ユキナリ君、来月のプロの先生との指導対局は2枚落ちで行きたいとの事で、居飛車党なので二歩突っ切り定跡を伝授後対局してみた。
▲4四歩と攻撃したい瞬間に△6六歩!
たぶん、こうなるだろうと予想して決め打ち作戦。
先崎先生の本によると、ここでは▲6六同角が最善なのだが、この手順に入ると命がけの戦いになるので、▲6六同歩がお勧めと教授してあるので、まだ棋力不足も考えて▲6六同歩から玉頭を盛り上げる構想で行こうと、ここまでは打合せの申し合い稽古。
さて、どうして来るかと思いきや。
手が進み上の図となりました。
下手の囲いは、蟹囲いから進化して雁木に・・・・・・・教えたとおり100点。
上手は、2二の銀を中央に活用しようとした瞬間に、下手二筋の歩を伸ばし棒銀の手筋で2筋突破も変化の一例であるのだが、これを目指して来たので裏技変化で切り返し1回イエローカード出して、途中から指し直して、今度は銀・桂と上手の桂を交換して▲2五桂打ちと、こじ開けに来ました。
良い意味で、この手順は将棋が若い感じですね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
左の図から右の図にまで組むのにかなりの棋力が必要で、心は上手の左側の金・銀・桂・香の四枚の駒を相手にしない。
上手玉の近くの金を目標に攻めを考える。
どこかで▲6五歩から▲5五歩と合わせ上から押し潰す感じで攻める。
先崎先生の本では、こんな感じな事が書いてありました。
実は10年近く前に、近藤先生にお願いして二歩突っ切りを勉強して来たので受けて下さいと、指導対局前にお願いして指して頂いた事もありました。
プロの先生に勝ちきるのは、上の図に組んでも大変です。