俺たちの愛したキングジム
ポメラの窓に
今夜も詩が灯る
あの日、君は言った
「窓1つあればどこへでも行けるんだ」
机の前から逃れられない時
身体の自由がない時も
希望は窓を突き抜けて行ける
ドアが開く
風が持ち込まれる
バーガーが持ち帰られる
歩道を行く人の手に
最新の蒲鉾が光っている
俺たちの愛したキングジム
ポメラの窓に
今夜も詩が灯る
あの日、君は知っていた
「窓1つあればどこへでも行けるんだ」
ベッドの上に縛られて
今は会うこともできないけれど
希望は窓から広がって行く
ドアが開く
風が持ち込まれる
バーガーが持ち帰られる
歩道を突っ走る自転車
耳に最新の蒲鉾を当てて
カウンターについて
俺はコーヒーを飲み干す
時を迷っている
抱きしめてキスをすれば
安心する
詩を書くということは
そういうことだ
温もりも安らぎも
長く続かないものだから
愛も詩もリフレインを必要とする
20時のモス
詩の灯るポメラの窓に
バスはまだやってこない
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます