「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

八ヶ岳西麓原村(5) アルジェリア式馬肉シチューのようなものを作りましょう

2018-08-23 16:18:52 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
馬肉なんだなぁ。

信州来たらやっぱり馬肉なんだなぁ。



さわやかなこの音楽をどうぞ♪



本日の話題にも関係ありの、アルジェリアンな歌。

多作な玉村豊男さんのたいていの著書を私は読んでいるが、さっぱり記憶に残らない。

しかしこれは面白いと何度も読み返しているのが「料理の四面体」。



論理的でわかりやすい文章を書かせたら、玉村さんは最高。

この本はその典型。

で、そこに「アルジェリア式羊肉シチュー」という話が出てくる。

このブログでも何度かそれについて書いている。

今回は羊肉と馬肉に替えて、それと似たようなものを作る。

タマネギと人参。



ニンニク。



Aコープで買ったカナダ産馬肉の煮込み用。



メークインがいいんだが、そんなのなかったので、長野県産馬鈴薯。



一口サイズに切りましょう。



馬肉も一口サイズに切りましょう。



馬肉にハーブ系ソルトをぶっかけましょう。



そして焼く。しっかりとね。



匂いがするので、寄って来た犬。



「おとーさん、なんですか、それ? すごい匂いがします。ボクに少しだけくれませんか?」

ダメです。

焼けた。



鍋の中でオリーブオイルを入れニンニクを加熱。



信州らしい白麗茸。



かなり大きなキノコでしっかりしている。

縦に指で裂ける。

長すぎるやつは半分に切ろう。



本日もストウブの鍋が大活躍。



真澄特選(本醸造)をここでも使う。料理に使いながら飲む。



軽く炒めた野菜は、その後ストウブ得意の蒸し焼きに。



強烈に重いふたをすれば、閉じたまま弱火で大丈夫。



途中でかき混ぜ、全体で10分ほど蒸し焼き。

野菜がふにゃっとなる。



ポルパ・ディ・ポモドーロ・ア・ペツェッティ。

Pが4回も出てくる製品名。

ダイス状に切ったトマト。



それを入れてかき混ぜ、さらに馬肉を投入。



イタリアン・パセリ。



味付けはコンソメと胡椒。



コンソメってところがアルジェリア的ではないが。

玉村さんの本の中の説明では塩と胡椒のみで味付けられたことになっている。

最後に白麗茸と馬鈴薯を入れましょう。



真澄を飲み、鍋にも入れたりして。



原村の高原にあるおそろしく清潔なイメージのフリルフスリフ(パン店)。

そこのいちじくパン。



売り切れ必至のおいしいパン。

朝いちばんに買いに行くか、予約するのが無難。

これをご覧ください。分厚く切ったぞ。



狭いキッチン。楽しい、楽しい。



そんなに飲んだり、料理に使うと、諏訪の名酒、真澄がなくなると心配する方もおられよう。

大丈夫、ダイヤ菊がある。茅野の酒蔵だ。名門だよ。



完成、アルジェリア式馬肉シチュー(みたいなもの)。



馬肉うまうま(おやじくさい)。

フリルフスリフのいちじくパンもうまうま。



こういうのをたっぷり作ると幸せ感あり。



おかわりが出来て、次の食事でも食べたりして。

ほら、おかわり。胡椒たっぷりかけて食べる。



ドガティ君は電気ストーブの前でまったり。



トリミングしてもらっている。



太宰治の津軽。



私が高校生だった時代、一部が国語の教科書に使われていた。

その時の国語の先生(たぶんその頃で40代、男性)は太宰治が好きで、我々生徒にその文章を読み聞かせ、細部を解説しながら泣き始めたのを覚えている。

繊細な太宰の心がにじみでてくるようなこの文章に、感じ入ってしまったらしい。



と言うわけで久しぶりに私もこれを読み始めた。

しばらく読んでみたが、まったく泣きそうな場面が出てこない。

早く泣いてみたいのだが。
コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

八ヶ岳西麓原村(4)薪割りもちょっとはしないと

2018-08-23 00:00:18 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
気持ちが良いくらい寒い(笑)日。

