてなし」短歌


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