「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

憂鬱だがそれなりに楽しい確定申告: 鎌倉山経由で税務署に行き、極楽寺坂経由で七里ガ浜に戻る

2010-02-10 00:26:43 | あちこち見て歩く
確定申告で税務署に行かねばならなかったのに、ずっと先延ばししていた。不愉快だからだ。いつも思うのだが、労働の対価である収入に課税する前に、まず(配偶者が遺族の場合は除外して)昨年国内で発生したすべての遺産(現預金・有価証券・不動産等)を没収して競売にかけ、それでも税収が足りなければそこで初めて収入に課税してはどうか? 例えば・・・一生懸命働いて独力で家族多数を養う貧乏サラリーマンのわずかな収入にはガンガン課税し、一方で数千万円の時価があろう不動産を全く馬鹿で遊び呆けているドラ息子が無税で相続することを認めるなんてのは、ヘンである。遺産の没収を断行すれば我が国の慢性的歳入不足などかなり解消されるのではないか。真の平等にも役立つし・・・それはともかく、私は税務署に行かねばならない。



税金を納める作業のために税務署に行くわけだが、確定申告書には税務署と自宅間の交通費控除の欄がない。税金を払わされ、そのためにまた交通費を払うのは癪だ。なぜか妻も一緒に行くと言う。納税意識の高い妻だ。でも七里ガ浜の循環バスと江ノ電を使って往復で1人700円、2人なら合計1400円もの交通費が納税のためにかかることになる。

だったら徒歩で税務署との往復をしようと思った。鎌倉山(上の画像)を登って降りて、笛田の住宅地を抜けて、八雲神社を通る。やさい直売コーナーがあった。ミズナを売っていたが、今日はミズナは不要だ。残念。



北条氏常盤亭跡。



鎌倉市内でも常盤という地区はなんとも不思議なところである。海からも鎌倉西部(腰越など)、北部からも離れ、旧鎌倉市街地からも微妙に距離がある。内陸的で平らな部分が多く、空き地、山が多い。なんとなくイメージがつかみにくい場所だ。鎌倉のモンタナ / ワイオミング?



着いた! 鎌倉税務署。これで片道の交通費は節約出来たわけだ。税金を納めてもらわないといけないから、ゲートの警備員さんも中の係員さんも皆が親切丁寧。ニコニコ顔で「払って、払って」と言っていた(←そんなこと言っていません)。昨年不動産を売却したので、その関連書類のことで質問があったのだが、簡単に片付いた。



事前に準備もしてあったので、素早く受理してもらう。さあ帰りましょ。帰りの交通費もタダにするぞ。

西へ。長谷大谷戸の交差点。いつも思うが、ここで「長谷」と言われても、私には長谷と言う気がしない。長谷と言えば、私には長谷駅、長谷寺、大仏周辺のイメージがあるからだ。ところがこの長谷大谷戸と言えば山に囲まれ妙に交通量が多いが、特徴が希薄な交差点である。



長谷大谷戸の交差点から長谷駅方面へ南下する。立派な門が。



コンクリート壁と巨木との戦い。巨木がジワジワと競り勝っているようだ。植物強し。



やがてコロッケで有名な宮代商店へ。もう腹が減って死にそうになる。妻が前を倒れそうになりながら歩いている。



星の井があるということは・・・



坂の下の力餅だ! 歴史のあるお店だ。力餅10個をおみやげに買う。交通費を節約しても、力餅を買ってしまっては節約にならないが、まあ仕方が無い。



お店の住所は鎌倉市坂の下。ご存じない方のために申し上げると、坂とは極楽寺坂のことだ。極楽寺坂の下に広がる地区名が坂の下。極楽寺坂は山に囲まれた旧鎌倉市街地に外から入る際の切り通しのひとつである。昔は今みたいな掘削技術もないので、この極楽寺坂の傾斜はもっときつかったらしい。



もう空腹感は頂点に達している。極楽寺と言えば、盛華園がある! 中華料理一筋40年ほど。



五目うま煮そばだ。700円である。税務署との往復のための交通費1人分と同じだ。交通費の節約でランチ代が浮いたわけである。素晴らしい。これ、なかなか美味しい。



極楽寺の谷戸を奥へ、奥へ。



谷戸を入り、尾根を越えるとすぐに我が住宅街が見える。戻った!



節約は苦しい。交通費を節約してひたすら歩いたら、腹が減ってますます食べる。あまり節約にならない。買ったばかりの力餅。「生ものだから今日中に食べろ」とのことで、むしゃむしゃ食べる。全行程3時間。かなり疲れた。

コメント (9)
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