八ヶ岳西麓原村の冬（３） 食料を調達し、小屋にこもり、作って食べる

原村に行ったら、外出は最小限にまとめてとにかく山荘にこもる。あちこち出かけていてはいけない。ちょっと出かけて帰ると、クルマの走行距離が20～30kmになることくらいはザラで、ガソリン代がもったいない。さらに、どうしても出かけるとカネを使う。加えて冬は、外出するたびに山荘が冷えるので、また暖め直さねばならない。エネルギー代が嵩むのだ。ケチなのである。



狭いキッチンの入口には真澄の前掛け。のれん代わり。ここへ来たら真澄を飲もう。



これはなんの意味もない飾り。インテリアのつもりだったが、今では邪魔になるだけ。



当地のスーパーではいろいろなモノが。
フナを揚げたり、煮たり（買ってません）。



いなごもムシャムシャ（買ってません）。



わかさぎなんて、もうしょっちゅう（買ってません）。



コイのファンも多い（買ってません）。



コレですいとんもおやきも自由自在（買ってません）。



信玄野沢菜・・・んっ？甲州やないか。



信玄はあちこち動き回った。川中島で合戦があったくらいだから、彼は信州なんて知りつくしていたことだろう。この野沢菜も飯田で生産されている。炒飯に入れるのに買う。



つまみながら真澄を飲む。



おでんがうまい。



おだしが残る。玉葱ぽんさんの教えに従い、これを有効活用する。



安曇野の米。



おでんのだしでおじや。



ベルグ（原村のパン店）で買ったパンをむしゃむしゃ。



七味はこれ。絶対これ。



ストーブで野菜の煮込み。



大量に野菜を採ることが出来る。



翌日は同じ煮込みがリゾットに化ける。



いつもこのブログを見て下さっている方は、「このウチ、安い食材が多いな」と思っておられるかもしれない。そのとおり。当たりだ。

しかし今回は我が家としては相当な奮発。牛肩ロースのブロック。



鋳鉄の重いスキレットを用意。



コショウをベタベタに。



とにかく焼く。



包丁を研ぎまくる。後で肉を薄切りするから。



このように。



からしと醤油で。美味いっ！



真澄が2本目に突入。どうしましょ。レロレロレェ～♪だ。



原村の農場（八ヶ岳中央農業実践大学校）で買った、タマゴ。アローカナという種類の南米の鶏が産んだタマゴだ。通称青玉といわれ本当にタマゴの殻が青みがかっている。そんなことアローカナ？　言うと思った？　農場関係者さん曰く「物凄く黄身がしっかりしていて、タマゴかけご飯にピッタリです！」



両端がかなり尖っていて、面白い。これを炒飯に使う。



鶏モモ肉とネギ。



圧力釜でご飯を炊く。高地ゆえ気圧が低いからか、普通の釜では失敗することもよくある。



どや？　野沢菜入り炒飯。
美味しそうでしょ？



他、キノコのスパゲティ。エノキがたくさん入っているが、画像では見えない。スパゲティにエノキは合う。食感が楽しい。でも、いつも視覚的に麺と同化してしまうのが玉に瑕。



「オレにも何かくれよ・・・」と食卓をみつめる茶々之介。

八ヶ岳西麓原村の冬（２） 犬もいろいろと楽しみたい

退屈極まりない山荘。「薪ストーブっていい！」などとは、馬鹿な人間の言うこと。どこが楽しいのか、オレにはサッパリ。ねえ、とーちゃん、農場（原村の八ケ岳中央農業実践大学校の広場）行こうぜ。



また連れて来てもらっちゃった。毎日、ここだ。これしか楽しみないんだもんね。ロング・リード装着。早く「よしっ！」って言ってくれよ。



「よしっ！」だって。わーーーーい！どんどん走る。ねえ、ボール投げて。



ボール捕りに行く。



捕って戻る。



ここは、これ（＝鹿の糞）が結構たくさん落ちてるんだなぁ。たまらないおいしさ。食べながら走る。走りながら食べる。オレ、満足！　とーちゃんは怒ってるけど。かーちゃんは気持ち悪そうな顔しているけど・・・オレ、平気！



半分雪が残る最悪の状態。



オレはボトボトだ。寒い。もう帰らないかい？寒いよ、とーちゃん。オレって自分勝手？



とーちゃんとかーちゃんはストーブ・ハウス（原村の薪ストーブ及びその関連商品・インテリア用品販売店）で買い物があるそうだ。いいなぁ～～、オレ、前からあそこに一度入りたいと思ってるんだ。



オレってパピー？　違うよね。「Welcome, big and powerful dogs!」って看板掲げた店ってないのかね？



まあな、オレ、シッポ振っただけで陳列商品をなぎ倒すからな。仕方ねえや、クルマで留守番だ。あぁ～、退屈だ。