アベちゃんの政権運営にも黄信号。
無敵の強さを誇った長期政権だが、最近は公然と後継者のことが議論されるようになった。
彼の健康状態もかなり悪そう(↓)。毎日長時間労働で、休まないもんね。私なら死んでしまいそうだ。
カトパン(💛)が伝えてくれるから、FNNプライムラインで見てみましょう。
歴代のほとんどの首相同様、アベちゃんは酷い人だと厳しく批判されて来た。
それは事実。確かにそういう面はある。しかし相対的に(=歴代首相と比較して)、私はアベちゃんはよくやったと思っている。
(その1)記録的長期政権というだけでスゴイ
G7で各国首脳が並ぶたび、変わらない顔ぶれの中で日本の首相だけがその都度違うという状態はとても情けなかったわけで、その点アベちゃんは良くも悪くもずっとアベちゃんであり安定的だった。それだけでも誉めてあげたい。なんでも批判するだけなら簡単だが、「それならあんたは首相を7年も8年もまともに務められるんかい?」と私は言いたくなる。政権なんて何年も持たないようでは、あまりに非効率だ。しょっちゅう首相や不慣れな閣僚が総取っ替えになっていては、各省の公僕たちの働きもかなり悪くなるだろう。
(その2)経済的には近年稀に見る成果をあげた
アベちゃんは史上かなりのパフォーマンスを達成している。混乱の民主党政権時代は最低限の行政事務すらろくに機能せず、日経平均は8,000円台をさまよっていた。アベちゃんの天下になってから日経平均は約3倍だ(↓)。

(ちなみに本日は長期のお話なので、便宜上日次ベースではなく、月次ベースのデータでお話する)
このアベノミクス時代って、過去30年で最高の出来なのだ。スゴイことだ。
下のグラフを見てください。これは過去30年の日経平均の動きだ。アベちゃん登場までは何も良いところなしの、世界でも稀にみる沈む国、日本。

バブル経済崩壊後下げ続けだった日本経済。
上のグラフでアベちゃん時代である最後の8年間の上昇は、記録的なハイ・パフォーマンスなのである。
「アベノミクスで景気が良いのは大企業と株式市場だけで、庶民の生活はサッパリだ・・・」と、これまた批判する人が多い。でもそれって明らかに間違いだ。もし「アホノミクス」と批判されるアベノミクスがなければ、日本の大企業はさらに弱体化し、それを受けて中小企業は傾き、失業者は少なくとも今よりは多く、税収はさらに減り、国債発行残高は急増して後代への負の資産が増えていただろう。
加えて・・・全国民の現在および将来の生活を支える公的年金の資産運用(過半が株式等リスク資産で運用されている)はとっくに破綻の危機に瀕していただろう。「年金受給者の皆さぁ~ん! いきなりで恐縮ですけど、年金給付を明日から2分の1にしまぁ~す!」なんて政府から言われなかっただけでも、アベちゃん時代は良かったと思わないといけない。アベちゃんに、ずいぶんひどいなぁと思うことは多々あった。しかしアベちゃんに文句ばかりを言うのは止めよう。「アホノミクス」と批判するなら、せめてあなたが「死んだ日本の30年」の経済を復活させる対案を出してみよう。

アベちゃんのFacebookだ(↑)。私は別にアベちゃんの支持者じゃない。しかしどんな政治家も公平に評価しないといけないと思って、こう書いているだけだ。すべてに優れ100点満点なんて人間はいないわけだし。
ここで話がちょっと変わる。
COVID-19が世界経済を振り回し、株式市場は普通なら何年もかかりそうな上げ幅も下げ幅もほんの短期間に実現してしまったので、最近は日々の市場の動きにあまりに気を取られてしまったけれど、今日は久々に長期的なパフォーマンスを見よう。たまには大昔のことも振り返らないとね。
アベちゃんの頑張りは横に置いておいて、一般的に、成長していない国に投資するよりも、成長している国に投資する方が長期的には単純に儲かる。
当たり前の話だ。人口が減り移民も受け入れることも拒絶していて、労働生産性も低いままの日本に投資するより、そうでない国に投資した方が一般的には儲かるはずだ。例えば生産性ということについて言うと、日本のマイナンバー制度って、はるか前に導入しただけでそのまま放置され、本来の趣旨に反して実際にはなんら役に立っていないことが、最近の10万円の特別定額給付金の時に露呈された。あれが今の日本の生産性が伸びない状況をよく表しているよ。かつて「ハイテク日本」と言われた日本はもはやローテクと言うか、ただの怠惰の最たるところまで落ちている国だ。東欧の小国エストニアのITをちょっとは真似してみようよ。日本は電子マネーすら先進国の中で最も使われ難いローテク大国(実際相対的にデカい国だ)である。これでは効率や生産性は改善しない。そして人口は減るんだから・・・ダメだよね。国力は落ちるばかり。
では内外の過去30年を振り返りましょう。誰もが知ってる米国ダウ平均(ドル建て)と日経平均の過去30年の推移の比較だ。

