「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

BYND(ビヨンド・ミート)社の株式を安く買おうと思ったが買えなかった@鎌倉七里ガ浜

2021-12-04 12:00:44 | モノ・お金
米国時間で金曜日の朝8:30に11月の米国雇用統計の発表があった。経済統計の中では最も重要視されるものであり、その数値によっては、株式市場が大きく動くのである。

私が3週間ほど前に購入した植物由来の肉製品(「肉製品」と呼んでいいのか?)メーカーであるビヨンド・ミート社の株価は、私が買った後もさらに下がっていた。

エコノミスト達は11月の米国雇用統計が良いものになるだろう(=全米非農業部門雇用者数が大きく増加するだろう)と予想していた。株式市場はそれを織り込んでいるので、もしこれが逆の形(=全米雇用者数の増加が予想よりは少ない)で発表されれば、普通は株価は下げるはずだ。必ずしも想定通りにはならないのが市場の面白いところだが(笑)、まあ、普通は下げるはず。



ということで、下がったところで安く買えるかもしれないという期待があり、野村證券さんに米国の取引時間で金曜日の買い注文を出した。前日の終値より4.36ドルも低い「63ドルちょうどで買えたなら買いましょう」というかなり欲張りな注文だ(黄色い丸のところ)。

結果はダメだった。

私の期待どおりに、米国雇用統計は一般のエコノミスト達の予想よりかなり悪い数値で発表された。新型変異株への懸念もある。それらに反応して株式市場は下げ、ビヨンド・ミート社の株価も下げたのだが、私が期待したほどは下がらず、私の欲張りな買い値までは下がらなかったのだ。

下の画像はニューヨーク時間でまだ午後3:24のもので、市場はまだ開いていたが、金曜日の同社の株価は63.51ドルから68.75の価格帯を推移(黄色で囲ったところ)するにとどまった。


したがって残念ながら私の買値63.00ドルの買い注文は成立せず。

それにしても米国が羨ましい。

コロナ渦で日本以上に悲惨な状況になった米国の中央銀行は、即座に金融の量的緩和政策を開始し、経済を支えた。財政政策の支えもありそれが1年半ほど継続されている。経済は強く反応し労働需要は急回復。インフレ率は高まり、すでに一転、金融引き締めの段階に入った。経済のダイナミズムと言うか、経済が生きているよね。

住宅価格なんてすごい。S&P社から毎月発表される全米の住宅価格指数をセントルイス連銀のホームぺージからダウンロードしてグラフにしてみた。下の青い線(左軸)のとおりだ。本年9月の水準は21年前の約2.7倍だ。



それを年間変化率(右軸)に変換してみた。それがオレンジ色の線だ。年率20%近い上昇が続いていることになる。落ちる時は落ちるが、上がる時はしっかり上がる。

米国よりはるか昔から、日本は超金融緩和政策を続けているが、経済がさっぱり反応しない。金利はずっとゼロみたいなもんだ。財政政策はご存じのとおり引き締まることはなく、ダラダラとバラマキ状態にあるが、結果は日本が世界有数の借金大国になっただけである。どちらの政策も経済を活性化させることは出来ないまま平成は終わり、令和になった。

大きな問題のひとつが日本の雇用制度にあるんでしょうねえ。日本では非正規雇用の存在やそれと正規雇用の格差の問題が指摘されるしそれは確かに問題なのだけれど、正規雇用自体がもっと弾力化されても構わないという覚悟が国民にないと非正規雇用はなくならないし、何より米国経済のようなダイナミクスが日本の経済に生まれないだろう。米国の経済統計で一番注目を集めるのが、いつも非農業部門雇用者数の増減であることや、同様なものが日本で統計として重要性をもって見られないことから見ても、私はそう感じる。

いつまでもスゴロク人事制度(年功序列、終身雇用で定年であがり)あるいはそれに近いものを続けてはいられない。なるべくスゴロクが長く継続できるよう望み、非正規雇用も問題だと嘆いていても、両方どりはもはや基本的にないよ。それに対するいろいろな試みはあるにあるが、あまりに遅いのだろう。


