「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

八ヶ岳西麓原村の2月(10) 厳寒の山荘で食べる / 【肉以外編】野菜&キノコ・フェスティバル!

2010-02-27 17:53:17 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
こもらずして何のための山荘か! 外は寒いし、ヘンテコリンで大きな犬がいてはお出掛けもままならない。鎌倉の自宅から持ち込んだ、マーマレードと茶葉(アイリッシュ・ブレックファースト)。どちらもお勧めします! これにあとはベルグ(原村のペンション・ビレッジ内のパン店)のパンがあれば、取りあえずは山荘の中で生きて行ける。



オレも自宅から持って来てもらったドッグ・フードがあるから、取り敢えずは生きて行ける。



私の場合、これも必要だ。重さで表現すると、山荘滞在中は私の体の中の水分の半分くらいがこれになっているような感じだ。



とは言え、真澄以外にもいろいろと必要だ。何か食料品をA-Coopに買いに行こう。で見渡すと、これ(↓)食べたことありますか? 桜もつ煮。もつ煮は今や国民食的な人気だけれど、「桜(=馬)」ですよ。このあたりが信州らしいアイデンティティを主張してますねえ。いいですねぇ。でも今回はパス。



これ(↓)をご存じですか? てんよせ。寒天だ。これはイチゴ入り。豪華です。原村のお隣、茅野には寒天農家がたくさんある。寒天はいろいろな使い方が出来る。シュレッドした寒天を味噌汁にも入れられるぞ。お腹にいいぞ。でもこれもパス。



いろいろ食べないと、いけない。食は人生最大の楽しみのひとつ(でしょ?)。

食材と調味料を選び、組みあわせ、少し変えたプロセスで作る。
すると・・・同じような材料がまったく別な料理に化ける驚きと楽しさ。作っては食べ、作っては食べ。調理器具は上にいっぱいぶら下がっているが・・・



今回は収納の中にある中華鍋で全部作ろっと。



では以下に順番にご紹介! ①から④まであるよ。

【① ナスと油揚げの花椒炒め】

日本在住の中国料理研究家ウー・ウェン先生のレシピ。ナスと油揚げの花椒炒め。長ナスを用意。これを皮剥いて、薄切り。



長野県諏訪郡富士見町の両国屋豆腐店の油揚げ。横幅が10cmで使いやすい。



さすがウー・ウェン先生。使うものがちゃう。花椒だ。最初から茅野か諏訪の市街地に行けばよかったが、失敗。これを求めて原村と富士見をウロウロ。ウー・ウェン先生はホールの花椒を使えと言うが、売ってない。仕方なく、エスビーの粉末を買う。



油で花椒を熱する。すごいニオイ。スパイシーなニオイだ。ホールではなく粉末なので、味が妙に濃くなるのでは・・・との懸念から少なめに遠慮がちに使う。



ナスと油揚げの花椒炒め。おかずにどうぞ。食欲が湧きます。



ここからはキノコだらけ。

【② キノコと竹輪の酒蒸し】

下の画像は先日来作り続けている簡単料理。シイタケ、シメジ、チクワ、アスパラをバターで炒め、めんつゆと酒で軽く蒸す。短時間の料理。おつまみ的だ。お酒好きなおとうさんが喜ぶ。



【③ キノコのスパゲティ】

シイタケとシメジと大葉のスパゲティ。チョー和風なパスタ。



【④ キノコのナンプラー炒め】

そして圧巻、キノコ尽くしのナンプラー炒め。新メニューだ。果敢に初挑戦!



シメジ、カキノキダケ、エリンギとすべて信州産。ところがなんとシイタケは県境の向こう、白州の横手(って知ってる?)から来た。立派なシイタケだ。すごく大きい。このシイタケ・パック、どぉ?? A-Coopの原村店でも富士見のJAアグリモールでも同じパックが売られていたが、原村の方が100円ほど安いことに気付いた。何かの間違い?私って結構食べ物の価格ウォッチャー?

とにかく、非常に立派なシイタケで気に入った。白州は良いところだ。



これ、鷹の爪の輪切り。伊那地方の会社ニチノウ食品の商品。信州ではよく見かける。



そしてなんとナンプラーを使う。他にはバター(ナンプラーとバターって結構珍しい組み合わせだ)とパセリ(今回は乾燥モノ)。



ほらね。すごいでしょ。キノコ尽くし。



皆さん、キノコ好きですか? 私は大好きなのであ~る。今回山荘滞在中はいろいろと食べた。すでにご紹介したとおり、まったく同じパックの鶏モモ肉を使った「夫婦料理対決チキン合戦」も実施された。私のイタリア風鶏肉のグリル・マエミアーナ・ドゥーエ・マスミーゼは、妻の和風鶏の照焼きに完敗したが。

栄養満点で、しかも安上がり。手持ちレシピも増えた有意義な山荘滞在。

以上、これで今回の原村滞在シリーズは終わり。
コメント (4)
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八ヶ岳西麓原村の2月(9) 犬も2010年の諏訪の大祭、御柱祭を予習するが退屈で寝る

2010-02-27 07:02:42 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
今回の原村滞在中、私(以下「とーちゃん」)と犬(以下「茶々之介」)の間で交わされた会話。

茶々之介: なんだか山荘の中は鎌倉の家より暖かいねえ。あぁ~~眠い。でも、あぁ~~退屈だ。なんて静かなんでしょ。とーちゃん、何かして遊んでくれない?



