2月4日(土)
時々食卓に上がるイカの塩辛は我家の好物の一つです。
15年か20年ずっと’三陸気仙沼仕込み 小野万’の塩辛です、たまに他のメーカーやお店の手作りを買いますが
次に買って来るのはなぜか小野万の塩辛です。
でもスーパで手にする度に思い出すのが2011年3月の東日本大震災、
我家の周辺も震度4か5でしたから慌ててガスを消し表に出るとご近所さんも全員集合、
戦々恐々ウロウロし少し落ち着いたので家に戻りTVを付けて情報取集、
震源は三陸沖の太平洋でTVからは避難の呼び掛けや各地の震度や被害の様子が少しづつ伝えられ、
建物の崩壊や火災発生の様子と津波が発生したので高台への避難の呼び掛けがあり、
津波が沖から陸に押し寄せる映像に気仙沼の様子が映し出され、その中に小野万と看板に書かれた建物が
一瞬で飲み込まれた映像を目にし、知っている固有名詞でしたので強烈に記憶に残っています。
その後の福島原発の事故そして10日後に母が無くなり静岡で葬儀をすませ、自宅周辺の店舗で消えてしまった
お米・トイレットペーパ・乾電池を買っての帰り、富士川を渡ると電力会社が中電から東電になるので東名高速は真っ暗、
休憩で入ったSAもトイレは発電機でどうにか明かりが灯り売店もレジ周りがボンヤリと明かるい程度、
自宅に辿り着くまでもほとんど暗闇の中を走りつずけた記憶が蘇ります。