比較のため、30年前の両者の値を100とした。米国株式市場に比べれば、日本のそれは、アベノミクスの頑張りがあってもこんなものなのだ。米国株式市場は30年前の10倍。日本は1倍未満である(つまり30年かかってそれでもマイナス)。
「いやいや、為替相場を考慮してないだろう」というご指摘があるかもしれない。
では一応それも考慮してみましょう。この30年間、ドル円スポット(=本日取引して2営業日後に決済する取引で、皆さんがニュースで聞いているドル円レートはたいていそれ)は以下のような変化を示した。

長期的には円高トレンドだが、ここ何年も「1ドル80円あたりが底で、120円あたりが天井だ」という意識が市場にはある。つまり1ドル=100円を中心に、僅か上下20%の幅でドル円相場は変動していると言える。米国株式が1,000%程の成長を遂げている時に、この20%とかいう為替相場の変動は実に狭いものだ。
債券運用の世界はもっと精緻でミクロであって話がちょっと異なるが、リターンもリスクも高い資産(=株式等)運用の世界では、長期的なパフォーマンスを議論する時に為替相場変動の影響は比較的小さい。短期的に利益を出し、ずっと相場を当て続けるなんて玄人でもほぼ不可能であり、ましてや素人には無理。だったら将来のための貯蓄、つまり資産運用は長期で行わねばならず、その場合こうした株式運用では為替相場はあまり考える必要がないと言うか、それを考えてちまちまやっていたら考える要素が二種類(=株価と為替)になってしまい複雑過ぎて、それを人為的に判断すると結局は失敗する。
しかしちなみに為替相場を反映し、米国ダウ平均を円換算して30年間のグラフを作り直すと以下のようになる。

円換算した米国株式市場のパフォーマンスも過去30年間、日本株式市場のそれを圧倒したのだった。
為替相場ではなく、とにかく成長する国に投資しないといけないようだ。
じゃあ先ほど見たように、過去30年ではなくアベちゃん時代の日本経済は強いのだから、直近の10年間で比べたらどうなのよ?ということを見ましょう。
これも為替相場を考慮する。そして米国ダウ平均(円換算)と日経平均の10年前の水準を100としよう。するとこの通りだ。

近来稀に見る日本の絶好調な株式市場のパフォーマンスでも、同期間の米国株式市場のパフォーマンスに勝てないのである。10年前に100だった米国株式市場は今では342で、日本のそれは260である。
米国は日本の32%増しである。長期にわたり続けられる資産運用において、この差はとてつもなく大きい。日本最高のパフォーマンスの10年間にして日米間にこれだけの差があるわけで、日本としてはなんとも残念な結果だ。
さて今後アベちゃん政権が機能不全に陥ったとして、後任がだれにしろ、その後任がアベちゃんを超える状態に日本を持って行けるか?
まもなくやって来る米国大統領選挙でこの少々破廉恥な現職大統領(↓)とあまりに線が細い対抗馬のどちらが勝つか?

