サザン・オールスターズで、涙の海で抱かれたい ♪ をゆっくりお楽しみください。
クリックして、どうぞ!・・・あ、小池栄子ちゃん💛
いつ聴いても、いい調子だね ♪ いい歌だよ。
さて、今日は真剣勝負。
食糧の歴史的移動に関して「コロンブスの交換」なる言葉があるが、これはそれにも似たもの。
調味料と調理法が世界的に交差する壮大な実験だ。
パエリアさ。
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またパエリア?と思うかもしれないが、普通のとは違うんだなあ。
今日は、スペイン人がインドに引っ越して現地の食材や調味料に魅了されたが、そのスペイン人は母国の調理方法に固執したという荒唐無稽な想定で、どや?
つまり味や香り的にはまったくインドのパエリアだ。
そんなものが実際にあるのかどうかは知らない。
多分ないだろう。でも想像でやってみる。これは簡単に出来る。
実はインドにも、スパイスが効いた炊き込みご飯は存在する。ビリヤニってやつだ。
以前私も作ったことがある(↓)。
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本格的にとても細いバスマティライスで作ったビリヤニだ。
でも今回はそうじゃなくて、あくまでパエリアの作り方でインドに臨みたい。
最近インドに日本のカレー店をオープンしたCOCO壱番館みたいな気分。。。ちょっと違うな(笑)
下の画像がそれだ。
この画像(↓)を見て、「スパニッシュなパエリアだ!!!」と思う人が多いだろう。黄色いしね。
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でも先入観で画像を見てはいけない。
この味も香りもまったく南アジア的で別物なのだ。これは辛い。とってもスパイシーだ。
黄色いのは欧州人が喜びそうなサフランではなく、主にターメリック・パウダーの色なのだ。
ご飯は普通のジャポニカの米だ。ここでインドのバスマティライスやタイ米を使ったりしたら、おそらく食感的にパエリアとは別物になっちゃうからね。
ご飯に含まれるものとしては以下の通り:
● ブイヨン
● タマネギ
● ニンニク
● ショウガ
● バター
● オリーブオイル
● 塩
● スパイス各種
そこに野菜やタンドーリ・チキンが載せてあるのだ。つまり、普通のパエリアとはまったく異なる食べ物なのだ。
いつものスパイス・カレーを作るように自分であれこれスパイスを使ってもできるが、ちょうどいいスパイスのブレンドがあるので、それを使う。
インドのミッタル社のスパイスだ。Sさんにもらっちゃったもの。Sさん、ありがとねー。便利ですよー。
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このパウダーは、日本のカレー粉とは違うよ。小麦粉的なとろみもまったくない。カレー粉には塩味が含まれるものがあるが、これは塩分はゼロ。
野菜は以下のものを使いましょう。あとはショウガとニンニク。
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かわいいシシトウちゃん。パプリカやピーマンの親戚だ。
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赤いパプリカとシシトウを切って用意した。
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● ごはんをあっさり味で作り、具材をよりキーマ・カレー的に作るというアイデアが一つ。
● ごはんはスパイスも効かせたものにし、具材はタンドーリ・チキンと野菜というアイデアが一つ。
奥様が後者を推すので、その通りに作ってみる。
マッシュルームも切ろうね。
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ここではごはんと味を区別するのに、このS&B社のパウダーを使いましょう。
でもこれって名前のわりに黄色っぽいパウダーなので、色もごはんと区別して赤味を増すために、たくさんパプリカのパウダーを加えてしまおう。
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そして鶏もも肉をジップロックに入れ、そこにS&B + パプリカ・パウダーを振りかける。
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「おい、おとーさん、たまらんやんか、そのニオイ」とドガティ君が迫って来る。
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よくもみほぐす。すると万遍なくスパイスが行き渡る。
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ニンニクとショウガ。
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タマネギとレタスのサラダを用意。
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ヨーグルトやケチャップ他を使ってインド風のドレッシングを作ろうかとも思ったが、止めた。
買ってしまったコブドレッシングがあるのだ。スパイスも多用してあって、ちょっとインド料理店風のドレッシングでもある。
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バターとスパイス各種のブレンドとブイヨンと塩が少し。
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それを湯で溶く。
こちらは先ほどのチキン。油もなしで、ただフライパンの上で焼くだけ。
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パエリア鍋の上ではニンニクとショウガをオリーブオイルの中で加熱し、さらにタマネギも炒める。
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炒め作業が始まると、またキッチンに走り込んで来るドガティ君。
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邪魔なんだよ、君は。
タマネギがしんなりしたら米を炒めよう。
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いつものパエリアのように、ザクザク炒めましょう。
でも炒めていて、なんかいつものパエリア作業と違うなぁ~??と思う。
しばらく考えてわかった。ショウガが入っているのだ。このパエリア鍋でショウガを炒めるのは初めてだ。
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そこに湯で溶いたばかりのスープを入れる。
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かなりスパイシーなスープだね。
「おとーさん、そのなんかしらんスゴイ匂うもん、ちょっと舐めさせぇやぁ」
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水分がかなりなくなって来た。