あと一か月もすれば、このカエデも紅葉し始める。



はるか上の黄色スズメバチの巣が気になるが、特に目立った動きもないようだ。



まもなく草刈り.com(池輝屋)の池さんにより除去される予定。

こちらが角度を変えて見た同じカエデ(↓)。これもも美しいね。



敷地正面のカラマツ。こちらも2か月後には茶色くなって落葉し始める。



山荘正面のろくにクルマも通らない道路。原村のてっぺんだ。



全体の景色が2か月後には茶色くなるなんて信じられないでしょ。

夏だよねぇ。この景色。



ピンボケもいいところだが、トンボ。



赤とんぼも多かったよ。

ススキなんかもあって、半分秋の気分。



まだ割っていない薪材(玉切り状態)がかなり残っている。

おそらく購入したのは2014年。



2016年の秋以降、2017年、2018年もまだ薪を燃やしていない。

茶々之介氏の具合が悪くなり、2016年9月を最後に、今年の5月まで、原村には来なかったからだ。



そろそろ全て割っておきたいもんだ。

エルク革の手袋と、マジック・アックスを取り出して来た。



薪割りと言う。

薪切りとは言わない。

薪割りとは、、斧を薪材に当て、割り、裂いて、薪ストーブで燃やす薪の状態にする作業。

薪材を割るには、破壊力、つまり重さが必要だし、それを裂くには斧の刃の厚みが必要。



この何も芸術的な味わいがなく、鉄製のやたら重たいマジック・アックスは、その破壊力を持っている。

使い勝手は抜群だ。しかも名門の斧メーカーの製品とは異なり、安い。

しかし重い。振り回すには体力が必要。

エルクの革製グローブも頑丈だ。



こちら(↓)をごらんください。そろそろ割らないといかん。



ナラ材が多く、クヌギも混じる。

虫に食われて木くずが落ちている(↓)。



ぐちゃぐちゃ言ってないで、さっさと割りましょう。



薪材を玉切り状態で何年も放置すると固くなる。

ますます割れにくくなり、普通の斧だとちょっとしんどい。だからくさびを使うことも多い。

しかし強烈な破壊力を持つマジック・アックスはその必要がまずない。

ばっこぉ~ん!とわれるのだ。

玉切り状態の薪材と対話する。



このあたりが最初に割れ易そうね。なぁ~~んて。

そしてマジック・アックスを入れる。



ほら、入ったでしょう。

割れたでしょう。



こういう状態を何度も繰り返していると、高級斧はやられる。

たいていヒッコリーとかの木製の柄に鉄製の刃が付けてあるからだ。

薪材に突き刺さった斧を薪材からひっこ抜くことを繰り返すと、柄と刃の間にすき間も出来がちなのである。

やがて柄から隙間が出来た刃がふらふらすることになる。

その点、柄も刃も一体型で溶接されているマジック・アックスは、そんな心配もない。

斯様に、マジック・アックスは古く固まった薪材(玉切り状態)を簡単に、ばっこぉ~ん!と割って行くのでした。

しかしこんな薪材もある。

見るからに、癖が悪そう。本当に。



あちこちに節(枝の根元)があるのだ。

こういうのは木の中の筋が曲がっていて、まっすぐには割れてくれないため、見た目よりやっかい。



ほらね。わかります?



こっちも。いくつもあるんですよ。



なにせ自然のものだから。

節があって当然だけど。

そんな対話が薪材それぞれとあって、作業がいったんは終了。



続きはまた今度にしましょうね。

腕や腰が痛くなるから。



刃は疲れ切っているのです。



いやぁ~、本日はこれだけにしておきましょう。

あとはまた後日。

疲れました。



この木、なんでしたっけ?



昔はもっと小さかった。

秋になると赤い実がいっぱいなるんだよね。

すでにかなりあるけど。



おぉ~立派なカエデ。



最初に植えた時はまだヒョロヒョロしていたくせに。

私が植えたんですよ、

森のサイクルですね。20年は長い。

山荘のひとつのサイクル。



私のダナー社製の靴。

多くの人が「なぜ、おちゃさんは山荘に行く時、このダナー社製の靴を履くのですか?」と尋ねる。

(ウソ。そんなこと、だれも尋ねない。興味もない)



この靴は頑丈なんだ。



ミンクオイルさえ塗れば長期にわたり、使えるし。



斧にぶっ飛ばされた薪の破片が当たっても平気だし。

構造的にクラシックな登山靴みたいになっていて、つま先などかなり固い。

身を守る手段でもある靴なのでした。



L.L.BEAN社の温度計によれば、この日は昼間の気温がせいぜい17度。



薪割りしても汗もかかない。

真澄の特選を飲んだりして。



あぁ~おいし。

ドガティ君はお昼寝。



平和な原村のてっぺん。
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする