「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

土井善晴先生の「一汁一菜でよいという提案 / シェフィールド@鎌倉七里ガ浜自宅厨房

2021-12-03 00:00:18 | 食べ物・飲み物
関西のアクセントで話す土井先生。

土井善晴が教える人生が楽になるお味噌汁の作り方  

俳優の大泉洋さんがよく土井先生のモノマネをするけれど、私も土井先生のモノマネがしたくなる。

モノマネしながら調理したら楽しいですよ。

「そんな難しいこと考えへんかて、料理なんかすぐできますわ。味噌さえあったらだれかて何かおいしいもん作れますねん」とか言いながら味噌を鍋に入れる、とか(笑)。

Amazonからがなにかが到着。


Amazonが来たら「ボクのものかも💛」と勝手に思うドガティ君。

真剣なまなざし。


想像とは違いましたぁ~。


土井先生の数年前のベストセラー。

「具沢山のみそ汁さえあれば、ええんですよ」と土井先生はおっしゃる。


少々理屈っぽい土井先生。

そこがまた面白い。


具沢山なみそ汁。

「キャベツなんて、ほら、手でちぎったらええんです。不揃いでええんです。それがおいしいってことやから」 ほんまか?(笑)


「楽しい本やさかい、私の著書を買うてね」と土井先生はテレビで繰り返し言う(←ウソ。土井先生はそんな露骨なことは言わない)。


Amazonの中にこの本のカスタマーレビューがあり、それを書いた方はこの本を読むたび泣くらしい。あまりの長文なので一部カットして示す。「・・・」のところは私が省略したことを示している。

私は料理が苦手なのですが、毎日一生懸命、家族の好みに合った肉、魚を使ったご馳走・・・最低でも一時間半はかかります。それなのに家族は、友達や仕事のつきあいで飲食店の焼き肉やお寿司、ご馳走を食べに行き、「久しぶりに旨い物を食った!」と、留守番していた私に話す・・・私の作るものは、所詮お店のものには敵わない・・・と、いつも悲しくなっていました・・・「家庭料理は、素朴で地味なものです・・・普通においしければ、まずはそれでよいのです。」・・・ここで、私はいつも泣いてしまう。悲しいのではなくて、救いを感じるから。土井先生、有難う・・・

土井先生は読者に感動を与える。しかし土井先生なら、このレビューを書いた読者に対して「そんな家族とは別れなはれ」とアドバイスするかもしれないけど。

さて、大きなお椀を出す。なにせ具沢山なみそ汁だからね。


再び、土井先生風に話してみよう。

京懐石。だし入り味噌でええんです。簡単にサッと作らはったら、それでええんです。


西友の豚コマ。高い肉なんて買うことあらへんのです。


「ボクも、それほしい」


ナスかて1本もあったら十分ですわ。


ナス1本、豚コマ100グラム。どちらもごま油との相性抜群、醤油とも味噌とも味が合う。わずかそれだけ。それがあったら困らへんのですわ。

Taylor's Eye Witnessの包丁研ぎ。ご近所のラ・コッリーナで購入した。 


よく出来てますよ。


この不思議な構成で、包丁をシャープにしてくれる。


シェフィールド(Sheffield)で生産されている。


刃物の街、シェフィールド。行ったことはないけれど、子供の時から何度か触れる機会があったシェフィールド。最初は小学生の時である。「シェフィールドの少年たち」って児童小説を読んだと記憶している。その後中学生になって世界地理の時間に「シェフィールドは刃物の生産が多い」と習った。その後フルモンティって映画があって、その舞台がシェフィールドだった。さらにその後ロンドンに出張に行った時にセルフリッジズ(百貨店)でシェフィールドで生産された包丁をおみやげに買おうとしたら安価なものが多くて、高級なものと言えばフランス製ばかりが多く売られていて、結局フランス製を買って帰った(笑)。そして今久々にこの包丁研ぎでシェフィールドと対面だ。

私の人生の途中で何度か出て来るシェフィールド。そういえば最近シェフィールド育ちっていう英国人に会ったな。

再び土井先生風に行こう。

それでや、シェフィールドの包丁研ぎで包丁研いだら、ネギをスパッと切ってしまいますねん。


取り出したのがごま油。ごま油ってのは反則ですわな。これ使うたら、何でもおいしなる。


豚コマかて、おいしなる。


犬かて、飛んだ油を舐めに来ますわ。


ナスがまたごま油をよーーけ吸います。そこがこの具沢山みそ汁をおいしくするポイントやと思いますわ。


醤油もちょっと垂らしましょ。

なんぼ具沢山や言うても、みそ汁って、なんかちょっと寂しいでっしゃろ? 

そやからレモンサワーを出して来ますねん。これでキッチンにパアッと陽が射したみたいになりまっせ。


ちょっと酔いながら「よいよいよい」なんて声に出してからだ傾けて、キッチンに立ってはったら、そら、楽しわぁ~。

ごま油ごと、炒めた豚もナスもぜーーんぶみそ汁に突っ込んでええんです。これでええんです。


自作のちりめん山椒かて、ぎょーさん作ってあるさかいに、これを出して来て食べましょ。


どないです? おいしそうでっしゃろ。


鍋の中のもん、そろそろ引き上げまっせ。

まずは具や。みそ汁の具。ナスに豚ですわ。おいしそうでっしゃろ。


みそ汁かけて、ネギ入れて、七味パラパラさせましょ。


これでええんです。

日々のごはんはこれで十分なんです。


ちりめん山椒をご飯にのせて。


具沢山のみそ汁。ごま油に豚にナス。これ以上はないっちゅう美味しさですわ。


具を楽しんで、ちりめん山椒で炊き立てごはんを楽しんで、最後はねこまんまですわ。

これ、外のお店ではやらん方がええと思いますけど、そんなん自宅やったらかましません。好きにしはったらよろしやん。


「ボクかて、それ欲しいねんけど・・・」


「イヌかて、具沢山のみそ汁を食べる権利があるはずやねんけど・・・」

それにしてもこんな簡単な食事かて、なんで洗いもんがいっぱい出るんやろか。


やっかいやわ。

何したかて、洗いもんは出るんやね。


 
 
コメント (12)
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