2日前の日本経済新聞が日本の生産年齢人口に関する記事を掲載していた。上のグラフで棒グラフ(左軸)が生産年齢人口(15~64歳)やその他の数を表し、折れ線グラフ(右軸)が生産年齢人口÷総人口の割合を示している。人口全体は徐々に減っているが、その中に占める生産年齢人口の割合は折れ線グラフのとおりで、急減中だ。

このままだと、よほど労働人口一人あたりの生産性が上昇しない限り、日本経済の大きな拡大はない。労働人口を増やすこと(移民とか出生率の上昇とか)、生産性を拡大(デジタル化とかAIとか)すること、あるいは経済構造を変えること(例えば、今回の雇用制度弾力化や産業の転換)が必要みたい。

とまた、本題(ビヨンド・ミート社)から話が逸れた。
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土井善晴先生の「一汁一菜でよいという提案 / シェフィールド@鎌倉七里ガ浜自宅厨房

2021-12-03 00:00:18 | 食べ物・飲み物
関西のアクセントで話す土井先生。

土井善晴が教える人生が楽になるお味噌汁の作り方  

俳優の大泉洋さんがよく土井先生のモノマネをするけれど、私も土井先生のモノマネがしたくなる。

モノマネしながら調理したら楽しいですよ。

「そんな難しいこと考えへんかて、料理なんかすぐできますわ。味噌さえあったらだれかて何かおいしいもん作れますねん」とか言いながら味噌を鍋に入れる、とか(笑)。

Amazonからがなにかが到着。


Amazonが来たら「ボクのものかも💛」と勝手に思うドガティ君。

真剣なまなざし。


想像とは違いましたぁ~。


土井先生の数年前のベストセラー。

「具沢山のみそ汁さえあれば、ええんですよ」と土井先生はおっしゃる。


少々理屈っぽい土井先生。

そこがまた面白い。


具沢山なみそ汁。

「キャベツなんて、ほら、手でちぎったらええんです。不揃いでええんです。それがおいしいってことやから」 ほんまか?(笑)


「楽しい本やさかい、私の著書を買うてね」と土井先生はテレビで繰り返し言う(←ウソ。土井先生はそんな露骨なことは言わない)。


Amazonの中にこの本のカスタマーレビューがあり、それを書いた方はこの本を読むたび泣くらしい。あまりの長文なので一部カットして示す。「・・・」のところは私が省略したことを示している。

私は料理が苦手なのですが、毎日一生懸命、家族の好みに合った肉、魚を使ったご馳走・・・最低でも一時間半はかかります。それなのに家族は、友達や仕事のつきあいで飲食店の焼き肉やお寿司、ご馳走を食べに行き、「久しぶりに旨い物を食った!」と、留守番していた私に話す・・・私の作るものは、所詮お店のものには敵わない・・・と、いつも悲しくなっていました・・・「家庭料理は、素朴で地味なものです・・・普通においしければ、まずはそれでよいのです。」・・・ここで、私はいつも泣いてしまう。悲しいのではなくて、救いを感じるから。土井先生、有難う・・・

