ベートーベン交響曲第三番♪

聴いてください♪
Beethoven - Symphony No. 3 "Eroica" / Remastered (rr.: Herbert von Karajan, Berliner Philharmoniker)
朝起きたらこの日はマイナス6度。

朝ごはんを食べる。

昨夜は暖かくして寝たが、やがて薪ストーブの火が消えて、夜の間に気温が下がり、朝にはたいてい室内の気温が17~18度になっている。

ドガティ君とお出かけだ。

別荘地内の坂をノロノロと下がる。

エコーラインを北上する。

歯科医の看板が茅野市街地に入ると見えて来る。

インプラントをこの歯科医師さんに埋め込んでもらうのは、ちょっと怖い気がするなぁ。なんとなくイメージで言ってしまって申し訳ない(笑)。
そんなに大きくないが、高部東の交差点名よりも目立っている生コン前の諏訪大社の標識。

我々が今回行くのは諏訪大社の上社の本宮だ。

こちらから入る(↓)。

しかしドガティ君がいるから、我々はいっしょにはお参りできない。
あ、鹿の国(映画)が始まる。

諏訪地域の文化、歴史が一気にまるわかり。
私はロードショウには行けないので、やがてダウンロードしてみることが出来るようになるのを待ちましょう。
ドガティ君はあとでハイキングに行く。この法華寺の横を抜けてね、

このあたりはすごいよ。神宮寺があったのだ。
神仏混淆思想だからね。昔は諏訪大社上社に関連してお寺が建てられたが、それがまた現在の諏訪大社に負けず劣らず大きく、建物がこのあたりにかつては散在した。

で、その前に、ドガティ君はクルマで留守番してもらって、人間だけで諏訪大社上社本宮にお参りする。

犬猫さんは禁止(笑)。
神社にもよりますけどね。
それぞれのお考えがあるのだ。
布橋(長い廊下)に入りましょう。

あ、布橋の中にブレイス(方杖とも)が登場。四本根の梶の紋は諏訪大社上社のもの。

以前はこんな建具は無かったよ。
我が山荘にもあちこちにブレイスがある。柱と梁を繋いでいる。

この山荘を建ててくださった丸山さんの屋号であるブレイスは、そこから来ている名前だ。
ブレイスのホームページはこちら: https://brace.jp/
布橋の床は、多くの人が歩くから、すり減ってるなあ。

・・・なんて撮影をしていると、また妻に置いて行かれる。

上社本宮はあちこちを修復工事中だ。

高島神社は本宮の境内にある小さな神社。

諏訪家のお殿様が御祭神だ。

ここで古いお守りやおふだのお焚き上げをお願いする。

お焚き上げ料をわずかだけど、お供えして。
これが御柱。本宮一之柱はみながあこがれるやつ。

でも上社だけでも本宮と前宮があり、それぞれ4本の御柱があり、合計8本あるわけだから、上社の地域の中で自分の地区が本宮一之柱になる確率はわずか12.5%だ。
堂々たるものよ。

次回の御柱祭は2028年ね。
茅野市の高原地帯に移り住んだ父が一度だけ見た御柱祭は2004年のもの。その三年後には父は死んだ。人生の最後にその暮らしを楽しんでくれたようだった。
それではこれまでのお礼とこれからのお願いに。
二礼、二拍手、一礼。

いつものお願いで「カネと健康、カネと健康、カネと健康・・・」
次に巫女さんとの美しいふれあい(←違うだろ)。

いろいろと巫女さんから頂いて来たよ。
ドラゴンがいつもかっこいい。

また布橋を抜けて駐車場に戻る。

ドガティ君が待っているからね。
そしてドガティ君をクルマから降ろして、散歩へ。

法華寺へと向かう。

これ(↓)は先ほどもお見せした神宮寺の絵地図。

かつては多くの建物が存在したのだ。
学校まであった。

現存する法華寺。立派な赤い山門。

臨済宗よ。

北鎌倉に数多い巨大な名刹と同じ。
その南には神社がある。神社とお寺だらけ。その脇を抜けましょう。

ドガティ君が楽しそう。おかーさんもうれしそう(笑)。

五重塔まであったという。神様が先にあり、あとから仏教が入って来た。

こんな場所(↓)に五重塔があったらしい。

下の画像で右の赤いところが諏訪大社上社本宮。
左の黄色いところが諏訪大社上社前宮。
中央の青く囲ったところが今いる五重塔で、その周囲が神宮寺のエリアだ。

往時はさぞかし見事だったことでしょう。

しかし明治以降に神仏が分離された時に、神宮寺エリアの建物の多くがなくなったようだ。

ここからは八ヶ岳が見事に見える。

我々は本宮から歩いて来て、前宮方向に向かっている。

前宮までは行かないけどね。

すごい山道。

ドガティ君がよろこぶ落ち葉の道だ。
縦に割れまくる石。これ、鉄平石?

この石仏は誰が彫ったのか? さっぱりわからない。このあたりの石だよね。

調べてみたが、記述が見当たらなかった。
さらに進みましょう。

もう少しで展望が開けるところに着くよ。

ほら、着いた。

ここからは八ヶ岳がかなり見やすい。
下の画像でいうと、赤い丸(やや左寄りに「現在地」の表示あり)の場所に今我々はいる。

原村のシンボル、阿弥陀岳。

ここではエクシブ蓼科(エクシブはあちこちの観光地に展開する会員制ホテル)の看板も、畑と道の境界柵に利用される。

ここは集落跡らしい。

縄文時代以降長く人が住んだ場所。
そして今もそこに畑がある。

あ、展望台があるよ。

諏訪市と茅野市と下諏訪町(諏訪郡)と岡谷市を見下ろす。

この平地の多くが、かつては諏訪湖だった。
諏訪湖の面積は昔はもっと大きかったのだ。
拡大すると現在の諏訪湖がここからも見える。

妻が「ドガちゃん、見て、あそこが諏訪湖だよ♪」とうれしそうに話しかけているが、ドガティ君はそんなことに興味はない。

ドガティ君は、食べ物とボールとストーブだけが好きなのだ。
それでは畑の脇を抜けて帰りましょう。

どんどん下る。

誰も来ない道だね。
この道、面白いんだけどなあ。。。。

はい、法華寺に戻って来た。

この解説をご覧ください。

中国僧の蘭渓道隆様は日本に臨済宗の布教活動に来て、北条時頼に見いだされ北鎌倉の臨済宗建長寺の開山(初代管長)となるが、その後もあちこちで活動している。
こちらは本堂。

この脇に吉良義周の墓があるよ。

はい、散歩が終わりました。

最初の方でお見せした映画「鹿の国」が見たい。

諏訪の文化の理解がかなり進みそうな作品だね。
映画『鹿の国』特報 2025年正月ロードショー
この動画開始からわずか数秒のこの画面は原村で撮影されている。

Googleのストリートビューで言うと、ここだ(↓)。

上社の御柱になる樅ノ木も多くが原村の奥で切り出されて来た。
【つづく】