【出所: CNBC】
アベちゃん同様、トランプ大統領も激しく批判されている。当たり前だ。彼は相当品位に欠ける。前任の大統領が遥かに上品で知的だっただけに、現職のトランプ氏はかなり厳しく非難されるよね。しかし日本にとってトランプ大統領と対抗馬となるバイデン氏とのどちらが良いかとなると、それはまた別問題であって、私はトランプ氏の方が日本にとって良いような気がする。前任者であったオバマ氏は知性的で上品だったし、米国内政治でもやさしさに満ちていたと思うが、日本からしたらオバマ氏は扱い難い人だと思う。伝統的に民主党政権はその傾向があるように思う。
では次はトランプ氏続投なのか? 今のところわからないし、どうもトランプ氏は不利に見える。あまりに不確定要素が多く、不祥事が多い大統領だし。つい数日前にも、4年前のトランプ大統領候補の選挙陣営を指揮したバノン氏が逮捕されたばかりだ。バノン氏と言われても日本では覚えている人が少ないだろうね。
これ(↓)は2016年秋、トランプ氏の当選直後にたまたまアトランタに行った私が、彼の地のホテルの部屋で見たCNNのニュース番組を撮った画像。
できたてホヤホヤのトランプ政権陣営の人事が盛んに議論されていた。WHO IS STEVE BANNON?とあるでしょ?

それがそのバノン氏なわけよ。
テレビの下に(↑)フォークと共にあるのは、私がルームサービスでとったフルーツ。
拡大するとこの通り。

ルームサービスで「コンチネンタル・ブレックファーストをください」と言うと、来たのがこれだった。

早朝から食べまくり、ホテルを出て、日本行きの飛行機に乗ったと記憶する。
またアトランタに行きたいな。アメリカって楽しい国だ。
こちらはそのバノン氏。YouTubeをクリックしてご覧ください。
いかにも怪しい人物だ。しかしトランプ政権誕生後、この人物は短期間で政権を追い出された。そして今回その人が逮捕されたわけだ。
そんな人がいっぱい出て来る政権だ。世の中ひどいことだらけ。そもそもどこの国もそんなものなのだ。米国大統領選はどうなるのか? アベちゃん政権はどうなるのか?政治家の振る舞いって、批判されるものばかり。
何か悪いことをした政治家は批判されるべきだ。そして日本の歴代の首相もほぼ全員が批判されて来た。それだけ首相というお仕事は難しく、誰がやっても皆に批判されるものなのだろう。首相による閣僚の任命責任がよく問われるが、それを批判する国民自身が、選挙で首相や閣僚になる人を選んで来たのだしねぇ。。。 話はもとに戻って、そんな中では、アベちゃんはまだ優れた方だと私は思うし、どうせそんな世の中なのだから、結局国民は、自分がもっとシッカリするしかないのだとも思う。
【つづく】
無敵の強さを誇った長期政権だが、最近は公然と後継者のことが議論されるようになった。
彼の健康状態もかなり悪そう(↓)。毎日長時間労働で、休まないもんね。私なら死んでしまいそうだ。
カトパン(💛)が伝えてくれるから、FNNプライムラインで見てみましょう。
歴代のほとんどの首相同様、アベちゃんは酷い人だと厳しく批判されて来た。
それは事実。確かにそういう面はある。しかし相対的に(=歴代首相と比較して)、私はアベちゃんはよくやったと思っている。
(その1)記録的長期政権というだけでスゴイ
G7で各国首脳が並ぶたび、変わらない顔ぶれの中で日本の首相だけがその都度違うという状態はとても情けなかったわけで、その点アベちゃんは良くも悪くもずっとアベちゃんであり安定的だった。それだけでも誉めてあげたい。なんでも批判するだけなら簡単だが、「それならあんたは首相を7年も8年もまともに務められるんかい?」と私は言いたくなる。政権なんて何年も持たないようでは、あまりに非効率だ。しょっちゅう首相や不慣れな閣僚が総取っ替えになっていては、各省の公僕たちの働きもかなり悪くなるだろう。
(その2)経済的には近年稀に見る成果をあげた
アベちゃんは史上かなりのパフォーマンスを達成している。混乱の民主党政権時代は最低限の行政事務すらろくに機能せず、日経平均は8,000円台をさまよっていた。アベちゃんの天下になってから日経平均は約3倍だ(↓)。

(ちなみに本日は長期のお話なので、便宜上日次ベースではなく、月次ベースのデータでお話する)
このアベノミクス時代って、過去30年で最高の出来なのだ。スゴイことだ。
下のグラフを見てください。これは過去30年の日経平均の動きだ。アベちゃん登場までは何も良いところなしの、世界でも稀にみる沈む国、日本。

