ドラゴンキッズ戦は、低学年を中心(一部高学年も含む)に将棋を始めたばかりの、
お友達が参加するリーグです。
大会には腕自慢の子ども達が集まるので、
地元の子ども達の普及用に数年前から新設しました。
先手:伊藤 慶
後手:山仲隼人
先手の慶君、中飛車にしてスラスラと銀が前に出て、棒銀の手筋で後手陣を襲おうとしてる。
後手の隼人君も中飛車が得意なので、どうなるのと思いきや!
しっかり、三間飛車で対抗してる。
もう、立派な将棋指しですね。
先手は、チャンスとばかり攻めてはみたものの、凹んだ受けで対応されて一旦停止となった。
分かって受けてるのか、それとも現場対応で指したのか、どちらにしても立派な手順です。
さて、2枚の攻めでは相手陣を攻め倒せないので、先手は、二の矢の援軍がを繰り出す事となる。
二の矢の繰り出し方ですが、先手は右の桂馬を活用してきました。
右の駒を使うと、後手の攻撃陣に近くなるので反撃を受けやすい。
なので、まだ使えてない角を中心に、左の駒を使いたかった。
隼人君にチャンス到来!
しかし逃す。
△2四歩は、飛車と角の急所をオープンしてしまった。
ここは、△3五歩と行きたかった。
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数手進み、上の局面を迎えました。
慶君、遅まきながら遊び駒の活用で端角を狙う。
▲2三銀! この手、見えて無い感じです。
隼人君は、△6二金とガードを固めましたが、角筋は歩で止める△6四歩が勝りました。
お互いに、凄いパンチの打ち合いで最終盤を迎えました。
後手の王様は、先手に飛車か金があると一手で詰み。
危険な形になっています。
そこでセンサーが動作したのか、隼人君は脱出路を模索した。
△7四歩! 逃げ道確保。
▲2二成銀 角ゲット。
△6七桂成 攻撃開始。
この三手一組の手順が逆転劇を生んでしまった。
飛車・金以外なら何を渡しても良かったので、
単純に△6七桂成で良かった。
まま、そこは実戦アルアルで、指運が無かったのかも。
優勝した慶君は、ドラゴンキッス戦優勝狙いで来られたのだと思います。
来年は、1クラス上の新人王戦での2人の熱戦を期待したい。
もしや、ワープして名人戦かも?
それほど、2人は強かったです。
うどんは食べたし!
炭水化物は怖し!
悪魔の囁きには勝てない。
湯なしだと、出汁か薄くならないので、最近は定跡化してます。
モーニングコーヒーを、飲んでから向かう。
せめてものレジスタンス。