本日はマサラ。ガツンとマサラだ。でも材料は牛スジ。なんたって安いから。
ポール・マッカートニーの新譜「NEW♪」。間もなく発売だ。
世の中の売れ筋をばっちり心得て、半世紀もの間、最前線で燃焼し続ける音楽活動。たいしたもんだねぇ。尊敬しちゃう。
Out Thereの来日コンサート、S席は16,500円だとか。安いB席でも10,000円をはるか超える。これもまた尊敬しちゃう。
しかぁ~し、秋っぽくなってきたなぁ。芝刈り直後の庭は眩しい。
賞味期限が切れそうで値引きになったら即買い。冷凍すれば大丈夫。たくさん肉食うぞ。
牛スジなんて調理したことない人のために言うと、牛スジはそのまま焼いたりしても食べられはしないんだぞ。出汁をとるだけなら別だが、牛スジを食べるには、かなりの時間と労力を必要とすることになる。
玉村豊男さんの著書をご覧なさい。これは名著だ。
彼によれば、いや、よらなくても、肉の煮込みの調理法は大きく分けて2とおり。
● 表面をしっかり焼いて肉の旨味を閉じ込めてから煮る
または
● どうしようもないような肉(=つまりは代表的なのが牛スジだ)をグダグダにボロボロにしてから、煮込んでいって外から味をジワッと浸みこませて行く
前者は普通ないしは高価な肉に多く、後者はかなり安価な肉に多い調理法だ。
本日は牛スジだから後者だ。先に圧力をかけて固い牛スジをグダグダに柔らかくして、次に煮込んでお味を外から牛スジに浸みこませて行く。やがて牛スジの4分の1くらいはマサラに溶け込んで行き、ますますそれが全体の味を豊かなものにする。一方残ったスジ肉は相当柔らかいものになり、味わいはスパイシー。
さあ、しっかりカイエン・ペッパーを利かせて、ピリリッと辛くしましょう。
私なんて、「カイエン」って聞いたら、こればかりが頭に浮かぶ。
【Source:モーター・トレンド誌】
筋肉質でパワフルで妙にパンパンに張ったデカさ。21世紀のエコ時代の趣旨に逆らうようなクルマだ。
牛スジもパワフル。スジです、スジ。かなり頑固。
それ下さいな。
いや、だめです。これから圧力鍋でグダグダ・ボロボロにするのですから。
「おい、そう言わないで、その肉、オレに寄こせよ」と牛スジ・ファンのワンコが言う。
まずは煮てアクを出してしまう。
この段階でもまだかなり固い。切るのが大変なくらい。
ここでやっと圧力をかける。圧力鍋に入れて、まずは強火。
圧力鍋が巡航速度に入ったら、そこで弱火に。
その間に準備。タマネギにトマト。ショウガにニンニク。
スパイスも。中に、スパイスでないものも混じっているが。
どひゃー。手前の赤いのがポルシェ。いや、カイエン・ペッパー。向こうの赤いのはパプリカ。
ニンニク、ショウガもすり潰す。
シュッシュッと言う圧力鍋の横で、どんどん炒める。
本日も全部のプロセスを中華鍋で行う。
水気がほとんどなくなるまで、炒め続ける。
そこにスパイスを入れて炒めて、さらにそこに塩も入れる。サササッと炒める。でないと、スパイスが焦げてしまう。
水をくわえて煮る。
バターやブイヨン・キューブや酒やマーマレード。
バターの香りを嗅いで、かけつけて来たワンコ。
「バターくれよ!」
「マーマレードでもいいからさ!」
少しは前より煮詰まって来た。
肉を切るのにナイフが必要だから用意。
いつもお世話になっている南信州遠山郷の山肉・ジンギスカン肉専門店、スズキヤの店主様が勧める「肉の本」。
スジ肉についての記述。一般的には肉屋さんの残り物だ。だから安い。
安いんだけど、ちゃんと調理すればすっごくおいしいぞぉ。
圧力鍋でシッカリ1時間。ぶらりん!と脱力した様子の肉。かなり柔らかくなった。
これを中華鍋に入れて、ゆっくり煮る。固すぎて食えないスジ肉も、圧力鍋で一旦ボロボロにすれば、外から味を素直に吸いこんでくれるようになる。
ちょっと食べる。うまいぃ!。スパイスやタマネギ。いろいろと浸みこんだトロトロの牛スジ。
まだまだ時間はある。どんどん煮込もう!!
サルコーを飲む。麦はうまい。
何ももらえなかった。ふて寝。
どんどん煮込む。水分が少なくなり、牛スジもドロドロっとするところまで。
出来た! 牛スジもトロトロだ。牛スジは多めに用意した方が良い。一部が溶け込んでしまうからだ。でもそれにより全体がとっても味わい深いマサラになっている。そして残った牛スジはとろとろなんだなぁ~、これが。
結局ナイフは不要だった。
トロリンッ♪と牛スジ。スパイシーな煮込み。いかがですか??
冒頭でご紹介した間もなく発売予定のNEW♪だが、ポール・マッカートニーの即興パフォーマンスも只今公開中だ!
