【森の厚み】
日本にはなかなか適度な標高の適度な森がずっと続く所がない。木々が楽しみたいなら、高い山に行けば道の両側に延々と木々が続く景色が見られる。しかしそこは急傾斜だったり急カーブが多く、その両側も単なる鬱蒼とした「山」だ。一方平坦または緩傾斜なところは、ずっと森が続くということはあまりなく、アッと言う間に森を抜けてしまい、集落の家が点在しその周りは畑という風景に切り替わる。それはそれで良いのだが、森に浸りきる快感はそれでは得られない。
・・・というわけで「森の別荘地」を探しても
①山
あるいは
②集落や畑と混じり合い、奥行き(東西南北あらゆる方向に必要)がなくすぐ通りぬけてしまう薄っぺらい森
がやたらと多く、「ずっと続く森を通り抜けて行ったら、そこも大きな森に囲まれた別荘地」という森林派別荘族の希望を満たすところはあまり存在しないのである。
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(山荘のスグそばのカラマツ林)
八ヶ岳西麓、原村の別荘地を選ぶ人は森が好きな人であろうと想像する。森の「厚み」が半端ではないからだ。通常原村の別荘族はクルマで中央高速を走って来て小淵沢ICあるいは諏訪南ICで下車し、自分の別荘へと向かう。私の場合いつも小淵沢ICを使う。ICから山荘までの15km以上の道のりはほとんど森の中である。先日来このブログで紹介して来たような立派な森の中の道路を、徐々に標高を上げながら北へ、小淵沢、富士見、原とクルマで駆け抜ける爽快感は満足度が高い。この森は原を越えさらに茅野の南部まで続くのだ。
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(山荘の周囲。昨年の秋の撮影)
【森の閉じている感覚】
さらに、のっぱらひろしさんが昨日のコメントで指摘したとおり、「自分の別荘のそばの道を通り抜けに使われたら堪らない」ということがある。森林派の別荘族にとっては、出来ることなら別荘地はそれだけで閉じていることが望ましい。自分の別荘の先にまた別の別荘地、街や集落、ゴルフ場などがあって自分の別荘地内の道を通過されては困るのだ。
私の知る人が静かな別荘地の幹線道路近くの土地を買った。自分の別荘が出来るまで、そこに行くのはいつも昼間だったからわからなかったが、実際に滞在してみたら、別荘地の上にあるゴルフ場に行くゴルファーのクルマが、早朝から次々とアクセル吹かして登って行く。排気ガスがくさいしうるさいしで落胆したそうだ。都会やその近郊とは異なりクルマ以外ににおいや音を出すものがないため、ますます気になってしまうらしい。
原村の中にある、鉢巻道路より上の管理別荘地(丸山別荘地、八ヶ岳中央高原三井の森、アルピコの四季の森)は皆この条件を満たしている。別荘地にクルマで入る道路は一本で、その先は閉じている。森と別荘以外のものが存在しない。建築法規上もヘンなものが建たないし、土地の細分化につながる取引も起こらない、高い管理料を払ってあそこを資材置き場、あるいは廃棄物置き場にする人もいない。
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(八ヶ岳中央高原三井の森しゃくなげの丘)
下の画像は原村の農場だ。正式名称は八ヶ岳中央農業実践大学校である。この農場のはるか下(画像では手前)から森が始まる。この農場の向こう(画像では奥)はずっと森で、それは途切れずにそのまま山となり、最後は中心に鎮座する阿弥陀岳である。森林派別荘族には原村は最適な場所のひとつだ。もっともこれはオーナーそれぞれの好みによるが。「前後の道路をクルマがバンバン通ってうるさくてもいいから、目前に相模湾が見下ろせる絶壁の上の伊豆か熱海のリゾートマンションがいい」というリゾート・オーナー予備軍もいるわけで、そういう人には不便で寒くて海がなくて静かなだけな原村の別荘地は意味を持たない。
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(原村の農場)
原村から北に抜けてすぐのところ、のっぱらひろしさんご推奨のチェルトの森は良い条件を揃えている。そこはエコーラインが出来てから格段に便利になった。中央高速諏訪南ICを出ればすぐに森が始まり、エコーラインで森の中のクルーズをして北上。やがて柳川の大渓谷を渡る橋が見える。大渓谷を見ながら橋を渡り切ったらスグ東へ(右折)向かい、林に沿って上がれば別荘地の入口である。途中で西麓のシンボル、阿弥陀岳が見える(下左画像)。そしてすぐに美しくデザインされ、広がりのあるチェルトの森の導入部が見えてくる(下右画像)。のっぱらひろしさんはここのオーナーだ。私の両親もここに住み、「天国じゃ」とその生活を楽しんでいた。