とーちゃん: 原村に来たら、LCV FM聴きなさいよ。76.9mhzさ。諏訪の人は皆これ聴いているのよ。昔の歌謡曲がずっと鳴ってて、なんだかいい感じじゃないの。山口百恵ってあんた知ってる?
茶々之介: 知らんわ。でもここって諏訪なの? 原村じゃないの?
とーちゃん: 原村も含めて6市町村全体が大きい意味で諏訪なのよ。諏訪って面白い所なのよ。ちょっとヘンなんだけど、そこがまたええのよ。全体的にはおとなしい地域なんだけど、なぜか大祭になると盛り上がるのさ。



茶々之介: 大祭って、原村のA-Coopに売っているおもちゃのこと?
とーちゃん: おっ、いいところに目を付けたね、でもね、ちょっと違うんだなぁ。お祭りなのよ。やたらでかい重い丸太を、ただ引きずったり、坂から落としたり、川に浸けたりすることを皆で大真面目にやったりするのさ。最後には諏訪大社に建てるんだけどね。



茶々之介: おーーおーーあれか。とーちゃんがいつも飲んでるやつ。
とーちゃん: そーーそーー、おまえよくわかっているねぇ。あれよ、あれよ。でもあれはお酒なんだけどね。あれも御柱祭versionが出てるからねえ。おまえ、よく見てるねぇ。



茶々之介: とーちゃん、あれ着るの?(吹き抜けの上に掛かる法被を見上げる)
とーちゃん: 今年の祭は行けるかなぁ・・・。ダメかもね。でもね、ダメな場合はyannさんに託そう。
茶々之介: yannさんって誰?
とーちゃん: とーちゃんも知らないんだ。会ったことがないんだけど、諏訪出身の美人でとーちゃんのマブダチなんだ。
茶々之介: それ、おかしくね? 会ったことねえのに、マブダチ。会ったことねえのに、美人ってわかるって、ヘンじゃね?
とーちゃん: 確かにそうだな。でもなぜかマブダチなんだ。「美人」ってのはyannさんが自分でそう言うのを受け売りしてるだけで、とーちゃんは見ていねえから保証出来ねえんだけどな。しかしyannさんもなにかとご多忙らしいからなぁ。



とーちゃん: ちょっと社会見学に連れてってやるずら!
茶々之介: どこ?
とーちゃん: 原村の農場。
茶々之介: いつも行ってるじゃん。
とーちゃん: わかってないねーー。いつも何気なく連れて行っているようで、あそこは大変なところなんだよ。非常に重要なポイントなんだよ。説明してやるから、おいで。

茶々之介: ひゃっほーーーい!また来ちゃったもんね。阿弥陀岳丸見えの晴天の八ヶ岳西麓の原村の寒さの中のオレの広場のオレの雄姿、かーちゃん、見た?



茶々之介: おいおい、かーちゃん、どこ行くんだよ? とーちゃん、どうする? かーちゃん、どんどん行っちゃうけど???
とーちゃん: じゃあ、行ってみなよ(とーちゃん、ボールを投げる)



茶々之介: ひゃっほーーい!



茶々之介: ひゃっほーーい!



茶々之介: かーちゃん、ボール取って来たよ。オレって偉い?
かーちゃん: 偉い偉い。



とーちゃん: さて、トレーニングは終わった。社会見学の時間。「諏訪大社 御柱綱置場」とあるのが読めるか?
茶々之介: 読めねえ。
とーちゃん: あんたがいつも走っている農場の横は神聖な場所なのさ。



とーちゃん: この看板、読んでみぃ。
茶々之介: 読めねぇ。。。
とーちゃん: ここは、御柱街道さ。御柱祭ではこの辺から柱が続々と西へ出て行くのさ。諏訪大社上社へね。そして同時にね、ここは武田信玄がつけた棒道のうちのひとつの通過点でもある。ローマ人と同じで軍人って皆楽しいイマジネーションに欠けるから、道を妙にストレートにつけたがるのよね。だから「棒」なのよ。ここはそんなポイント。



茶々之介: へぇ~~、つまんねぇ話。ちょーつまんねぇ話じゃん。オレ寝てた方がいいわ。



茶々之介: やっぱ山荘で寝よ。暖かいし。
とーちゃん: あんた、走る以外はずっと寝てるんだね。



茶々之介: おいおい、とーちゃん、2本目でねえの? 飲み過ぎでねえの?
とーちゃん: 祭ってね、飲むものずらに。

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