激指定跡道場2なる物を注文してみた。
目的は指導用に、もう若い頃の様に定跡手順が覚えられないし、覚えても三日見ぬ間の桜かな状態の脳細胞だから、辞書代わりに使おうかと考えた次第。
江戸棋譜などの、子どもの棋譜を解析してあげられるし、そんなこんなで先ず使ってみる事にしょう。
感想などは、おりおり紹介して行きたいと思います。
ところで、竜王戦決勝トーナメント郷田九段VS戸部六段戦より。
先手:郷田九段
後手:戸部六段
図は、郷田九段が3手目▲6八玉と上がったところ、この手で後手ゴキゲン中飛車の△5四歩を封じ(指せば角交換から△5三角から馬が出来てしまう。)
戸部六段のダルビッシュ(エース)登板を阻止している。
そこで、戸部六段はゴキ中を諦め、クローズド四間飛車に変更して下の図へ。
ここまで来ると、A隊員やユー君といつもスパしている様な、ごく自然な居飛車VS四間飛車対抗形になって来た。
注目なのは、戸部六段の△7二玉で、△7二銀だと美濃囲いから、4枚居飛車アナグマ組ませないぞ作戦になる。
ここら辺の居飛車側の手を見ながら、作戦が組めるとA隊員・ユー君も、もう1ランクアップ出来そう。
△7二玉!
そのまま美濃囲いに組むと、田中寅彦九段が編み出したBIG4なるイビアナに組まれ固さが違いすぎて振り飛車勝てない。(プロ棋士同士の場合)
そこで、最近若手振り飛車等棋士が採用するフリアナの予感がしたが・・・・
予想とおり、この夏の暑いのに相穴熊になりました。
ここから郷田九段が先攻する。
▲2四歩△同歩▲5四歩で下の図へ。
さて、この勝負ここから先どうなったのでしょう?
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2010年7月23日 第23期竜王戦決勝トーナメント
A隊員とユー君は、特に何回も観て感覚を覚えましょう。
郷田九段の名言で、私が好きな言葉「この手は、右手が知っている。」
余談だが、この対局仕事中こっそり見ていた。
注:よい大人は、真似をしないで下さい。(笑)