八ヶ岳西麓人=諏訪人=諏訪大社ファン=鹿肉ファン?
鹿食免(かじきめん)は鹿を獲ってその肉を食べることに対して与えられた免罪符だ。四足の肉を食べることを避けた時代に、諏訪大社の神長官が与えたものである。同じくお箸もあって鹿食箸と言う。
明治時代まで諏訪大社は鹿食免を出していたが、近年それが復活した。長野県や諏訪地方の役所が産業振興と駆除を兼ねて鹿肉を食べることを勧めており、それがコラボ(?)したらしい。
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以前から諏訪周辺には鹿肉を売るところが多くあった。歴史的には鹿肉食はでたらめに古い習慣だ。茅野市の神長官守矢資料館に行けばよい。諏訪大社の御頭祭(「おんとうさい」と読むのだぞ「おかしらまつり」なんておめでたい読みかたではないぞ)の様子が説明されている。猪や鹿や兎の肉、内臓、脳みそ、皮を捧げた祭りの様子や、その歴史がわかる。建築探偵のニックネームで知られ同地生まれの藤森先生の設計による、面白い建物だ。それだけでも必見。
同地方をクルマでウロウロしている人なら、国道沿いにある「鹿カレー」の看板とともに古いログハウスを一度は見たことがあるはずだ。そこは匠亭というお店で、鹿肉料理の一大拠点なのである。鹿肉以外にも、猪肉、ヤマメ・イワナの類の渓流魚も楽しめる。画像の鹿肉缶詰も匠亭の製造、販売だ。同店のホームページはこちらだ → http://www.takumitei.com/
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中身は上の画像のとおり。いわゆる大和煮で、まずいと言う人などいないであろう深い味だ。しっかり噛んで野性味を味わおう。食べながら、少しは諏訪の歴史と自然と動物を食べることの意味を考えたい。空想は八ヶ岳西麓に多く住んだらしい縄文人の生活にまで飛んで行く。
下の画像は我らが「黒姫の赤鬼」ことC.W. ニコルさんが書いた本で、東京環境工科学園出版部の「鹿肉食のすすめ」である。副題は「日本人は鹿肉で救われる」だ。目次を見ると・・・「日本人と鹿」、「鹿肉は食べられる?」、「鹿の解体法(すごっ!)」、「ニコル流シンプルレシピ・・・鹿のレバ刺しマリネ(ん~、さすが)」などとある。
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私はニコルさんの著書を昔から読み漁っている。日本を好きという珍しいウェールズ人で、信州北部に住み、日本の行政や日本人の文化、風習について賞賛と批判の両方を繰り返し発信している。
最近「ジビエ料理」という言葉でもてはやされる鹿肉。諏訪人は太古からチョー・グルメだったのだ。「ジビエ」と言っても何も特別なものではない。近所からタケノコを引っこ抜いて来て食べるのと同じだ。どんどん食べよう。皆さんも鹿肉をどうぞ。おいしいですよ。来年はまた次の御柱祭だ。鹿肉食べながら諏訪の歴史を勉強しよう!
鹿食免(かじきめん)は鹿を獲ってその肉を食べることに対して与えられた免罪符だ。四足の肉を食べることを避けた時代に、諏訪大社の神長官が与えたものである。同じくお箸もあって鹿食箸と言う。
明治時代まで諏訪大社は鹿食免を出していたが、近年それが復活した。長野県や諏訪地方の役所が産業振興と駆除を兼ねて鹿肉を食べることを勧めており、それがコラボ(?)したらしい。
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以前から諏訪周辺には鹿肉を売るところが多くあった。歴史的には鹿肉食はでたらめに古い習慣だ。茅野市の神長官守矢資料館に行けばよい。諏訪大社の御頭祭(「おんとうさい」と読むのだぞ「おかしらまつり」なんておめでたい読みかたではないぞ)の様子が説明されている。猪や鹿や兎の肉、内臓、脳みそ、皮を捧げた祭りの様子や、その歴史がわかる。建築探偵のニックネームで知られ同地生まれの藤森先生の設計による、面白い建物だ。それだけでも必見。
同地方をクルマでウロウロしている人なら、国道沿いにある「鹿カレー」の看板とともに古いログハウスを一度は見たことがあるはずだ。そこは匠亭というお店で、鹿肉料理の一大拠点なのである。鹿肉以外にも、猪肉、ヤマメ・イワナの類の渓流魚も楽しめる。画像の鹿肉缶詰も匠亭の製造、販売だ。同店のホームページはこちらだ → http://www.takumitei.com/
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中身は上の画像のとおり。いわゆる大和煮で、まずいと言う人などいないであろう深い味だ。しっかり噛んで野性味を味わおう。食べながら、少しは諏訪の歴史と自然と動物を食べることの意味を考えたい。空想は八ヶ岳西麓に多く住んだらしい縄文人の生活にまで飛んで行く。
下の画像は我らが「黒姫の赤鬼」ことC.W. ニコルさんが書いた本で、東京環境工科学園出版部の「鹿肉食のすすめ」である。副題は「日本人は鹿肉で救われる」だ。目次を見ると・・・「日本人と鹿」、「鹿肉は食べられる?」、「鹿の解体法(すごっ!)」、「ニコル流シンプルレシピ・・・鹿のレバ刺しマリネ(ん~、さすが)」などとある。
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私はニコルさんの著書を昔から読み漁っている。日本を好きという珍しいウェールズ人で、信州北部に住み、日本の行政や日本人の文化、風習について賞賛と批判の両方を繰り返し発信している。
最近「ジビエ料理」という言葉でもてはやされる鹿肉。諏訪人は太古からチョー・グルメだったのだ。「ジビエ」と言っても何も特別なものではない。近所からタケノコを引っこ抜いて来て食べるのと同じだ。どんどん食べよう。皆さんも鹿肉をどうぞ。おいしいですよ。来年はまた次の御柱祭だ。鹿肉食べながら諏訪の歴史を勉強しよう!