チェルトの森の魅力は以下のとおり:
①大きな別荘地であることのメリットが多い。管理費が安く、管理体制が効率良く、しっかりしている。
②鹿島リゾートの運営、三井の森が販売代理を務めるという大手の安心感(とりあえず。世の中今や何が起こるかわからない)。
③アクセスが便利で、かつ途中の道や景色が魅力的。
④ディベロッパーが良質な計画のもとに開発したので、別荘地としてのデザインの完成度が高い。
⑤森の中に埋もれていて、別荘以外の無関係なものが見えない。かつ別荘地の周囲まで東西南北あらゆる方向に森が広がっていて、森に厚みがある。
⑥クルマで入る道はひとつだけであり、通り抜けは出来ない。
⑦ゴルフ場や新規分譲があり、今も活性が感じられる。しかもゴルフ場が別荘地の入口にとどめられているため、ゴルフ・プレーヤーのクルマが別荘地の中を通り抜けることはない。
⑧建築規制(高さ、形状、色彩、建蔽率、容積率、用途の規制、建築方法)もしっかりしていて、ヘンなものが建たない。むしろ企業の保養施設も含めかなり立派な、デザイン的にも優れた建物が多い。
のっぱらひろしさん、他にメリットはありますか?
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(チェルトの森)
以上、「森の厚みと閉じている感覚」でした。森林派別荘族予備軍の皆さんは、是非のっぱらひろしさんや私の仲間になって下さい。
日本にはなかなか適度な標高の適度な森がずっと続く所がない。木々が楽しみたいなら、高い山に行けば道の両側に延々と木々が続く景色が見られる。しかしそこは急傾斜だったり急カーブが多く、その両側も単なる鬱蒼とした「山」だ。一方平坦または緩傾斜なところは、ずっと森が続くということはあまりなく、アッと言う間に森を抜けてしまい、集落の家が点在しその周りは畑という風景に切り替わる。それはそれで良いのだが、森に浸りきる快感はそれでは得られない。
・・・というわけで「森の別荘地」を探しても
①山
あるいは
②集落や畑と混じり合い、奥行き(東西南北あらゆる方向に必要)がなくすぐ通りぬけてしまう薄っぺらい森
がやたらと多く、「ずっと続く森を通り抜けて行ったら、そこも大きな森に囲まれた別荘地」という森林派別荘族の希望を満たすところはあまり存在しないのである。
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(山荘のスグそばのカラマツ林)
八ヶ岳西麓、原村の別荘地を選ぶ人は森が好きな人であろうと想像する。森の「厚み」が半端ではないからだ。通常原村の別荘族はクルマで中央高速を走って来て小淵沢ICあるいは諏訪南ICで下車し、自分の別荘へと向かう。私の場合いつも小淵沢ICを使う。ICから山荘までの15km以上の道のりはほとんど森の中である。先日来このブログで紹介して来たような立派な森の中の道路を、徐々に標高を上げながら北へ、小淵沢、富士見、原とクルマで駆け抜ける爽快感は満足度が高い。この森は原を越えさらに茅野の南部まで続くのだ。
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(山荘の周囲。昨年の秋の撮影)
【森の閉じている感覚】
さらに、のっぱらひろしさんが昨日のコメントで指摘したとおり、「自分の別荘のそばの道を通り抜けに使われたら堪らない」ということがある。森林派の別荘族にとっては、出来ることなら別荘地はそれだけで閉じていることが望ましい。自分の別荘の先にまた別の別荘地、街や集落、ゴルフ場などがあって自分の別荘地内の道を通過されては困るのだ。
私の知る人が静かな別荘地の幹線道路近くの土地を買った。自分の別荘が出来るまで、そこに行くのはいつも昼間だったからわからなかったが、実際に滞在してみたら、別荘地の上にあるゴルフ場に行くゴルファーのクルマが、早朝から次々とアクセル吹かして登って行く。排気ガスがくさいしうるさいしで落胆したそうだ。都会やその近郊とは異なりクルマ以外ににおいや音を出すものがないため、ますます気になってしまうらしい。
原村の中にある、鉢巻道路より上の管理別荘地(丸山別荘地、八ヶ岳中央高原三井の森、アルピコの四季の森)は皆この条件を満たしている。別荘地にクルマで入る道路は一本で、その先は閉じている。森と別荘以外のものが存在しない。建築法規上もヘンなものが建たないし、土地の細分化につながる取引も起こらない、高い管理料を払ってあそこを資材置き場、あるいは廃棄物置き場にする人もいない。