バブル経済崩壊後下げ続けだった日本経済。
上のグラフでアベちゃん時代である最後の8年間の上昇は、記録的なハイ・パフォーマンスなのである。
「アベノミクスで景気が良いのは大企業と株式市場だけで、庶民の生活はサッパリだ・・・」と、これまた批判する人が多い。でもそれって明らかに間違いだ。もし「アホノミクス」と批判されるアベノミクスがなければ、日本の大企業はさらに弱体化し、それを受けて中小企業は傾き、失業者は少なくとも今よりは多く、税収はさらに減り、国債発行残高は急増して後代への負の資産が増えていただろう。
加えて・・・全国民の現在および将来の生活を支える公的年金の資産運用(過半が株式等リスク資産で運用されている)はとっくに破綻の危機に瀕していただろう。「年金受給者の皆さぁ~ん! いきなりで恐縮ですけど、年金給付を明日から2分の1にしまぁ~す!」なんて政府から言われなかっただけでも、アベちゃん時代は良かったと思わないといけない。アベちゃんに、ずいぶんひどいなぁと思うことは多々あった。しかしアベちゃんに文句ばかりを言うのは止めよう。「アホノミクス」と批判するなら、せめてあなたが「死んだ日本の30年」の経済を復活させる対案を出してみよう。

アベちゃんのFacebookだ(↑)。私は別にアベちゃんの支持者じゃない。しかしどんな政治家も公平に評価しないといけないと思って、こう書いているだけだ。すべてに優れ100点満点なんて人間はいないわけだし。
ここで話がちょっと変わる。
COVID-19が世界経済を振り回し、株式市場は普通なら何年もかかりそうな上げ幅も下げ幅もほんの短期間に実現してしまったので、最近は日々の市場の動きにあまりに気を取られてしまったけれど、今日は久々に長期的なパフォーマンスを見よう。たまには大昔のことも振り返らないとね。
アベちゃんの頑張りは横に置いておいて、一般的に、成長していない国に投資するよりも、成長している国に投資する方が長期的には単純に儲かる。
当たり前の話だ。人口が減り移民も受け入れることも拒絶していて、労働生産性も低いままの日本に投資するより、そうでない国に投資した方が一般的には儲かるはずだ。例えば生産性ということについて言うと、日本のマイナンバー制度って、はるか前に導入しただけでそのまま放置され、本来の趣旨に反して実際にはなんら役に立っていないことが、最近の10万円の特別定額給付金の時に露呈された。あれが今の日本の生産性が伸びない状況をよく表しているよ。かつて「ハイテク日本」と言われた日本はもはやローテクと言うか、ただの怠惰の最たるところまで落ちている国だ。東欧の小国エストニアのITをちょっとは真似してみようよ。日本は電子マネーすら先進国の中で最も使われ難いローテク大国(実際相対的にデカい国だ)である。これでは効率や生産性は改善しない。そして人口は減るんだから・・・ダメだよね。国力は落ちるばかり。
では内外の過去30年を振り返りましょう。誰もが知ってる米国ダウ平均(ドル建て)と日経平均の過去30年の推移の比較だ。

比較のため、30年前の両者の値を100とした。米国株式市場に比べれば、日本のそれは、アベノミクスの頑張りがあってもこんなものなのだ。米国株式市場は30年前の10倍。日本は1倍未満である(つまり30年かかってそれでもマイナス)。
「いやいや、為替相場を考慮してないだろう」というご指摘があるかもしれない。
では一応それも考慮してみましょう。この30年間、ドル円スポット(=本日取引して2営業日後に決済する取引で、皆さんがニュースで聞いているドル円レートはたいていそれ)は以下のような変化を示した。

長期的には円高トレンドだが、ここ何年も「1ドル80円あたりが底で、120円あたりが天井だ」という意識が市場にはある。つまり1ドル=100円を中心に、僅か上下20%の幅でドル円相場は変動していると言える。米国株式が1,000%程の成長を遂げている時に、この20%とかいう為替相場の変動は実に狭いものだ。
債券運用の世界はもっと精緻でミクロであって話がちょっと異なるが、リターンもリスクも高い資産(=株式等)運用の世界では、長期的なパフォーマンスを議論する時に為替相場変動の影響は比較的小さい。短期的に利益を出し、ずっと相場を当て続けるなんて玄人でもほぼ不可能であり、ましてや素人には無理。だったら将来のための貯蓄、つまり資産運用は長期で行わねばならず、その場合こうした株式運用では為替相場はあまり考える必要がないと言うか、それを考えてちまちまやっていたら考える要素が二種類(=株価と為替)になってしまい複雑過ぎて、それを人為的に判断すると結局は失敗する。
しかしちなみに為替相場を反映し、米国ダウ平均を円換算して30年間のグラフを作り直すと以下のようになる。

