八ヶ岳西麓原村の標高1150mあたり。エコーラインの途中から、東(阿弥陀岳方向)へ上がってスグのところ、森と田園風景が広がる上里(地名)に老舗紅茶店DADAはある。店主夫妻も転入組である。原村の山荘に通うようになって以来、何度この店を訪れたことだろう。1980年代には英国に住んだこともある私だが、意識して自ら紅茶をいろいろと試すようになったのは、ずっと後のこと、このDADAを知ってからだ。
紅茶は誰でも淹れられる。ティーバッグでも飲めるしリーフティーだって誰でも飲める。しかしながら外で紅茶を飲んで「美味しいなあ」と思うことは少ない。少なからず「自分は紅茶が好きだけど、外で飲む時はコーヒーを飲む」という人がいる。コーヒーははずれが比較的少ないのだ。その点紅茶は店員がプロフェッショナルでないと、色のついたただのお湯となる。私も「これなら素人の私が淹れた方がましかもしれない」ということを時々体験する。

(DADAの入口)
一方このDADAからは、私は多くのことを学んだ。店主夫妻は多くを語らないが、何度も行っていろいろな紅茶を淹れてもらい、それを飲んでいれば、自分の嗜好についていろいろなことを自分自身が認識出来るようになる。どんな紅茶があり、それを自分が美味しいと感じるのはどういう状態で淹れられた時で、自分が好むのはどんな紅茶で、どういうシチュエーションならどういう紅茶を自分が欲するかもわかる。そういうお勉強をこの10年間でさせてもらったと思っている。
自宅あるいは山荘で私が飲むのはほとんどストロング・ティーに属するものだ。紅茶の濃さの表現として、「紅茶の中でスプーンが立つ」というのがあるが、そうした感じで濃く出してミルクをたっぷり淹れて飲む。ジョージ・オーウェルが書いた紅茶の淹れ方についての11箇条は、その中には異論も出るであろう項目をいくつか含む。そのひとつに「紅茶はインド産かセイロン産に限る」という項目がある。オーウェルはインドやセイロンの紅茶をとにかく濃く出してミルクティーで飲むということを信条としていたようだ。たまにはキーマンやラプサン・スーチョンを飲むことがあってもいいのではないかと私は思うし、私自身は産地にこだわるつもりもないが、そんな私も通常自宅や山荘で飲むのは、オーウェルが好んだような類の紅茶である。

(新規に増設されたサンルーム)
ご覧の缶はTaylors of Harrogate社のYorkshire Goldである。DADAで買える。よく他社のものでEnglish Breakfastとかその手の名前で売られている茶葉があるが、それに近い。濃く出して、たっぷりのミルクとともに飲む。日常使いに最適なようにブレンドが適度に施されているお茶だ。昔食べたキャドバリー社のキャンディの缶を思い起こさせる絵が描かれていて楽しい。

下の画像は同じ紅茶のエコパック(袋入り。左画像)とその茶葉(右)。Taylors of Harrogateはイングランドにある紅茶他様々な食料品を取り扱う会社であり、お菓子も生産して自社で販売、ティールームで供するとともに、世界の総代理店にそれを卸している。
DADAはあのホテル「リッツ・カールトン」とともに、日本には数少ないTaylors of Harrogate社の紅茶を取り扱う販売店のひとつなのだ。DADAで紅茶を飲むもよし、茶葉を買うもよし。
食べ物飲み物も文化の中の最重要ファクターのひとつだ。それを味わい、理解し、その背景や歴史まで考えるようになるには基礎的知識と修練が要る。本を読むのも、自分で試してみるのも、人から教わるのも重要なことだ。DADAを訪れて、いろいろなことを知るのもそうしたことの一助となろう。

DADAの営業内容、所在地、連絡先等を知りたければ、私のブログより、DADAのHPをご覧になった方が早い。紅茶(いろいろある)も食べ物もあり、茶葉は通販も可能だ。下のURLをクリックすれば入れる。
八ヶ岳紅茶倶楽部DADA
ホームページ:http://www.lcv.ne.jp/~dadaclub/
紅茶は誰でも淹れられる。ティーバッグでも飲めるしリーフティーだって誰でも飲める。しかしながら外で紅茶を飲んで「美味しいなあ」と思うことは少ない。少なからず「自分は紅茶が好きだけど、外で飲む時はコーヒーを飲む」という人がいる。コーヒーははずれが比較的少ないのだ。その点紅茶は店員がプロフェッショナルでないと、色のついたただのお湯となる。私も「これなら素人の私が淹れた方がましかもしれない」ということを時々体験する。