土井先生は読者に感動を与える。しかし土井先生なら、このレビューを書いた読者に対して「そんな家族とは別れなはれ」とアドバイスするかもしれないけど。

さて、大きなお椀を出す。なにせ具沢山なみそ汁だからね。


再び、土井先生風に話してみよう。

京懐石。だし入り味噌でええんです。簡単にサッと作らはったら、それでええんです。


西友の豚コマ。高い肉なんて買うことあらへんのです。


「ボクも、それほしい」


ナスかて1本もあったら十分ですわ。


ナス1本、豚コマ100グラム。どちらもごま油との相性抜群、醤油とも味噌とも味が合う。わずかそれだけ。それがあったら困らへんのですわ。

Taylor's Eye Witnessの包丁研ぎ。ご近所のラ・コッリーナで購入した。 


よく出来てますよ。


この不思議な構成で、包丁をシャープにしてくれる。


シェフィールド(Sheffield)で生産されている。


刃物の街、シェフィールド。行ったことはないけれど、子供の時から何度か触れる機会があったシェフィールド。最初は小学生の時である。「シェフィールドの少年たち」って児童小説を読んだと記憶している。その後中学生になって世界地理の時間に「シェフィールドは刃物の生産が多い」と習った。その後フルモンティって映画があって、その舞台がシェフィールドだった。さらにその後ロンドンに出張に行った時にセルフリッジズ(百貨店)でシェフィールドで生産された包丁をおみやげに買おうとしたら安価なものが多くて、高級なものと言えばフランス製ばかりが多く売られていて、結局フランス製を買って帰った(笑)。そして今久々にこの包丁研ぎでシェフィールドと対面だ。

私の人生の途中で何度か出て来るシェフィールド。そういえば最近シェフィールド育ちっていう英国人に会ったな。

再び土井先生風に行こう。

それでや、シェフィールドの包丁研ぎで包丁研いだら、ネギをスパッと切ってしまいますねん。


取り出したのがごま油。ごま油ってのは反則ですわな。これ使うたら、何でもおいしなる。


豚コマかて、おいしなる。


犬かて、飛んだ油を舐めに来ますわ。


ナスがまたごま油をよーーけ吸います。そこがこの具沢山みそ汁をおいしくするポイントやと思いますわ。


醤油もちょっと垂らしましょ。

なんぼ具沢山や言うても、みそ汁って、なんかちょっと寂しいでっしゃろ? 

そやからレモンサワーを出して来ますねん。これでキッチンにパアッと陽が射したみたいになりまっせ。


ちょっと酔いながら「よいよいよい」なんて声に出してからだ傾けて、キッチンに立ってはったら、そら、楽しわぁ~。

ごま油ごと、炒めた豚もナスもぜーーんぶみそ汁に突っ込んでええんです。これでええんです。


自作のちりめん山椒かて、ぎょーさん作ってあるさかいに、これを出して来て食べましょ。


どないです? おいしそうでっしゃろ。


鍋の中のもん、そろそろ引き上げまっせ。

まずは具や。みそ汁の具。ナスに豚ですわ。おいしそうでっしゃろ。


みそ汁かけて、ネギ入れて、七味パラパラさせましょ。


これでええんです。

日々のごはんはこれで十分なんです。


ちりめん山椒をご飯にのせて。


具沢山のみそ汁。ごま油に豚にナス。これ以上はないっちゅう美味しさですわ。


具を楽しんで、ちりめん山椒で炊き立てごはんを楽しんで、最後はねこまんまですわ。

これ、外のお店ではやらん方がええと思いますけど、そんなん自宅やったらかましません。好きにしはったらよろしやん。


「ボクかて、それ欲しいねんけど・・・」


「イヌかて、具沢山のみそ汁を食べる権利があるはずやねんけど・・・」

それにしてもこんな簡単な食事かて、なんで洗いもんがいっぱい出るんやろか。


やっかいやわ。

何したかて、洗いもんは出るんやね。


 
 
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フラワー・アレンジメントフラワーも冬らしくなるがちょっと見、鳥の巣みたいな・・・@鎌倉七里ガ浜

2021-12-02 12:00:33 | 内装・インテリア
トニー・ベネット翁がカウントー・ベイシー楽団と共演したジャジーなクリスマス・アルバムから、My Favorite Things♪


