「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

湘南で勝手に甲州人のほうとうを研究する・・・ズラ@七里ガ浜自宅厨房

2010-02-22 00:00:24 | 食べ物・飲み物
藤沢市内のスーパーでほうとうを買って来た。自宅でほうとう作って食べるのだ。相州で勝手に甲州!



前回八ヶ岳山麓の原村で生まれて初めて自分でほうとうを作って、それを気に入った。今回は二度目の挑戦だ。前回の経験を経て、さらにグレードアップしたい。今回買った麺は、山梨県南都留郡の平井屋という製麵所のものだ。随分長時間煮込む必要があるらしい。しっかりしているということか。



包装裏面にほうとうの由来が。枕草子にも「はうとう」との言葉が出て来るらしい。今では「甲州名物」というイメージの強いほうとうも、古くは日本中もっと広範囲な地域で食べられるものだったのだろうか。



しかし見るからに変わった麺だ。以前にも書いたが、日本国内に限るとこんな平らに潰したような麺を作ってせっせとたくさん食べるのは名古屋人と甲州人くらいのものだろう。しかし面白いのは、すごく大雑把に言うと、名古屋が変則的な食べ物の宝庫であり、即物的で食のアイデアの単純極まりない融合とも言える食べ物をあれこれ輩出するのに対し、甲州は極めて普通な地域であることだ。



クリステルの鍋を使う。皆さん、これ、サイズ違いをいくつか用意しておくと、とても使いやすいですよ!



材料を用意!
ほうとうの麺以外には:
●しっかりものの野菜群
カボチャ、大根、ニンジン、ゴボウ。
●軟弱ものの野菜群
ネギ、シメジ、ミツバ
●炒める野菜
ナス
●他
揚げ



水を1.8リットル使い、ダシをとり、カボチャを投入。前回はカボチャをこうする前にレンジでチン!したが、今回はそのまま鍋に入れてみた。問題なし!どうせ、グツグツ長時間煮込んで溶かし込んでしまう。



煮込む煮込む煮込む。溶ける溶ける溶ける。ダシが黄色くなって行く。7~8分だろうか。



残りのしっかりものの野菜を投入。大根、ニンジン、ゴボウ。で、さらに5分くらい煮込む。



煮ているだけで、あまりに退屈なので飲む。ケンタッキーと甲州が出会う七里ガ浜自宅厨房。



ナスをちょっと多めのゴマ油で炒める。少々焦げるくらいに。



それも鍋に。ダシの中でナスはトロトロになる。そしてダシにゴマ油の香りがプン!とつく。



最後まで出番を待たされる柔らか野菜群。まだ当分待ってもらうよ。



ナスの後にほうとうの麺を入れる。ここから12~13分麺を煮込まねばならない。途中日本酒を少し入れた。



あと2~3分でほうとうも柔らかくなるぞ、という頃合いに柔らか野菜群と揚げを投入。ただしミズナは最後まで取っておく。



私がほうとうの研究を極めている間、妻は男子フィギュア選手ライサチェックの研究を極めていた。「カッコいいわぁ~」とため息。もしライサチェックが男女ペアのフィギュアを滑るなら、無謀にも相方として立候補すると宣言している。きっと断られると思うのだけれど・・・。


(Source: New York Times)

ライサチェック研究に時間を割いてはいられない。味噌を急がないと。たっぷり味噌を鍋に入れる。味を見ながら。



ここで気付いたことがある。普通ほうとうは味噌味だと思っていたが、それ以外もあるのだろうか。ほうとう麺の包装に「味噌又は醤油を・・・」とある。「又は」の表現に注意。「味噌をベースにちょっと醤油を足してもよい」などという中途半端な表現ではない。単純に「醤油味ほうとう」なんていうものが存在するのだろうか。よくわからない。しかし今回は味噌のみを入れた。



そして沸騰させないように気をつけて数分。出来上がりだ。ミツバを散らす。



各自さらにとり、食べる。七味もふりかける。麺が主体の取り方。



ダシ汁が主体の取り方。濃厚リッチでクリーミーなかぼちゃほうとうだ。ヘンなシチューよりうまいぞ。



麺料理というより、うどんすきみたいに鍋料理に近い。これはまたいろいろと発展編が考えられそうである。キムチほうとう、チーズトマトほうとう・・・。七里ガ浜の皆さんも、ほうとうをどうぞ。甲州人にばかりこれを食べさせておく必要はない。
コメント (2)
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