「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

八ヶ岳西麓原村の冬(5) 薪ストーブが活躍する

2010-02-05 01:28:37 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
暖房器具としてだけでなく、濡れたものを乾かすのにも役立つ薪ストーブ。手袋もスグ乾く。

こういう道具の良いところは、仕組みが単純で不具合があってもその原因となる箇所がすぐ判明し、直接自分が触れて何でもコントロール出来るところだ。以前私が所有していた山荘は、水道の元栓を家の中からモーターで開け締めする設計になっていた。ところがモーターが故障して水抜きが出来なくなり、ちょっとした騒ぎになった。コンクリートで作られたアプローチや駐車場の下を這う水道管の漏れ、なんてのも非常に面倒だった記憶がある。



直接触れにくい、あるいは故障の原因箇所の特定が難しいモノにまかせたシステムに頼ることを、極力避ける傾向が私にはある。このストーブのような単純さを好む。

今回初めて買った着火剤(左)。今まではファイヤーサイド社の着火剤(右)を使って来た。それに不満があるわけではないが、たまには他のモノを使ってみたい。



下の画像で左が新しい商品。右がいままでのモノ。新しい着火剤は、袋入りである。デンマーク製だ。パラフィンの袋にそのまま火をつける。煙は無害だと言う。ホントかい?でもまあ、こういう環境対応では、ドイツや北欧のものは結構信頼性が高い。



各国語で書かれた説明書。



私はストーブの前面ガラスを掃除しないが、それでもこの程度にしか汚れない。燃焼を開始してしばらくすると、ススでガラスが少し黒くなるが、さらにそのまま燃焼させているとまたスグにスッキリきれいになる。これはストーブ設計者が意図したことか、単なる偶然か。少なくとも、私が以前所有したストーブよりは楽な、お手軽ストーブである。前のストーブでは、前面ガラスがススで一旦黒くなり放置しておくと、いつまでも黒いままだった。



温度管理も楽である。かなり上手に一定の温度を保つ。固定相場制みたいなものだ。スイスイっと。薪の補給とダンパーの開閉と空気取り入れ口の調整。非常に頼り甲斐がある。頭の良い児童が算数の計算を早々と正確に終えて澄ましているような感じ。



今回の滞在中、最低気温は毎朝マイナス6~8度くらいだった。デタラメに寒い!ということがないので、どうもつまらない。滞在が一週間早ければもう少し寒かったのに。



古い薪(下の黒い方)も新しい薪(上の明るい切り口のもの)も、スタンバイ。寒さ、どんと来い!



薪ストーブ焚いて、チョピン!・・・もとい、ショパン! ノクターン。アシュケナージの演奏。



英国ファンの皆様! ボストリッジのブリテン歌曲集。変わり種のテノール歌手。中世欧州の魔術に関する研究で博士号を持つ歌手。英国人らしい不思議さ。ラトル指揮のBPOの機械のような演奏。なんとなく、清貧ながらも精神的に豊かなインテリ的エリートの香りが高いCD。



犬も心地よく寝る。お利口なストーブに、音楽。

コメント (10)
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