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ここで具材をバランスよく並べる。
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この段階ではまだごはんはベッチャベチャ。
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アルミホイルでふたをする。
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経験のないレシピなので、底が焦げてはいけないので、弱火でずっと調理する。
絶えず、そしてゆっくりとパエリア鍋の端っこばかりに火を当ててながら鍋を回し、一か所だけに火が当たらないようにする。
忙しいお仕事だ。
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12~13分後、ちょっと開けてみて、味見。
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ありゃ、まだ米は固いしべちゃべちゃだ。
初めてのことでわからないものだから、弱火で調理したということもあるのだろうね。
しかし普段のパエリアとは異なり、スープにバターやスパイスが入っているので、そのせいかもしれない。
さらに5分ほど弱火で加熱した。
そしてここからは強火。一気におこげづくりだ。
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パエリア鍋を横に外しながらくるくる水平に回して、強火で加熱し続ける。
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「あぁ~あ、何ももらえねぇじゃねぇか・・・」と不貞腐れるドガティ君。
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火を止めた後10分ほど蒸らす。
完成だ! インドにいるスペイン人が作りそうなパエリア。
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こちらはコブドレッシングのサラダ。
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スパイス的香ばしさが鼻をくすぐるサラダに、インド的パエリア。
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とてもスパイシーだね。
食材とスパイスと調理法がエキゾチックに交差した、コスモポリタンな料理。
ごはんはかなり複雑なお味。でも作り方としては、結構しっかり味をつけてスパイスも使った。
画像(↓)は冒頭でも使ったもの。
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ご飯をこそげ落とすスプーン。
しっかり全部を食べましょうね。
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おこげも底全体に出来てるよ。
「おとーさん、ボクにおくれぇ~なぁ~」
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あかんねん、無理やねん。
残念やなぁ。
さあ、お片付けの時間だ。
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外見的にはスペイン。でも味や香りはまったくもって強烈にインディアなランチでした♪
【おわり】
クリックして、どうぞ!・・・あ、小池栄子ちゃん💛
いつ聴いても、いい調子だね ♪ いい歌だよ。
さて、今日は真剣勝負。
食糧の歴史的移動に関して「コロンブスの交換」なる言葉があるが、これはそれにも似たもの。
調味料と調理法が世界的に交差する壮大な実験だ。
パエリアさ。
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またパエリア?と思うかもしれないが、普通のとは違うんだなあ。
今日は、スペイン人がインドに引っ越して現地の食材や調味料に魅了されたが、そのスペイン人は母国の調理方法に固執したという荒唐無稽な想定で、どや?
つまり味や香り的にはまったくインドのパエリアだ。
そんなものが実際にあるのかどうかは知らない。
多分ないだろう。でも想像でやってみる。これは簡単に出来る。
実はインドにも、スパイスが効いた炊き込みご飯は存在する。ビリヤニってやつだ。
以前私も作ったことがある(↓)。
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本格的にとても細いバスマティライスで作ったビリヤニだ。
でも今回はそうじゃなくて、あくまでパエリアの作り方でインドに臨みたい。
最近インドに日本のカレー店をオープンしたCOCO壱番館みたいな気分。。。ちょっと違うな(笑)
下の画像がそれだ。
この画像(↓)を見て、「スパニッシュなパエリアだ!!!」と思う人が多いだろう。黄色いしね。
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でも先入観で画像を見てはいけない。
この味も香りもまったく南アジア的で別物なのだ。これは辛い。とってもスパイシーだ。
黄色いのは欧州人が喜びそうなサフランではなく、主にターメリック・パウダーの色なのだ。
ご飯は普通のジャポニカの米だ。ここでインドのバスマティライスやタイ米を使ったりしたら、おそらく食感的にパエリアとは別物になっちゃうからね。
ご飯に含まれるものとしては以下の通り:
● ブイヨン
● タマネギ
● ニンニク
● ショウガ
● バター
● オリーブオイル
● 塩
● スパイス各種
そこに野菜やタンドーリ・チキンが載せてあるのだ。つまり、普通のパエリアとはまったく異なる食べ物なのだ。
いつものスパイス・カレーを作るように自分であれこれスパイスを使ってもできるが、ちょうどいいスパイスのブレンドがあるので、それを使う。
インドのミッタル社のスパイスだ。Sさんにもらっちゃったもの。Sさん、ありがとねー。便利ですよー。
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このパウダーは、日本のカレー粉とは違うよ。小麦粉的なとろみもまったくない。カレー粉には塩味が含まれるものがあるが、これは塩分はゼロ。
野菜は以下のものを使いましょう。あとはショウガとニンニク。
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かわいいシシトウちゃん。パプリカやピーマンの親戚だ。
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赤いパプリカとシシトウを切って用意した。
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● ごはんをあっさり味で作り、具材をよりキーマ・カレー的に作るというアイデアが一つ。
● ごはんはスパイスも効かせたものにし、具材はタンドーリ・チキンと野菜というアイデアが一つ。
奥様が後者を推すので、その通りに作ってみる。
マッシュルームも切ろうね。
