JALの再建問題がマスコミを賑わしている。今週号のアエラに載っていたため、この話題を取り上げる。
この問題は、中小企業診断士でいうと財務会計の分野である。
JAL、ANAの貸借対照表barancesheet、損益計算書profit&lossはちょっと見はほとんど変わらない。しかし、日本の上場企業の自己資本比率は38%、JALは10%でかなり低い水準。純資産が2千億円、来年3月までに損失が2千億円出ると債務超過になってしまう。上期ですでに 1.4千億円近い損失がでているから、この調子では厳しい。
さらに大問題は「レガシーコスト」、退職給付金の積立不足が3千億円もある。実質すでに債務超過の状態である。これに不採算路線の問題もある。
さらに売上高に対する人件費率は、ANA2.7%、JAL4.7%と2倍近い。JAL退職者の企業年金は、月額45万円だという。
キャッシュフロー計算書では、ANAの営業CFは投資CFと同じくらい、つまり、儲けのほとんどを設備投資に使っている。一方、JALは十分な営業CFが捻出できず、借入に頼っている。
政府のタスクフォースが公的資金を出す際、年金給付水準を引き下げるよう求めたのはうなずける。JALの経営の失敗、支援機構で面倒見るようだが、この後どうなるか・・・
この問題は、中小企業診断士でいうと財務会計の分野である。
JAL、ANAの貸借対照表barancesheet、損益計算書profit&lossはちょっと見はほとんど変わらない。しかし、日本の上場企業の自己資本比率は38%、JALは10%でかなり低い水準。純資産が2千億円、来年3月までに損失が2千億円出ると債務超過になってしまう。上期ですでに 1.4千億円近い損失がでているから、この調子では厳しい。
さらに大問題は「レガシーコスト」、退職給付金の積立不足が3千億円もある。実質すでに債務超過の状態である。これに不採算路線の問題もある。
さらに売上高に対する人件費率は、ANA2.7%、JAL4.7%と2倍近い。JAL退職者の企業年金は、月額45万円だという。
キャッシュフロー計算書では、ANAの営業CFは投資CFと同じくらい、つまり、儲けのほとんどを設備投資に使っている。一方、JALは十分な営業CFが捻出できず、借入に頼っている。
政府のタスクフォースが公的資金を出す際、年金給付水準を引き下げるよう求めたのはうなずける。JALの経営の失敗、支援機構で面倒見るようだが、この後どうなるか・・・
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