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(八ヶ岳中央高原三井の森しゃくなげの丘)
下の画像は原村の農場だ。正式名称は八ヶ岳中央農業実践大学校である。この農場のはるか下(画像では手前)から森が始まる。この農場の向こう(画像では奥)はずっと森で、それは途切れずにそのまま山となり、最後は中心に鎮座する阿弥陀岳である。森林派別荘族には原村は最適な場所のひとつだ。もっともこれはオーナーそれぞれの好みによるが。「前後の道路をクルマがバンバン通ってうるさくてもいいから、目前に相模湾が見下ろせる絶壁の上の伊豆か熱海のリゾートマンションがいい」というリゾート・オーナー予備軍もいるわけで、そういう人には不便で寒くて海がなくて静かなだけな原村の別荘地は意味を持たない。
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(原村の農場)
原村から北に抜けてすぐのところ、のっぱらひろしさんご推奨のチェルトの森は良い条件を揃えている。そこはエコーラインが出来てから格段に便利になった。中央高速諏訪南ICを出ればすぐに森が始まり、エコーラインで森の中のクルーズをして北上。やがて柳川の大渓谷を渡る橋が見える。大渓谷を見ながら橋を渡り切ったらスグ東へ(右折)向かい、林に沿って上がれば別荘地の入口である。途中で西麓のシンボル、阿弥陀岳が見える(下左画像)。そしてすぐに美しくデザインされ、広がりのあるチェルトの森の導入部が見えてくる(下右画像)。のっぱらひろしさんはここのオーナーだ。私の両親もここに住み、「天国じゃ」とその生活を楽しんでいた。
チェルトの森の魅力は以下のとおり:
①大きな別荘地であることのメリットが多い。管理費が安く、管理体制が効率良く、しっかりしている。
②鹿島リゾートの運営、三井の森が販売代理を務めるという大手の安心感(とりあえず。世の中今や何が起こるかわからない)。
③アクセスが便利で、かつ途中の道や景色が魅力的。
④ディベロッパーが良質な計画のもとに開発したので、別荘地としてのデザインの完成度が高い。
⑤森の中に埋もれていて、別荘以外の無関係なものが見えない。かつ別荘地の周囲まで東西南北あらゆる方向に森が広がっていて、森に厚みがある。
⑥クルマで入る道はひとつだけであり、通り抜けは出来ない。
⑦ゴルフ場や新規分譲があり、今も活性が感じられる。しかもゴルフ場が別荘地の入口にとどめられているため、ゴルフ・プレーヤーのクルマが別荘地の中を通り抜けることはない。
⑧建築規制(高さ、形状、色彩、建蔽率、容積率、用途の規制、建築方法)もしっかりしていて、ヘンなものが建たない。むしろ企業の保養施設も含めかなり立派な、デザイン的にも優れた建物が多い。
のっぱらひろしさん、他にメリットはありますか?
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(チェルトの森)
以上、「森の厚みと閉じている感覚」でした。森林派別荘族予備軍の皆さんは、是非のっぱらひろしさんや私の仲間になって下さい。
チェルトの森は管理人さんのおっしゃるとおりの魅力があります。ただバスがなく、そこが難でしたが、いまはそれを理由に検討から外す人はあまりいないでしょう。
管理人さんが言われるとおり、森の厚みがあり、閉じてる感じはチェルトの森にはあてはまります。
しいて問題点をあげれば、関西から遠い。中央高速が南アルプスをトンネルで抜けられればいいのにと思うくらいです。
今日は久々の大和路ライナーに乗ってます。
驚かせてすみません。
バスがない。上槻の木でしたっけ?あそこまで
行かないと、バスはないですね。でも、あそこ
から実際にバスに乗って茅野市街地まで降りて
行く人もほとんどいませんから。便数も少ないし。
あの集落の人々だって結局はクルマです。
秘密の技としては、ちょっと頼んで、近所の
よしみでゴルフ場の送迎バスにチェルトから
バス停まで乗っけてもらう、という手があるみたい
ですが。
関西から遠い。それは仕方ないですね。むしろ
エコーラインで楽になったことを喜びましょう。
確かにアルプスを抜けられれば楽ですね。
私も神奈川県内の移動にいつもやたら時間を
とられます。江の島から相模湖までのトンネルを
つくってもらいたい。
関西からだと、岐阜県や信州でも木曽の方だと
ちょっとは近いですかね。私の好きなのは
開田村。のんびりして田舎で、いいです。