オシャレだねえ。あのサウンド・オブ・ミュージックの中の曲のうち、もっともいろんな歌手に歌われ、演奏された曲だろうね。厳密に言うとクリスマス・ソングじゃない。

ジャズの世界でも取り上げられることが多かった曲である。

JR東海の「そうだ 京都、行こう!」のCMでも繰り返し使われた。

こういう歌をサラリとこなせる男性歌手が、今はなかなかいない。それを引き継いだのはマイケル・ブーブレくらいか。

でもきっと世の中には我々が知らないだけで、たくさんいるんだろうねえ。

庭木に鳩かカラスが作った巣を持ち帰った(みたいな)。


実はこれはリースなのだ。

妻のいつものフラワー・アレンジメント作品だ。

今回は季節的にリース。

でもいかにもクリスマスっていうのよりは、もうちょっと枯れたカントリーなイメージのもので、鳥の巣を模して作ったものらしい。

ちょっと角度を変えても、鳥の巣みたいだよね。


上から見るとこんなの。


細部をお見せしましょう。

黒い小さいのはキャビア・・・ウソ。


黒いのも白いのも、ベリーの一種。

なんだけど、実は本物じゃないんだ。樹脂で出来たフェイク。

信じられる?

この細い短冊みたいなのはバンクシア。


英国の謎の画家みたいな名前だね。

シープホーンのドライもあるね。


クリスマスっぽい細かい仕掛けもあるのさ。

このあたりもそうだ。


我が家は毎年この時期になるといろんなリースが来て、玄関に飾って、1年間飾りっぱなしなのである。

こちらは去年のもの。


本年の鳥の巣を飾りましょう。


これから1年、よろしくお願いします。

毎日外出から帰って来たら、これを見ることになるね。


玄関に置いてあるベンチと、玄関ドアの配置から、やや左に設置された新リース。

二階に上がってみましょう。


玄関を上から見るとどんな具合か?

ドアには袖がひとつ、下の画像で言うと左側についている。

したがってドアそのものはやや右に寄る。


そのドアに合わせると、リースもやや右に寄るのだ。

ベンチが左側に常にあるしね。

先ほどお見せした画像(↓に再掲)で、逆方向から見たリースが、やや左に寄っていたのはそれが理由だ。



こんな感じで取り付けられている。


これからはこれを、鳥の巣君と呼ぼう。

昨年の作品は二階の照明にぶら下げられた。


今年もあと少しだねぇ。

 
 
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毎年この季節に行う私のへんてこりんなシマトネリコの剪定@鎌倉七里ガ浜

2021-12-01 12:00:04 | 
我が家のシマトネリコは変わっている。

普通シマトネリコというと、細く枝をたくさん伸ばし風にそよぐがごとくサラサラなものだ。


しかし我が家のはご覧のとおりだ。

幹は太く、下の方に枝葉はなく、上の方にこんもりと葉が丸くついている。まったくサラサラした感じはない。

下のほうの枝を落とす。毎年秋の終わりにこれをする。


枝が下のほうまであって、そこに葉がいっぱいつくると困るのだ。

それが日光を遮り、木の周囲の芝生が育たなくなるから。

そしてあまり枝を伸ばしていると、なぜか枝葉の中に、鳩が巣を作ろうとするから。

というわけで、我が家のシマトネリコはこんな剪定になっているのである。


幹の周りの枝葉を落とす。

上の方の剪定には脚立が必要だ。


ばっさばっさ落としましょう。


こうする(↓)。


わらっちゃうでしょ。でもシマトネリコは丈夫な樹だ。

来年春にはまたワッサワッサと枝葉が伸びる。

これを片付けるのが大変。


気持ちいい日だね。屋外で作業するのが楽しいくらい。


細かく切って、袋に入れて。


ずいぶん剪定ゴミがでますよ。


もういちど、カット後のシマトネリコをお見せしましょう。


こんな樹なのに、たまに鳩が巣をつくろうとしたりする。


追い出すのが大変。

結構粘り強い鳩たち。追い出してもまたやって来るのだ。でも短く切ってしまえば、やって来ない。


掃除も終了した。


これは心配が少ない樹だ。

勝手に元気に育つ。

我が家のヘンテコリンな剪定の紹介でした。


 
 
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