(DADAの入口)
一方このDADAからは、私は多くのことを学んだ。店主夫妻は多くを語らないが、何度も行っていろいろな紅茶を淹れてもらい、それを飲んでいれば、自分の嗜好についていろいろなことを自分自身が認識出来るようになる。どんな紅茶があり、それを自分が美味しいと感じるのはどういう状態で淹れられた時で、自分が好むのはどんな紅茶で、どういうシチュエーションならどういう紅茶を自分が欲するかもわかる。そういうお勉強をこの10年間でさせてもらったと思っている。
自宅あるいは山荘で私が飲むのはほとんどストロング・ティーに属するものだ。紅茶の濃さの表現として、「紅茶の中でスプーンが立つ」というのがあるが、そうした感じで濃く出してミルクをたっぷり淹れて飲む。ジョージ・オーウェルが書いた紅茶の淹れ方についての11箇条は、その中には異論も出るであろう項目をいくつか含む。そのひとつに「紅茶はインド産かセイロン産に限る」という項目がある。オーウェルはインドやセイロンの紅茶をとにかく濃く出してミルクティーで飲むということを信条としていたようだ。たまにはキーマンやラプサン・スーチョンを飲むことがあってもいいのではないかと私は思うし、私自身は産地にこだわるつもりもないが、そんな私も通常自宅や山荘で飲むのは、オーウェルが好んだような類の紅茶である。

(新規に増設されたサンルーム)
ご覧の缶はTaylors of Harrogate社のYorkshire Goldである。DADAで買える。よく他社のものでEnglish Breakfastとかその手の名前で売られている茶葉があるが、それに近い。濃く出して、たっぷりのミルクとともに飲む。日常使いに最適なようにブレンドが適度に施されているお茶だ。昔食べたキャドバリー社のキャンディの缶を思い起こさせる絵が描かれていて楽しい。

下の画像は同じ紅茶のエコパック(袋入り。左画像)とその茶葉(右)。Taylors of Harrogateはイングランドにある紅茶他様々な食料品を取り扱う会社であり、お菓子も生産して自社で販売、ティールームで供するとともに、世界の総代理店にそれを卸している。
DADAはあのホテル「リッツ・カールトン」とともに、日本には数少ないTaylors of Harrogate社の紅茶を取り扱う販売店のひとつなのだ。DADAで紅茶を飲むもよし、茶葉を買うもよし。
食べ物飲み物も文化の中の最重要ファクターのひとつだ。それを味わい、理解し、その背景や歴史まで考えるようになるには基礎的知識と修練が要る。本を読むのも、自分で試してみるのも、人から教わるのも重要なことだ。DADAを訪れて、いろいろなことを知るのもそうしたことの一助となろう。


DADAの営業内容、所在地、連絡先等を知りたければ、私のブログより、DADAのHPをご覧になった方が早い。紅茶(いろいろある)も食べ物もあり、茶葉は通販も可能だ。下のURLをクリックすれば入れる。
八ヶ岳紅茶倶楽部DADA
ホームページ:http://www.lcv.ne.jp/~dadaclub/
スコーンを焼く?すごいですねえ。
スコーンは家庭により千差万別と聞きます。
私の自宅は、スコーンを焼くことはないのです。
宅急便で送って下さい。
使ってらっしゃらないウェッジウッドもつけて。
メドーセージと物々交換しましょう。
そういえば、メドーセージが我が住宅街のまた
別の場所で捨てるほど伸びていることを知りました。
宅急便にはスコーン10個にウェッジウッドをつけて下さい。
こちらからはメドーセージ100束贈りますから。
どうもありがとう!
はじめてお邪魔したとき、子供がまだ小さく、ここは幼い子供にはまだ無理かなと思いました。
子供が大きくなると今度は犬連れの身。
そんなこんなで昨年が2度目。
注文にた紅茶は二度ともミルクティ。とても美味しかったです。
我が家にはなぜかウエッジウッドの茶器セットがあります。
スコーンを置く2段の皿も。
でもまだ使ったことがありません。
テレビボード収納の飾りになっています。
スコーンは家族みんな好きなので嫁さんがよく作りますが、なぜかふつうの皿にのせて食べてます。
風情より食い気ですかね。
Taylors of Harrogate社の紅茶