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第8回全国小学生倉敷王将戦/第30回全国中学生選抜将棋選手権の成績

2009-06-22 15:10:36 | インポート

第8回全国小学生倉敷王将戦岐阜県予選及び第30回全国中学生選抜将棋選手権予選の参加者の成績

平成21年6月21日(日) ハートフルスクエアーG  

低学年の部

優勝      村中 洸太  5-0 (倉敷王将戦低学年の部岐阜県代表)

準優勝     田中 優月  4-1

三位      小畑 諒晟  4-1

敢闘賞     住  大輝  3-2  

         小林 優悟  3-2  

高学年の部

敢闘賞     野崎 竜成   3-2

   〃       宮腰 祐吉  3-2

中学生選抜

         宮腰  杏  2-2 (参加女子中最高成績により岐阜県代表)

寸評

低学年の部

このクラス、初めて高山教室の中から代表が出ました。

教室でも実力的に伯仲の3名が1位~3位を独占、さらに住君が4位に食い込む健闘を見せました。そんな中で優悟君が3勝と勝ち越し始めて数ヶ月ですので、この頑張りに高山教室として最優秀選手の称号を送りたいです。

高学年の部

実力伯仲の有段者が揃うのが、現在のこのクラスです。

優勝は、大人の大会でも優勝してしまう宮嶋君が実力を発揮しました。

高山教室から2名が参加、竜成君の力からして、もう1勝欲しい。

また、祐吉君は強敵相手に、良く戦えました。

あの健太君に負かされて悔涙を流すとは、一番輝いた選手でした。(涙が・・・ね)

中学生選抜

杏さん、最初に女子対決を征し代表を決める。

その後も1勝を加え指し分けの成績は立派です。

何より、対戦した女子選手と早くも友達になり話し合っていた、本来の将棋を通じた交流の場である事を垣間見たシーンでした。

選手の皆さん、また付添いの保護者様、お疲れ様でした。

Comments (2)
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未来予想図

2009-06-22 08:05:15 | 将棋
中学選抜戦の決勝に、高山教室に在籍していたユータ君が決勝に駒を進めた。
途中から、観戦に入ったので、どちらが先手か不明ですが、座った位置からユータ君側を後手としています。

3年前、当時小学4年生のユータ君は、当時1年生の竜君より弱かったが、ここから本人の努力で、今では立派な二段を保持する有段者に成長されている。


では、決勝戦を少し紹介してみたいと思います。

矢倉戦になった、この対局は、ユータ君の序盤が巧みで、早くも1歩交換に成功した。
ここから、先手が攻撃を開始する前に、先制パンチを繰り出す。


△6五歩▲同歩△7五歩▲同歩△7五角(下図)
歩を2歩突き捨てを入れて角を7五の位置に展開、歩を盤面から消して、その歩の位置に、自分の駒を進める体制を先ずは作る。


攻めて来られた先手は、ここから攻め駒に対して、アクションを開始して来た。
▲7六金△4二角▲5七角△7四銀
金で角を追い払い▲5七角と角を出して7五の地点に効きを多くして後手の進軍を阻止しようとしたが、これが3手1組の疑問手であった。
平然と△7四銀と立たれ、▲7五歩には、するりと△6五銀と進まれる。(下図)


後手の二の矢が来る前に、先手は動くしかない。
▲1四歩か▲3五歩か、どちらで動くのだろうかと見てましたら、▲3五歩と仕掛けて来た。
この歩に対して、手抜きは無いかと「ヘボ将棋」の読みを入れてた。
手抜きで、△8五歩としたらどうなるだろう。

普通は、矢倉崩しの基本形で▲3四歩と取り込まれ△同銀に▲3五歩でアウトだが、この場合△4五銀と抜けられる。
▲同桂なら△同歩が銀当たりの先手、▲同銀なら△同歩、この時先手の▲3五歩と打った手が、自分の飛車と角を一時的に遮断している。


そうこう考えてたら、ユータ君は、基本通りに△同歩▲2五桂△2四銀▲3五銀△同角に△2四角と手を進めて来た。
横で見ていて、何かに吸い込まれる様に手が進み下図となりました。

局後の検討では、▲2五桂と跳ねた時、手抜きで△8五歩が感想戦の中心になりました。


そして、▲2四同角△同歩から▲3三歩と急所に歩を打たれる。
こうなっては、先手の言い分が全部通ってしまっている。
ユータ君、まだ中学になったばかりの1年生ですから、今後の活躍に期待します。



さて、この夏の「バロー将棋まつり」に再びユータ君は来てくれるだろうか。
高山将棋教室の先輩として、将棋の棋力のみに留まらず、将棋を指す姿勢、対局後の感想戦では、勝ち負けに関わらず最善手を求める姿、今在籍している教室の子どもたちに是非継承して頂きたい。

「バロー将棋まつり」でユータ君に何処まで、自分の将棋が通じるか、またユータ君と戦えるところまで勝ち進めるか、新しい目標を与えて頂きました。


いきものがかり『未来予想図?』








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