ポール・マッカートニーの新譜「NEW♪」。間もなく発売だ。
世の中の売れ筋をばっちり心得て、半世紀もの間、最前線で燃焼し続ける音楽活動。たいしたもんだねぇ。尊敬しちゃう。
Out Thereの来日コンサート、S席は16,500円だとか。安いB席でも10,000円をはるか超える。これもまた尊敬しちゃう。
しかぁ~し、秋っぽくなってきたなぁ。芝刈り直後の庭は眩しい。
賞味期限が切れそうで値引きになったら即買い。冷凍すれば大丈夫。たくさん肉食うぞ。
牛スジなんて調理したことない人のために言うと、牛スジはそのまま焼いたりしても食べられはしないんだぞ。出汁をとるだけなら別だが、牛スジを食べるには、かなりの時間と労力を必要とすることになる。
玉村豊男さんの著書をご覧なさい。これは名著だ。
彼によれば、いや、よらなくても、肉の煮込みの調理法は大きく分けて2とおり。
● 表面をしっかり焼いて肉の旨味を閉じ込めてから煮る
または
● どうしようもないような肉(=つまりは代表的なのが牛スジだ)をグダグダにボロボロにしてから、煮込んでいって外から味をジワッと浸みこませて行く
前者は普通ないしは高価な肉に多く、後者はかなり安価な肉に多い調理法だ。
本日は牛スジだから後者だ。先に圧力をかけて固い牛スジをグダグダに柔らかくして、次に煮込んでお味を外から牛スジに浸みこませて行く。やがて牛スジの4分の1くらいはマサラに溶け込んで行き、ますますそれが全体の味を豊かなものにする。一方残ったスジ肉は相当柔らかいものになり、味わいはスパイシー。
さあ、しっかりカイエン・ペッパーを利かせて、ピリリッと辛くしましょう。
私なんて、「カイエン」って聞いたら、こればかりが頭に浮かぶ。
【Source:モーター・トレンド誌】
筋肉質でパワフルで妙にパンパンに張ったデカさ。21世紀のエコ時代の趣旨に逆らうようなクルマだ。
牛スジもパワフル。スジです、スジ。かなり頑固。
それ下さいな。
いや、だめです。これから圧力鍋でグダグダ・ボロボロにするのですから。
「おい、そう言わないで、その肉、オレに寄こせよ」と牛スジ・ファンのワンコが言う。
まずは煮てアクを出してしまう。
この段階でもまだかなり固い。切るのが大変なくらい。
ここでやっと圧力をかける。圧力鍋に入れて、まずは強火。
圧力鍋が巡航速度に入ったら、そこで弱火に。
その間に準備。タマネギにトマト。ショウガにニンニク。
スパイスも。中に、スパイスでないものも混じっているが。
どひゃー。手前の赤いのがポルシェ。いや、カイエン・ペッパー。向こうの赤いのはパプリカ。
ニンニク、ショウガもすり潰す。
シュッシュッと言う圧力鍋の横で、どんどん炒める。
本日も全部のプロセスを中華鍋で行う。
水気がほとんどなくなるまで、炒め続ける。
そこにスパイスを入れて炒めて、さらにそこに塩も入れる。サササッと炒める。でないと、スパイスが焦げてしまう。
水をくわえて煮る。
バターやブイヨン・キューブや酒やマーマレード。
バターの香りを嗅いで、かけつけて来たワンコ。
「バターくれよ!」
「マーマレードでもいいからさ!」
少しは前より煮詰まって来た。
肉を切るのにナイフが必要だから用意。
いつもお世話になっている南信州遠山郷の山肉・ジンギスカン肉専門店、スズキヤの店主様が勧める「肉の本」。
スジ肉についての記述。一般的には肉屋さんの残り物だ。だから安い。
安いんだけど、ちゃんと調理すればすっごくおいしいぞぉ。
圧力鍋でシッカリ1時間。ぶらりん!と脱力した様子の肉。かなり柔らかくなった。
これを中華鍋に入れて、ゆっくり煮る。固すぎて食えないスジ肉も、圧力鍋で一旦ボロボロにすれば、外から味を素直に吸いこんでくれるようになる。
ちょっと食べる。うまいぃ!。スパイスやタマネギ。いろいろと浸みこんだトロトロの牛スジ。
まだまだ時間はある。どんどん煮込もう!!
サルコーを飲む。麦はうまい。
何ももらえなかった。ふて寝。
どんどん煮込む。水分が少なくなり、牛スジもドロドロっとするところまで。
出来た! 牛スジもトロトロだ。牛スジは多めに用意した方が良い。一部が溶け込んでしまうからだ。でもそれにより全体がとっても味わい深いマサラになっている。そして残った牛スジはとろとろなんだなぁ~、これが。
結局ナイフは不要だった。
トロリンッ♪と牛スジ。スパイシーな煮込み。いかがですか??
冒頭でご紹介した間もなく発売予定のNEW♪だが、ポール・マッカートニーの即興パフォーマンスも只今公開中だ!