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ここではごはんと味を区別するのに、このS&B社のパウダーを使いましょう。
でもこれって名前のわりに黄色っぽいパウダーなので、色もごはんと区別して赤味を増すために、たくさんパプリカのパウダーを加えてしまおう。
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そして鶏もも肉をジップロックに入れ、そこにS&B + パプリカ・パウダーを振りかける。
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「おい、おとーさん、たまらんやんか、そのニオイ」とドガティ君が迫って来る。
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よくもみほぐす。すると万遍なくスパイスが行き渡る。
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ニンニクとショウガ。
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タマネギとレタスのサラダを用意。
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ヨーグルトやケチャップ他を使ってインド風のドレッシングを作ろうかとも思ったが、止めた。
買ってしまったコブドレッシングがあるのだ。スパイスも多用してあって、ちょっとインド料理店風のドレッシングでもある。
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バターとスパイス各種のブレンドとブイヨンと塩が少し。
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それを湯で溶く。
こちらは先ほどのチキン。油もなしで、ただフライパンの上で焼くだけ。
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パエリア鍋の上ではニンニクとショウガをオリーブオイルの中で加熱し、さらにタマネギも炒める。
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炒め作業が始まると、またキッチンに走り込んで来るドガティ君。
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邪魔なんだよ、君は。
タマネギがしんなりしたら米を炒めよう。
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いつものパエリアのように、ザクザク炒めましょう。
でも炒めていて、なんかいつものパエリア作業と違うなぁ~??と思う。
しばらく考えてわかった。ショウガが入っているのだ。このパエリア鍋でショウガを炒めるのは初めてだ。
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そこに湯で溶いたばかりのスープを入れる。
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かなりスパイシーなスープだね。
「おとーさん、そのなんかしらんスゴイ匂うもん、ちょっと舐めさせぇやぁ」
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水分がかなりなくなって来た。
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ここで具材をバランスよく並べる。
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この段階ではまだごはんはベッチャベチャ。
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アルミホイルでふたをする。
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経験のないレシピなので、底が焦げてはいけないので、弱火でずっと調理する。
絶えず、そしてゆっくりとパエリア鍋の端っこばかりに火を当ててながら鍋を回し、一か所だけに火が当たらないようにする。
忙しいお仕事だ。
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12~13分後、ちょっと開けてみて、味見。
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ありゃ、まだ米は固いしべちゃべちゃだ。
初めてのことでわからないものだから、弱火で調理したということもあるのだろうね。
しかし普段のパエリアとは異なり、スープにバターやスパイスが入っているので、そのせいかもしれない。
さらに5分ほど弱火で加熱した。
そしてここからは強火。一気におこげづくりだ。
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パエリア鍋を横に外しながらくるくる水平に回して、強火で加熱し続ける。
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「あぁ~あ、何ももらえねぇじゃねぇか・・・」と不貞腐れるドガティ君。
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火を止めた後10分ほど蒸らす。
完成だ! インドにいるスペイン人が作りそうなパエリア。
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こちらはコブドレッシングのサラダ。
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スパイス的香ばしさが鼻をくすぐるサラダに、インド的パエリア。
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とてもスパイシーだね。
食材とスパイスと調理法がエキゾチックに交差した、コスモポリタンな料理。
ごはんはかなり複雑なお味。でも作り方としては、結構しっかり味をつけてスパイスも使った。
画像(↓)は冒頭でも使ったもの。
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ご飯をこそげ落とすスプーン。
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しっかり全部を食べましょうね。
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おこげも底全体に出来てるよ。
「おとーさん、ボクにおくれぇ~なぁ~」
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あかんねん、無理やねん。
残念やなぁ。
さあ、お片付けの時間だ。
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外見的にはスペイン。でも味や香りはまったくもって強烈にインディアなランチでした♪
【おわり】