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棒銀の話の続き(一応終了)

2009-05-03 22:39:30 | 将棋
そもそものネタ元は、所司先生の「将棋定跡最先端」を読んでいて、ふと▲6八玉と▲5八金を省略して攻めると、どうなのだろうと思った次第。

後手も、△5二金と△7四歩が指せるから、さすがに教科書通り攻め切れないと感じた。

それと、玉を囲わない子ども達なら、こう指すだろうと・・・・(笑)

ちと時間に余裕がありましたから、BONA先手VSBONA後手で定跡手△1六歩から戦わせてみた。

先手は、▲1八歩・▲1九香・▲1二香成と3種類試してみたが、▲1八歩以外は先手が勝ってしまった。

また、後手△1六歩に変えて、△1七歩・△1八歩は全て先手の勝ちになる。


そこで、▲1八歩を少し深く研究してみた。
すると△3五角と打って来る。


これで△2七銀と押さえ込んで、ジワジワ進めば完封かと思いきや▲5六香と反撃が来た。
▲5三香成と▲4六歩の角拿捕を見せながら、△6七角成を防ぐ。
初段同士だったら後手勝ちきれるだろうか。

△2七銀▲6八飛△1八銀成▲5三香成と進み△5二銀なんて手が出て、何となく後手が指せそう。


もう一つは、▲3六角と合わせる手。
△同角▲同歩△1九角▲2七飛△5五角成と進んで▲5六香。

△6七角と、こちらに斬り合いなら、一回▲7八金と守って勝負になりそう。


どちらにしても、後手が勝つのも大変。
先手の方が苦労が多いでしょうか。

個人的には、先手を持って指す時は、最低でも▲6八玉指してから仕掛けたい。
そうなれば、△7四歩でしょうが将来△7五歩が指せて、ここからまた別の宇宙が存在しそうです。






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