円換算した米国株式市場のパフォーマンスも過去30年間、日本株式市場のそれを圧倒したのだった。
為替相場ではなく、とにかく成長する国に投資しないといけないようだ。
じゃあ先ほど見たように、過去30年ではなくアベちゃん時代の日本経済は強いのだから、直近の10年間で比べたらどうなのよ?ということを見ましょう。
これも為替相場を考慮する。そして米国ダウ平均(円換算)と日経平均の10年前の水準を100としよう。するとこの通りだ。

近来稀に見る日本の絶好調な株式市場のパフォーマンスでも、同期間の米国株式市場のパフォーマンスに勝てないのである。10年前に100だった米国株式市場は今では342で、日本のそれは260である。
米国は日本の32%増しである。長期にわたり続けられる資産運用において、この差はとてつもなく大きい。日本最高のパフォーマンスの10年間にして日米間にこれだけの差があるわけで、日本としてはなんとも残念な結果だ。
さて今後アベちゃん政権が機能不全に陥ったとして、後任がだれにしろ、その後任がアベちゃんを超える状態に日本を持って行けるか?
まもなくやって来る米国大統領選挙でこの少々破廉恥な現職大統領(↓)とあまりに線が細い対抗馬のどちらが勝つか?

【出所: CNBC】
アベちゃん同様、トランプ大統領も激しく批判されている。当たり前だ。彼は相当品位に欠ける。前任の大統領が遥かに上品で知的だっただけに、現職のトランプ氏はかなり厳しく非難されるよね。しかし日本にとってトランプ大統領と対抗馬となるバイデン氏とのどちらが良いかとなると、それはまた別問題であって、私はトランプ氏の方が日本にとって良いような気がする。前任者であったオバマ氏は知性的で上品だったし、米国内政治でもやさしさに満ちていたと思うが、日本からしたらオバマ氏は扱い難い人だと思う。伝統的に民主党政権はその傾向があるように思う。
では次はトランプ氏続投なのか? 今のところわからないし、どうもトランプ氏は不利に見える。あまりに不確定要素が多く、不祥事が多い大統領だし。つい数日前にも、4年前のトランプ大統領候補の選挙陣営を指揮したバノン氏が逮捕されたばかりだ。バノン氏と言われても日本では覚えている人が少ないだろうね。
これ(↓)は2016年秋、トランプ氏の当選直後にたまたまアトランタに行った私が、彼の地のホテルの部屋で見たCNNのニュース番組を撮った画像。
できたてホヤホヤのトランプ政権陣営の人事が盛んに議論されていた。WHO IS STEVE BANNON?とあるでしょ?

それがそのバノン氏なわけよ。
テレビの下に(↑)フォークと共にあるのは、私がルームサービスでとったフルーツ。
拡大するとこの通り。

ルームサービスで「コンチネンタル・ブレックファーストをください」と言うと、来たのがこれだった。

早朝から食べまくり、ホテルを出て、日本行きの飛行機に乗ったと記憶する。
またアトランタに行きたいな。アメリカって楽しい国だ。
こちらはそのバノン氏。YouTubeをクリックしてご覧ください。
いかにも怪しい人物だ。しかしトランプ政権誕生後、この人物は短期間で政権を追い出された。そして今回その人が逮捕されたわけだ。
そんな人がいっぱい出て来る政権だ。世の中ひどいことだらけ。そもそもどこの国もそんなものなのだ。米国大統領選はどうなるのか? アベちゃん政権はどうなるのか?政治家の振る舞いって、批判されるものばかり。
何か悪いことをした政治家は批判されるべきだ。そして日本の歴代の首相もほぼ全員が批判されて来た。それだけ首相というお仕事は難しく、誰がやっても皆に批判されるものなのだろう。首相による閣僚の任命責任がよく問われるが、それを批判する国民自身が、選挙で首相や閣僚になる人を選んで来たのだしねぇ。。。 話はもとに戻って、そんな中では、アベちゃんはまだ優れた方だと私は思うし、どうせそんな世の中なのだから、結局国民は、自分がもっとシッカリするしかないのだとも思う。
【つづく】