眠れない夜の言葉遊び

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、夢小説

雨うた

2021-06-14 21:19:00 | 短い話、短い歌
 賑やかなほど疎ましくなる。明るいほどに虚しくなる。思いやりに満ちた助言も、愛を称えるメッセージも響かない。僕の内部の共感装置は壊れっぱなしだった。音が近づくように窓を開ける。雨粒まで部屋の中に入ってきたとしても構わない。(どうだっていい)無気力が突き当たりまで行くと心を広くする。雨音だけが意味もなく僕を許し、眠りへと導くことができる。遠い遠い昔から。




ぽつりつぶやく一言が歌になるアプリを持って歩く地下道
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